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シニアの孤独は避けられない。生まれたときも死ぬときも一人だ。これは運命だと諦めるしか無い。
ただ、一人で生活を始める前までは、夫婦で一緒にいる時間を思う存分に愉しめば良いだけだ。遊び仲間がいれば、生活に潤いが生まれる。遊び仲間がいなくても一人遊びを見つけて愉しめば良い。何もくよくよする必要はない。
一人生活を始めても一人の生活を楽しむ方法を学べば孤独を癒やすことが出来る。孤独は話す相手がいない時に強く感じる。夫婦二人で生活をしていれば、誰かが自宅にいるということだけで孤独は和らぐ。
孤独を意識しないでそのまま受け入れて生活するライフスタイルに慣れるしか無い。子供の頃の一人遊びや若い独身時代の生活を思い出してみる。独身時代はどんなひとり暮らしをしていたかをヒントにして一人遊びを探す。
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60歳代、70歳代、80歳代で肉体の老化が激しくなる。個人差はあるが、全般的に自分の体を自由に動かすことが難しくなる。それに従って生活様式も変わってくる。肉体の老化が精神的な変化をもたらし、残りの人生の時間をどう使うべきかの考え方や価値観にも及ぶ。
69歳になる私の人生は一つの節目にある。80歳まで生きられるかどうか分からないので何に残りの時間を費やすべきか考えるしか無い。今できること、やれることを先に伸ばせない立ち位置である。自営業者として法人向けにサービスをしているが、今後そのサービスを継続すべきかどうかを考えざるを得ない。
心情では法人向けサービスを止めて、C2C向けのサービスにビジネスをシフトしたいのだが難しい。仕事をいつまで続けるか。肉体の老化が仕事にどのように影響するのか。お金を稼ぐべきか、自由な時間を増やすか、生活様式を変える必要が見えている。
老後の生活は階段のように悪く、不自由になって行く!
60歳から70歳の10年間は肉体も精神も若い。健康や体力のことを気にしないで仕事に励める。生活は仕事中心で回る。だが、70歳を過ぎると体力と健康面で異変が出てくる。80歳になれば生活環境を自宅から老人ホームに移すべきかを考え始める。
60歳代の生活スタイル、70歳代の生活のリズム、80歳代以降のライフスタイルをある程度予測して何か事前に対策を立てられるかどうかを考える必要がある。
老化による生活への影響は大きい。
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他界した義父は外出するときに必ずトイレがある場所を確認する。90歳を過ぎた年齢であったため尿漏れは当たり前の状態であった。老いて来ると失禁しやすくなる。そのため、紙パンツをはいている。そんな状況を認識していたので何かもっと便利なものがないかとHealth Care IT展示会(東京ビックサイト)に行ってきた。
面白い道具を見つけた。誰にでも便利で使えるというものではないかもしれないがこの道具があれば助かるという老人男性がいるはずだ。ご紹介したい。
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旦那と違って主婦たちは昼間の時間を仲間と近くのスポーツセンターでテニスレッスンを受けている。旦那方が仕事で飛び回っている時に地域に根ざした奥方交流が花を咲かせている。この交流は旦那方が定年退職をしても変らない。生活パターンは旦那がどうなろうとも変らない。今までの生活が維持できればそれでOKなのである。
会社を卒業して自宅生活を始めた夫たちは妻の生活に入ろうとする。暇がそうさせるのだが、妻の生活は夫禁制になっている。妻の後を追う夫たちは妻から嫌がられる。既に妻たちは夫なしの生活に慣れてしまっているからだ。主婦には主婦の集まりがあり、時間を共有する活動が成り立っている。それを知らない定年退職した夫たち。
主婦たちは旦那たちに朝から家を出て夕方帰宅する生活を強いる。会社員時代と同じ生活パターンをしてもらいたいという。夫たちが妻たちの生活に侵入することを良しとしない。そんな老後環境で夫たちを救う手があるのだろうか。私からの提案が一つある。
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自分の人生はどのようにして終わるのか。誰もいつ終わるのかを知らない。ただ、終わりが来るまで歩き続けるだけ。人生は旅そのもの。人によって旅の長さが違う。幸運にも私の旅はまだ終わっていない。69歳という人生の旅はまだ続いている。
60歳になると老いを意識し始める。心はまだ若いと思っているが、体は老いを感じている。体に老いを感じる変化が起きると今と同じ普通の生活を続けられないのではないかという不安が生まれてくる。10年後に今と同じ普通の生活ができているだろうか。そんな不安がよぎる。9年が経過して69歳になった今、まだ普通の生活は維持されている。60歳代は若いという理由が分かる。
70歳を過ぎて75歳の後期高齢者になったら、多くのシニアは普通の生活を維持できているだろうか。60歳代にやっていたこと、出来ていたことが70歳代になって維持出来ているだろうか。体力と脚力は確実に落ちていることは確かである。老化を体で感じているはず。
70歳を過ぎたらこんな事をチェックする
- 10キロをあまり疲れずに歩けるか?
- 階段の上り下りを問題なくできるか?
- 食べる量が減り粗食になっていないか?
- 自宅で時間をつぶす日が多くないか?
- 新しい事への関心を持ち続けているか?
- 時代を反映する新しい言葉の意味を理解しているか?
- 新しい経験をする活動をしているか?
- 計画を立てて物事を実行しているか?
70歳を過ぎると肉体、精神的に新しい生活の変化を受け入れ難くなる。体力の衰えで今まで定期的にやっていたテニスを止めたり、遠出をしなくなったりする。新しい事に挑戦しようという気力も失せ始める。何もかも面倒に思え始める。頭で分かっていても行動に移せない。そんな状態になる。
体の老いが肉体と精神面でネガティブに影響し始める。60歳の時の私と69歳の今では新しい事をやる気力に違いがある。60歳代の頃は新しい情報を求めて幕張メッセで開催される国際展示会に行っていた。69歳の今は行くべき場所を幕張メッセから東京ビックサイトに変えた。遠出する事が面倒になったからだ。
年齢とともに老いが実生活に影響し始める。
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長年カフェを仕事場として使っていると色々な事が分かってくる。シニアのノマドワーカーとして51歳の時に起業した。オフィスを構える事をせずに居心地の良いカフェを仕事場にして働く事にしたのだが、仕事場として使うカフェには電源アクセス、インターネットアクセス、長時間滞在を許す雰囲気などを求めた。
モスバーガー、マクドナルド、ドトールコーヒー、シャノアール、コメダ、タリーズコーヒー、スターバックス、ルノアールなどを利用しながらどのカフェやお店が私の仕事場として最適であるかを検討した。最終的にスターバックスやタリーズコーヒーのカフェが私の仕事場として最適な環境を提供していると結論した。
私は主にスターバックスのカフェで日中の殆どを過ごす。午前中は、Aの場所にあるスターバックス店、午後はBの場所にあるスターバックス店という感じで渡り歩く。ノマドワーカーとして快適な仕事場を求めると3つのこだわりが生まれる。
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80歳を過ぎ、年金生活で問題なく暮らしていける高齢者は何を生きがいに生きているのだろうか。私も幸運ならば80歳という年齢になれるかもしれない。その年齢になったときに私の生活はどうなっているのだろうか。その人にしかない老いの変化がある!
世の中の高齢者には、目標を持って生活をしている人と何もやることがない人がいる。生きがいがある高齢者は余生を充実させる。暇な時間でつまらない日々を送ることが無くなる。年齢が還暦を過ぎれば、他界するまでの年数がある程度予想できる。私は68歳なのであと20年ぐらいはこの世での生活が出来る可能性がある。それ以上は難しいかもしれない。
余生を楽しむには「生きる目的」を自分なりに作り出すことである。老いてくると生きる目的を見失う感覚を覚え始める。一人になると誰のために生きているのかを問い始める。ただ、一つ言えることは与えられた命という時間を楽しむために使うことである。生きる目的は余生を楽しむためにある。
人生の楽しみを探ってみるとこんなイメージが湧いてくる。
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老人は運動を意識的にやらなくなる傾向が強い。年齢ともに足を使って動き回る事が少なくなり、自宅に隠りがちだ。体を動かさないと血行が悪くなる。血液は、心臓だけに頼って血液を体に送っていない。第二の心臓と言われる「ふくらはぎ」を使って足に流れた血液を心臓に押し上げている。その意味合いで「ふくらはぎ」を使う運動を意識的にする事で血行を改善し、健康を増進させる効果がある。
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人生の大きな区切りとして65才がある。年金の支給が始まる年齢だ。同時に前期高齢者というラベルが貼られる。ぶら下がって働いていた会社から「これまで働いていただいてご苦労さん!」を言われて職場を後にする年齢である。生活に必要な年金が入っても十分な額ではない。65歳以降の老後の生活プランを作らねばならない。出来るだけ楽しめる老後生活プランである。
ワクワクする生活は自分で作っていかねばならない。自分の欲求を1枚の紙に書き出してみる。すぐに実現できるものから夢のように感じるものまで何でも良い。書きながらワクワク感を感じ始めれば、それを実現するために何をすれば良いかを考える。
新型コロナ感染で今までの生活様式や常識が急激に変わった。マスクはもう必須ファッションアイテムになった。コロナ禍が落ち着いてきてもインフルエンザと同様に自分たちの生活で共存することになる。シニアにとって新型コロナ感染は怖い。最悪死ぬことになる。
旅行に行くことが今まで以上にワクワクするかもしれない。普通にできたことがコロナ災いで出来なくなるとそこに価値が生まれる。自分の体を自由に使える年齢は75歳ぐらいかもしれない。70歳から80歳の10年間は免疫力低下で襲ってくる病魔との戦いになる。運が良ければ80歳まで生き延びれる。元気でいるうちにワクワクする事を先に味わっておかないと損をする。
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70歳を越えると仕事をやめて年金生活に移る人がほとんどのようだ。この時までにある程度の貯蓄をして置かないと経済的に困ることになる。収入が止まり、年金と貯蓄の取り崩しが始まる。健康であれば、遊びや趣味に没頭できるかもしれないが、多くは医者とのデートに忙しくなる場合が多い。60歳代と70歳代では、ライフスタイルが変わる。
働かなくても食べていけるシニアならば、他界するまでの自由な時間をどう使うかで頭を悩ます。仕事を辞めてからの人生設計は、70歳になる前までに計画しておく必要がある。やりたいことリストを作り、一つずつやって行く。それを一人でやる場合と夫婦でやる場合を分けて暇な時間を出来るだけ無くす工夫をする。
老いが風貌に現れやすくなるのが70歳代である。身綺麗にしておくと周りに良い印象を与える。先程、電車の中で見かけた75歳過ぎの御婦人は綺麗なショートカットで眉毛と目の化粧を目立つようにしていた。マスク美人のメリットをうまく利用している。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。