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メールマーケティングとメルマガ

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AOL 2100万人に到達できるメールの条件 プリント メール
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2006/05/27 Saturday 10:26:41 JST
Google の Gmail サービス開始以来の話題が、 米国の ESP(Email Service Provider)業界で駆け巡っている。

AOL が、 Goodmail Systems 経由のメールをそのまま受信者のメール箱に届ける、 というものだ。 本来ならば、 スパムフィルターを経由してメール箱に届くことになっているのだが。

AOL が Goodmail Systems 経由のメールを受信者のメール箱に直送させる裏には、 課金型メール受信の仕組みがある。 ESP 企業は、 Goodmail Systems に初期設定料金と0.25セント/メールを支払うことで、 AOL のユーザーにメールを直送できると言う仕組みだ。

ただし、お金だけ支払えばどんなメールでも直送させるかと言えと、 そうではない。 AOL が実施している「強化されたホワイトリスト」(Enhanced White List)の条件と同等のものを満たしていないとダメだ。

ESP 企業にとって AOL は、避けて通れない市場だ。 2,100万人のユーザー市場にメールを送信したがっているクライアントが多いからだ。 クライアントの メールを確実に届けられるかどうかで、 ESP 企業の評価が決まってしまう。

●AOL 2,100万人に到達できるメール(ESP 企業)の条件

(1)オプトインで取得されたメールアドレスリストであること
(2)潜在顧客の掘り起こしや獲得のキャンペーンメールでないこと
(3)共同メールアドレス登録キャンペーンであるならば、 一度に複数のメールアドレスリストに登録させないこと
(4)US、カナダ国籍の IP アドレスで6か月以上の ESP 企業歴があること
(5)メール解除機能が30日間稼動していること
(6)受信者からのクレームメール数:百万通に対し、2,200通以下であること(受信者の評判がよくないとダメ)

●Goodmail Systems が提供するシステムはどんなものなのか

Goodmail Systems 経由のメールには必ず、 X-header のコードが挿入されている。 X-header のコードが付いているメールを AOL のメールサーバーが認知した時点で、 スパムフィルターを経由しないで直接受信者のメール箱に届けることになる。

X-header のコードはトークンと呼ばれ、 メールごとにユニークなトークンを、 Goodmail Systems とユーザーが追跡できるようになっている。

●Eメールの階層化を促すことになるのか

Goodmail Systems のサービスを肯定する人たちは、こんな説明をしている。 「U.S. Postal Service に対抗する FedEx サービス」であると。 このうたい文句は Goodmail Systems のサービスをうまく表現している。

“If you need urgent, guaranteed delivery, FedEx offers it... for a price.” (緊急で確実な配達を求めるならば、FedEx がそれを提供します。 ただし、それなりの料金で。)

Eメールの階層化は、すでに築かれているという人たちもいる。 つまり、 ESP 企業が提供するメール配信システムサービス自体が、 Eメールの階層化を助長していると言うのだ。

資金力があるクライアントは、 メールが確実に届くメール配信システムサービスを使っている。 資金力がないクライアントは、 単純にメールを配信できるシステムサービスを使っている。

この時点でEメールの階層化は起きているというのだ。 スパムフィルターが当たり前のメール受信環境では、 資金力があればあるほど、 メールの到達率が高いサービスを使用できる。

話を日本のメール受信環境に向けてみたい。

私が10万通のメルマガを読者に配信したとする。 100%メルマガが読者に到達しているだろうか。 5%から10%は、エラーメールとして不達になるだろう。 残りの90%から95%は、到達しているだろうか。

法人企業に配信されているメルマガであれば、 第三者が到達、 不到達を確認できない。 ISP や無料メールサービスであれば、 ある程度確認できるかもしれない。

だが、 AOL のように巨大なユーザー層を持っている ISP が日本では存在していないため、 どれだけの人が私のメルマガを受信しているか、 簡単に確認できない。

スパムメールが日増しに増えて来ている現状を見ると、 私が配信する10万通のメルマガは、 スパムフィルターのため日増しに読者に到達する確率が下がって行くだろう。

日本の ESP 企業は、この時代の流れに敏感になる必要がある。 (執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)
 
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