高齢化した住民が住む大規模集合マンション - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

私が住む大規模マンションは、560世帯だ。建築されてもう22年が経過する。昨年から今月まで管理組合の監査をやっていた。理事のメンバーを見て、皆歳老いてきていると感じた。私がマンションを購入した年齢は39歳だった。マンションの価格が下げ止まりと言われていたが下げ続いた。

でも、タイミング的にその時しかなかった。多くのマンション購入者は30代後半から40代前半であった。今、私を含めて住民の年齢が60歳を越えている。

住民もマンションも高齢化する

22年の年齢のマンション。住民の平均年齢は、60歳前後ではないか。当然、住民の入れ替わりがある。60%以上は、購入した当時の住民だろう。理事が21名いる。その中で一番若い人は、30歳代前半だ。売りだされたマンション価格が30歳代の人でも買えるぐらいの価格になったためだろう。

マンションの住民の若返りは、ある程度、中古価格で進む。引っ越しをする人、会社の倒産でローンの支払いが滞り仕方なく任意売買する人、仕事で海外に駐在するため賃貸にする人、いろいろな理由で住民が入れ替わる。

マンションは、35年以上大丈夫だと言われる。住宅ローンが35年間になっているからだ。もう、22年が過ぎた。あと、13年経つと住民の年齢が、70歳代後半から80歳代になる。完全に老人のマンションになる。隣人たちは、マンションのリフォームをやり始めている。バリアフリー設計でリフォームをやっている。

駐車場は、住民全員+アルファーの余裕がある。年老いてきた住民は、自動車を手放し始めている。駐車場も空き始めてきている。マンション住民の高齢化で管理組合で取り上げられる議題も変わってくる。体力が落ちたシニアのニーズを拾い上げる議題が出始めている。マンション自体もあと数年で2回目の大規模修繕が到来する。

22年の経過すると部分部分の場所で修繕修理が発生する。建物も老齢化する。多くの集合マンションは、修繕積立金をしているが3回めの大規模修繕時に赤字になると言われている。私達が住むマンションは大規模であるので積立金の金額も大きい。なんとか、3回目の大規模修繕でも積立金だけで賄われるようだ。

その頃は私の年齢も75歳を過ぎているだろう。多くの購入時の住民は70歳を越えているだろう。収入も年金以外にないかもしれない。経済的な余裕は、少なくなる。

収入が限られる高齢化したマンション住民の問題は、至るところの集合マンションで増加するだろう。建物の修理修繕が行き届かなくなり、マンションが機能しなくなる。マンションを購入するとき、良く噂されたことは、マンションの修繕積立金の金額が高いマンションを購入すべきだということだ。

マンションの修繕積立金が高いとマンションを長期に維持できる。

安い修繕積立金のマンションは、2回目の大規模修繕時で赤字になり住民全員が自腹を切ることになる。3回目の大規模修繕は、最低限の範囲で終わるというか、積立金の範囲で終わる。

高齢化した住民も集合マンションもまともに維持ができなくなる。老齢化による不自由さが住む環境でも同時に起きてくる。

少子高齢化で空き家が増加している。集合マンションも賃貸マンションも空き家になってきている。10年先のマンション生活を予測して今から何ができるかを考える必要がある。

ライフサポートシステムの視点で考えると、(1)電気、水道、ガス、下水関連の維持、(2)交通の利便性、(3)お互いを助け合う住民コミュニティ活動、(4)何かの時の医療機関など環境が整っていれば、なんとかなるかもしれない。

 

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