60歳過ぎの人生は新世界だ! - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

60歳になったときに人生の大きな節目を迎える。社会は、還暦を迎えた人を別の目で見始める。お仕事、ご苦労さまでしたと。定年退職で組織から解き放されて自由に自分の人生を送る機会が与えられる。表向きはそうなんだけれど・・・と戸惑うシニアが多い。

会社員で人生を過ごして来た人は、ところ天のように会社から押し出される。新卒の新入社員が会社で働き始めると同時に古株の社員が会社から定年退職で押し出される。

リストラや独立で一足先に自由な世界を泳ぎ回っているシニアは、60歳を迎えてどう感じるか。定年退職した会社員と同じ感じ方をするだろうか。 

51歳で独立した私の人生

自分一人で生活費を稼ぐ人生は、明日が見えていない人生である。新世界が目の前にある感じだ。自分の考えと行動で目の前の世界が変わっていく。すべてが自分の行動で結果が生まれる。自分で自分の世界を作っているように見える。

他人から見れば危なっかしい人生を送っていると見えるだろう。新しい世界では、自分で動いてみなければ分からないことだらけだ。新しい発見がたくさんある。今までの埋め込まれた常識と違った世界を発見する事が多い。社会を動かしている政治家や経営者の隠れた動機もはっきりと見えてくる。

会社員でいた時は、大きな豪華観光船の中だけの世界で人生が回っていた。大海の海の上で浮かんでいる船を意識する必要があまりなかった。

一人で大海に小舟で出港すると大海の凄さを肌で感じる。自分一人で生きていないことを肌で感じ始める。危ない目に有っても「捨てる神ありならば、拾う神あり」の現実を味わい始める。

どうして今まで自分一人の労働で生活できてきたのか不思議でならない。誰かが見守っていてくれているのだろう。危なくなったら、お客を紹介してくれる知人が現れる。そんなことが何度も起きると神の存在を信じ始める。新世界には、神という存在が現れやすい。

会社員は、組織の歯車として生かされている。歯車だけでは生きていけない。現実の世界を自分の肌で感じられない。お金は、銀行口座に毎月同じ金額だけ振り込まれる。稼いだお金を手にする感覚もない。自分で売上収支を計算して来月の生活を悩む必要もない。

大きなリスクは、雇用者の会社が受けてくれる。雇用されている社員は、そのリスクを感じる必要がない。

60歳を過ぎた会社員は、今まで会社がリスクを背負ってくれた分を自分で背負うことになる。60歳で定年退職しようが、65歳で会社を退職しようが直面する世界は今までの世界とは全く違う。

新しい世界を英語で "Brave New World"と言う。

新しい世界では勇気が求められるということだ!65歳で年金を受給し始めても新しい世界は変わらない。自分次第で世界がどんどん変わっていくからだ。自分の世界を以前のように会社が用意してくれない。自分の世界は自分で用意しなければならない。

会社の中で受けていた生活の利便性はない。気楽に無駄話をする同僚もいない。毎年給与が上がる特典もない。年金額は変わらない。変化を自分の世界にもたらすためには、自分でその変化を作り出すしかない。自分が自分の世界の中心になる。

自分の行動とアクションで自分が望む変化を自分の世界にもたらす。還暦を過ぎたシニアは、全員がこれを意識して生きていかねばならない。誰かが何かを自分のためにやってはくれない。住み難い世界ならば、自分で住みやすい世界に変えていかなければ世界は変わっていかない。

何度も試行錯誤をしながら、後で後悔するような失敗を味わいながら、リスクを回避する生活環境を自分で作っていく。日々の売上や収益を増やしたければ、手にあるリソースと時間を使って知恵を働かせながら出来ないことに挑戦する。 

全てがやってみないと分からない新しい世界に住み始めたからだ。Brave New Worldは自分で築いて行くしかない。