老後一人の生活になったら何をする? - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

誰もが心配する事が有る。伴侶が先に他界すると老後は一人の生活になる事だ。一人の生活は、おしゃべりする相手がいない生活だ。一緒の食事も楽しめなくなる。これは、避ける事が出来ない運命だ。動物の世界で起きている。男性60歳の死亡率、0.675%; 65歳、1.129%; 70歳、1.751%; 80歳、4.850% で急増する。女性は、80歳で2.366%、90歳で9.666%と跳ね上がる。(参照:厚生労働省:平成27年簡易生命表

老後お一人様の生活になるのはご婦人方が多くなる。一人で老後を生活する人たちは、どのような生活をして余生を楽しんでいるのだろうか。個人差があるだろうが、知られていない世界だと思う。

一人生活は独身時代しか経験が無い。そんなシニアが多いのでは?

私は男性であるので女性の一人生活については想像の世界でしかない。カフェで一人寂しくコーヒーを飲んでいる老婦人を見るが、それ以上は分からない。女性は男性と違って気楽におしゃべりが出来る友達が出来れば、寂しさを吹き飛ばしてしまう感じがする。男性は、そんな事は出来ない。おしゃべりが好きなシニア男性は芸能人の「さんまさん」しかいない。さんまさんと私は同じ63歳だ。63歳のシニアの気持ちは分かる。

一人の生活になったら、自宅に帰っても待っていてくれる人がいない。自宅は自分が帰るまで電灯が付いていない。ペットがいれば、ペットが待っていてくれる。暇な老人は、昼も夜も一人で時間を潰さなければならない。話す相手もいない。1日中、会話が無い生活が続く。精神的に参る人が多いのが分かる。

老人は、ネット経由で新しい会話相手を探す事が出来ない。若者たちは、SNSでテキスト会話を楽しんでいる。音声による会話よりもテキストによる会話の方が楽なようだ。同じ事はシニアには無理だ。

20歳代、30歳代の独身時代は、社会をまだよく知らない。新しいことだらけだ。自宅のアパートに帰るのはいつも夜遅い。寝るだけの目的で帰る。昼間は仕事で時間が取られ、夜は可愛い女性との出会いを求めて遊ぶ。友人知人と食事をしながらお互いの近況を話し合う。自分の将来を想像しながら未来を夢見る。そんな楽しみがある。

60年以上の人生経験がある老人たちには、若者たちと同じような夢と出会いが見えていない。待っているのが分かっているのは、いつ別世界に旅立つのかという事だけだ。人生100年と言えども残りの人生を本当に楽しめる時間は神から頂いた肉体がいつまで自由に使えるかだ。

年齢が80歳を過ぎると五感の機能が劣化してくる。味覚、嗅覚が衰えて来ると美味しい料理やお酒の味が分からなくなるという。美味しい料理を食べるという楽しみを失う。筋肉が衰えて来ると旅行にも行けなくなる。自由に旅に行ける体さえあれば、一人者同士の旅行パッケージに参加して新しい出会いと会話が楽しめる。

時間との戦いで若いうちに、体がまともに動いている時にやりたいと思っている事をやるしかない。老後の生活は、長年乗り続けたポンコツ車と同じようになる。体の至る部位で故障し始める。一人の生活を楽しむにしても普通の生活が出来る体を維持していなければ意味が無い。それが大前提になる。

何かに夢中になるモノを見つけてその延長線上にいる人たちと交流してシニアなりの老後を楽しむしかない。夜は一人寂しくネット友達と会話して近況報告を交わす。ペットがいれば、ペットに話しかけて自分の世界に入り込む。

92歳になる義父がなぜ一人で生活を続けるのか。自分のプライバシーが保てて、好きな事が自宅で出来るからだ。子供の家族と一緒に生活をすると言う選択があるが、生活する環境が変わり、子供の家族に気を使いながら生活するのが面倒で負担になる。

一人で生活できるうちは一人で生活したほうが総合的に考えて楽だろう。

この記事「老後一人の生活になったら何をする?」のポイントは、

  • 誰もが心配する事が有る。伴侶が先に他界すると老後は一人の生活になる事だ。一人の生活は、おしゃべりする相手がいない生活だ。一緒の食事も楽しめなくなる。これは、避ける事が出来ない運命だ。
  • 一人の生活になったら、自宅に帰っても待っていてくれる人がいない。自宅は自分が帰るまで電灯が付いていない。
  • 何かに夢中になるモノを見つけてその延長線上にいる人たちと交流してシニアなりの老後を楽しむしかない。

 

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