義父、長生きは決して幸せではないと言う・・・孤独、友達が他界 - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

92歳になる義父の親しい友人がまた他界したと老健施設に入居している義母に話していた。彼の友人で生存している人は、あと一人だけになった。それも認知症を患っているため話も普通にできないという状態だそうだ。長生きをしても友人、知人が先に他界していくと一人この世に取り残されたと考え始める。

彼はまだ私達の介護支援を受けながら一人で生活を自宅でしている。彼は彼なりに自分の余生を楽しもうとしているが、訃報の連絡があるとやはり気が落ちるようだ。どんなに仲の良い友人、知人がたくさんいても自分が長生きをしていくと徐々にこの世から消えていくと嘆いていた。

長生きを誰もが求めるが孤独を覚悟する必要がある!

老後の生活は、「孤独」をどう楽しむかで幸せ感が変わる。一人で何かに没頭し、喜びを感じる生活のリズムがあれば自分が一人になっても孤独を感じる苦痛に悩まされないのではないか。自分たちの世代の人間が他界していくと他の世代の人達との交流がない老人たちはLonely Crowd(孤独な群衆)になる。

問題はの解決方法は、2つある。

1.若い世代の人たちとの交流を深めて自分より先に他界しない友人、知人を増やす

当たり前なことだが、そんな努力をすれば孤独な群衆から少し離れられるのではないか。年配者が自分よりも若い人たちと交流を深めるには、共通の趣味があると年齢を忘れた付き合いが可能になる。そんなお付き合いを60歳以降から築く努力を始めれば80歳、90歳になった頃にその恩恵が生まれてくると私は思っている。

ただ、出来る人とできない人がどうしても生まれる。

63歳の私自身、親しい友人、知人が誰もいない。その寂しさを仕事や他の組織での活動で感じないようにしている。まだ、普通の生活が出来るからだと健康があるので義父の状態と同じではない。介護支援を受ける体では、自由な生活が自分でできないし、行動範囲が自宅周辺に限定される。もし、足腰が大丈夫であればもっと他の人達との接触や交流があっただろうと思う。

孤独は、他の人との接触が少ないと自分一人の世界に入り、そこで感じることだ。義父が喜ぶことは、孫の次男が時々義父に会いに来てくれるときだ。60年という歳の差があるが、義父は孫と一緒に食事をするだけで気分が良い。他人とは違い親族であるので気が楽なのだろう。自分の娘(家内)の子供であるので小さい頃から彼の成長を見ている。

ただ、

若者は、自分のことで忙しい。祖父と一緒にいる時間は限られている。寂しさを解消する解決にはならない。ボーナスのような喜びだ。最終的に自分の意志で孤独を楽しむことを探すしか無い。自宅でのひとり暮らしは、そんな問題を抱える。

2.同年代が多い元気な老人たちが集まる老人ホームでの生活を始める

同年代の人のほうが共通の体験、時代を経験しているので話が通じやすい。老人は、今のことを話すよりも昔を回顧するおしゃべりを楽しむ傾向がある。介護サービスでデイサービスがあるが、何度も顔を合わしていない限りその場限りの接点でしか無い。義父はデイサービスに行きたいとは言っていない。頭が普通の人以上にしっかりしているため、普通の老人とはちょっと違う印象がある。

知的な老人という感じだ。63歳の私と世間話をしても話がぶれない。最新の社会動向の情報を吸収している。それが、国内だけでなく国外に精通している。知的な老人は、元気な老人が集まる老人ホームに行っても彼と類似な老人を見つけるのが難しい。そんな問題が見える。90歳代で知的な生活を送っている老人は非常に少ない。何処かで妥協しなければ、同世代の老人が集まる場所に行っても孤独から逃れる事は出来ないだろう。

やはり、

老後の生活は、「孤独」をどう楽しむかで幸せ感が変わる。

この記事「義父、長生きは決して幸せではないと言う・・・孤独、友達が他界」のポイントは、

  • どんなに仲の良い友人、知人がたくさんいても徐々に自分が長生きをしていくとこの世から消えていくと嘆いていた。
  • 老後の生活は、「孤独」をどう楽しむかで幸せ感が変わる。
  • 今からできるだけ若い世代の人たちと交流を趣味を通して深める。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。