80歳を越える老夫婦の愛情表現 - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

年齢が80歳を過ぎるとどちらかが老健施設や老人ホームに入居する事になる。肉体の老化、認知症で自宅で生活が出来なくなる。家内の両親は、母親が老健施設でリハビリ生活を送り、父親が自宅で一人生活を送っている。私たち夫婦は、1週間毎に父親の生活支援で1泊2日で横浜から東京まで旅をする。

父親は、一人で老健施設に行けないため、私たち夫婦が自動車で父親と一緒に訪問面会をする。2時間ぐらいおしゃべりをして母親の状況を把握する。父親にとって週に1回の訪問は、妻に対する愛情表現の一部のようなものだ。どの夫婦でも長年連れ添って生活をしてくるとそれぞれの愛情表現が生まれる。 

人生の伴侶ほど身近な人はいない!

一人で人生を送り続けている人にとっては、分かり難いかもしれない。私達夫婦も長年一緒に生活を送っている。喧嘩らしい喧嘩はあまりない。妻は私のことをマインドリーダーのように読み取っているので何も隠すことがない。隠しても直ぐに分かってしまうほど女の感覚は鋭い。

その代わり、私の生活を楽にしてくれる。阿吽の呼吸で物事がスムーズに進むからだ。週末は、一緒に外出する。いつも、一緒に行動するのでお互いが遊び相手である。私は妻のペットであり、妻は私のペットである。相互依存が強い。男と女でお互いの人生を支え合い、楽しんでいる。

結婚するまでは、誰もが独身生活を送る。良い伴侶を探すために色々な出会いを試す。良い出会いがあり、ゴールインした時から本当の人生が始まる。私はそう感じている。

子供を育て終わってから、第二のハネムーンが始まる。今がその時期であるのだが、家内の両親の介護支援が始まってしまった。家内の両親が二人揃って老人ホームに入居できれば、第二のハネムーンを思いっきり楽しめる時間が持てる。

今は、介護支援を必要としている老夫婦(両親)をできる範囲で支援するしかない。いずれ、私達夫婦も同様な運命になるからだ。毎週、義父を義母に会わせるために老健施設に連れて行くのだが、帰りがけに義母が必ず義父にする仕草がある。

義母が生活する老健施設のフロアーから私達がエレベーターに乗るときに義母が義父の手を握るのだ。本来、夫婦は一緒に生活するのが自然なのだが、それができない状況になった時、お互いに会えるときが限られる。いつ、また、再会できるかわからない。そんな思いが義母を「義父の手を握る行動」に駆り立てる。

義父は、もう、92歳だ。元気だが、いつ、他界しても不思議でない年齢である。義母は、86歳で若いから夫の年齢を気にしている。毎週面会に来てもらうことで夫の生存を確認しているのだろう。夫の手を握って肌の温かみを感じ、夫婦であることを確認している。

老夫婦の愛の表現は、週に1回会えるときに手を握ることで実現する。スキンシップは、重要だ。お互いの生存を感じあえる。どちらかがいずれ先に他界する。それまで一緒にいられるだけ一緒にいたいという願いがスキンシップに愛の表現として出ているのではないか。

この記事「80歳を越える老夫婦の愛情表現」のポイントは、

  • 父親にとって週に1回の訪問は、妻に対する愛情表現の一部のようなものだ。どの夫婦でも長年連れ添って生活をしてくるとそれぞれの愛情表現が生まれる。
  • 毎週、義父を義母に会わせるために老健施設に連れて行くのだが、帰りがけに義母が必ず義父にする仕草がある。
  • 義母が生活する老健施設のフロアーから私達がエレベーターに乗るときに義母が義父の手を握るのだ。

 

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