65歳のシニアにとって年金はベイシックインカムなのだろか! - 定年退職後の過ごし方、働き方、起業、筋トレ、お金

フィンランドでベイシックインカムの実験が現在行われている。失業者2000人に月額約7万円のベイシックインカムを支給して対象者の生活がどのように変わるかを確認している。日本の年金は、ある意味、ベイシックインカムに近いものだ。対象が65歳以上という制限があるが、働かなくてもお金が国から貰える。

本来のベイシックインカムは、国民全員に一定額を無償で与えるという仕組みである。生活をするために仕事をするのではなく、人生を豊かにするために働くという方向を目指している。65歳で国民年金を受給し始めるシニアは、月額6万5000円近くを受け取り始める。この金額だけでは生活が維持できないので国がベイシックインカムを開始するときには金額を考えなければならない。または、これ以上の金銭的負担が生活でないようにする必要がある。

国が真剣にベイシックインカムを検討しているかは分からないが、ヨーロッパや米国ではその動きがある。取り敢えず、65歳以上のシニアは年金がベイシックインカムのような感じだ。後は、仕事を見つけて生活する上で経済的な支障がないようにするだけである。

シニアにとって年金は不公平がある!

65歳になって年金を「いただけるシニアともらえないシニア」がある。もらえるシニアにおいても厚生年金保険や企業年金などに入っていれば国民年金にその2つの金額が加算されて支給される。務めていた会社によって違ってくる。年金をもらえないシニアは、年金保険を支払わないできた人たちだ。中には途中で年金保険を支払え続けなくなった人達もいる。

その結果、

不平等な年金支給が始まる。この意味合いでは、年金はベイシックインカムにはならない。ベイシックインカムは誰に対しても平等に一定額を支給するからだ。

「生活するために働く」という意識を持たないベイシックインカムがもらえる時代がすぐに来るとは思えない。シニアは、年金に頼らないでお金を稼ぐという思考を持つ必要がある。65歳から本当の老後生活が始まる。自分の老後生活を快適な生活にするためには、経済的に困らないお金を毎月頂く環境を自分で作る必要がある。

大手企業の定年退職者は、月額30万円以上の年金を頂いている場合が多い。国民年金+厚生年金保険+企業年金の3重建て年金だ。そんなシニアもこれからは、年金以外の収入が毎月入ってこないと手取りが減っていく。国民年金や厚生年金は減額されていき、企業年金は支給年数制限がある。長生きをすればするほど手取りの年金額が減っていく。

年金を受け取っている65歳以上のシニアは、不平等なベイシックインカムを今体験している。不平等でないベイシックインカムが将来始まる前にベイシックインカムの良さと悪さを味わっている。年金だけの生活は、日常生活を質素にさせる。お金がかかる活動も減少する。不自由と不便が伴う生活だ。

資本主義の社会は、これが当たり前であると考える。シニアは歳を取るごとに体が使い物にならなくなる。働きたくても働けなくなる。資本主義の社会は、そんなシニアを置いてきぼりにする。社会保障制度で守られていると言っても誰もそれを保証してくれるという確信を持っていない。財源が不充分であるため社会保障に充分なお金を配分できていない。

国は、国民が生存できる生活を保証するベイシックインカムを不平等な年金を絡めて検討すべきだろう。裕福な資産家に対する資産税がなぜ生まれないのか不思議でならない。貧富の格差をなくす法律や施策がなさすぎる。国力があるうちに将来の仕組みを検討し、準備する必要がある。

私は理想を言っているが、理想がないと理想的な社会制度は生まれない。

多くの年金受給者は、自分たちが75歳以上になって働けなくなったらどうしようかと悩んでいるはずだ。生活保護下になる老人が急増するだろう。生活保護制度が65歳のシニア全員に適用されれば、それがベイシックインカムになる。現実にはそうならないが。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。