世田谷区上北沢駅近くにあるファミリーマートのコンビニ店はスーパーマーケットよりも安い果物や野菜で近くの住民を引き寄せている。先日も大玉のスイカ(山形産)を1580円で買った。スーパーで買えば3500円以上もする。メロンも桃も安い。
このファミリーマートは、近隣の高齢者住民に人気がある。スーパーは線路をまたいでいかねばならないし、開店が午前10時だ。コンビニは朝早くオープンし、線路を渡らないでも安い果物や野菜が買える。この利便性を上手く使って高齢者が多い住民をお店に引き寄せている。
コンビニは老人にとって都合が良いお店
老人のニーズに合わせて安い果物や野菜でお店に来て頂く戦略は地の利点と臨機応変なサービス姿勢で老人客をコンビニに集める。上北沢駅近くのファミリーマートは、重い商品を出前してくれる。大玉のスイカなどは、その対象になる。老人は足が不自由だったりするため、たくさん買ってくれても手で持っていけない。そんな不安を出前サービスで喜びに変えている。
老夫婦の食料は、スーパーマーケットで買わなくても近くのコンビニで用が足りてしまう。必要な日に必要な量だけを買うのにコンビニは老人にとって都合が良い。気の利いた店長が老人のお客様を一番大切に愛想よく対応してくれている。その評判が老人仲間で口コミになり、老人客が増えている。
コンビニは昔の雑貨店になりつつある。コンビニに行けば日常生活で必要な物はほとんど用立て出来るということだ。老人のお客を増やすには・・・
- 新鮮で安い果物や野菜を客寄せ商品として使う
- 老人が持って歩くには大変な商品は後で無料で届ける
- 老人のニーズを聞いて別途用立てる
- 老人との会話を通して人間関係を築く
上北沢のファミリーマートの店長は、上記4点を上手く活用して老人客の数を増やしている。
シニア向けビジネスは、シニアの弱点を助けるサービスがないと成り立たない。日常製品を買いたくても足が不自由なためになかなか買い物に出れない老人が多い。御用聞きや出前サービスは、老人が最も喜ぶサービスだ。
老人との会話があると孤独な高齢者は良い気分転換になる。会話をしたいためにコンビニにやってきたりする。お店に入れば何かを買って帰ってくれる。コンビニは老人の憩いの場書にできれば、喜ぶ高齢者が大勢いる。老人の人口が増えるに従って老人の問題を少しでも解決するサービスがコンビニから生まれてくる。
今に介護の窓口相談も始まるだろう。老人にとって気分の良いお店は、商品価格が高くても利用してくれる傾向が強い。今に老人サービスを充実させるためにアルバイトで老人コンシェルジュを募集するかもしれない。老人のニーズを満たすサービスを提供するコンビニはスーパーマーケットにはない。
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