頭の片方がピリピリ刺さるような痛みは帯状疱疹ヘルペスの疑いがある - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

 

60歳になって初めて帯状疱疹ヘルペスにやられてしまった。免疫力が低下した時に運悪く水疱瘡のウイルス(体の神経節に潜んで暴れる機会をうかがっているウイルス)が暴れ出した。現在、治療中。

帯状疱疹ヘルペスと分かるまで

最初の現象は、頭左半分がピリピリと痛く感じ始める。ピリピリ痛は、手で髪の毛を触った、又は、触れただけで起きる。そして、時々、ズキンズキンという痛みが左頭側に起きる。ズキンズキン痛は、不定期でパターンがない(私の場合)。こんな状況が1週間続いて、突然、左の額に帯状疱疹のような少しピンク色の隆起が現われた。

これを見て、何かがおかしいと思い近くにある脳外科クリニックに足を運んだ。担当の医者は、私の症状を聞いて額の隆起から帯状疱疹ヘルペスではないかと診断してくれた。万が一のことを考えて脳ドック(MRI)を薦めてくれたのでやってみた。60歳だから、一度、自分の脳の中を診察してもらっても良いだろうと思ったからだ。

結果は、脳には異常なし。痴呆症や動脈硬化の症状もない綺麗な脳だと教えてくれた。

すぐに担当医は、自宅近くの皮膚科クリニックに紹介状を書いてくれた。帯状疱疹ヘルペスの治療を皮膚科で受けて下さいとのことだ。抗ウイルスの薬を飲めば、帯状疱疹ヘルペスは治る病気であるとのこと。命に関わる脳の病気でないことを知って一安心。ヘルペスは、私の家族全員が既にかかっていた。これで家族全員がかかったことになる。

皮膚科の医者は、抗ウイルス錠と抗ウイルス軟膏、そして、ウイルスの量を検査するために血液検査をした。結果は、1週間後だという。処方された抗ウイルス錠は、高かった。1錠500円ぐらいする物を1日3回2錠で5日間服用する。バルトレックス錠500mgである。軟膏は、抗ウイルス剤「シルベラン軟膏3%」である。1日朝夕1回ずつ患部に塗る。

抗ウイルスのバルトレックス錠は、ヘルペスのウイルスが増えるのを抑えるだけの効果だそうだ。最終的に自分の免疫抗体がヘルペスのウイルスを殺す役割を担うことになる。つまり、帯状疱疹ヘルペスは自分の体にある免疫抗体が強くなれば自然に治癒するのだが、長い時間がかかるという。同時に、神経痛という後遺症が発生する可能性が高いという。

そのため、出来るだけ早い時期に抗ウイルスのバルトレックス錠などを飲んで早期に治療するのが必須だ。その理由は、ヘルプスのウイルスは、神経を傷つけながら皮膚に浮上し、水疱を作るからだ。だから、皮膚に水疱が沢山出来る前に抗ウイルス剤でヘルペスウイルスが神経を傷つけないように押さえつける必要がある。神経の傷が少なければ治った後の神経痛のリスクが減る。

バルトレックス錠は、即効性はない。細菌を殺す抗生物質の錠剤とは違うからだ。そのため、数日間は痛みが続くと言われる。

この病気が発生して抗ウイルス剤を5日間飲み終わっても痛みは続いた。発生後3週間当たりから徐々に頭の痛みが和らいできている。額に出来た水疱らしきモノも収まってきた。完全に完治するまで1ヶ月ぐらいはかかると思う。皮膚科の医者もそんなことを言っていた。

今回の経験は、次に発生した時に役に立つ。再発はほとんど無いという。但し、免疫力が低下した時再発する。

■帯状疱疹とは(引用先:http://www.ne.jp/asahi/web/oki/health/taijohosin.html

  • 子供の時かかる水疱瘡が治った後、ウイルスが身体の神経節に何十年も潜み続け、身体の免疫力が落ちたときに再び増殖して活動を開始して、神経を伝わって皮膚表面に現れ水疱をつくり症状が出る。
  • 少子高齢化の影響で帯状疱疹が増加している。子どもが減って年寄りが水ぼうそうの患者と接触する機会が減ったためにウイルスに対する免疫力が弱まった結果、帯状疱疹を発症しやすくなったと考えられる。
  • 水ぼうそうが冬に流行るのと反対に、帯状疱疹は夏に増える。水ぼうそうは約90%が10才までに感染するといわれる。
  • 50才から増え始め60-70才代でピークになる。子どもの患者も稀ではない。
  • 大人にうつすことはまずない。但し、水疱瘡にかかったことのない子供にはうつることがあるので注意。
  • 帯状疱疹を発症した人は、数週間以内に脳卒中になるリスクが有意に高くなり、特に、眼の周囲に発疹がみられる場合リスクは3倍になるという。これは、ウイルスが血管壁に侵入し、細胞に感染して血管の閉塞または破裂の確率を高めることによると考えられている。ただし、抗ウイルス治療を受けた患者は比較的リスクが低いとロンドン大学衛生・熱帯医学大学院(LSHTM)が2014年4月発表した。