行動が鈍くなるのは私だけだろうか? - 定年退職後の高齢者の仕事、雇用、健康

私の今日のランチは、OKストアの弁当にした。OKストアで弁当売り場に向かおうとしたら通路をブロックしている老人男性に出くわした。その方は、ボヤっとして何やら考え事をしていたようだった。仕方ないのでちょっと空いた隙間を無理やり通り抜けた。その後の行動を見ていたが、鈍い。スーパーで動きが鈍いと他人に迷惑がかかる場合が多い。

同じことがそごうデパートの食品フロアーでも起きている。手早くテキパキと買い物をしているのは、若い人たちだ。シニアの方は、動きも判断も鈍い。急いでいる時などは、買い物をあきらめて別のデパートに行くこともある。

こんな事を書いている私もシニアなのだが、私よりも鈍い動きをしている。

シニアの行動が鈍くなるのは自然な事!

年寄りになると体の機敏性とバランス感覚を失い始める。若者と比べて歩く速度も遅くなる。気が付かないうちに歩幅も狭まる。体全体の機能が加齢で鈍くなるのだろう。

鈍い動きをしている時は、スマホを見ている時、悩みを抱えて考え込んでいる時、気が歩くこと以外の事に向かっている時などだ。気が特定のものに集中していると他の出来事が周りに起きているのが分からない。一般の人の行動が鈍くなるのはこんな理由ではないか。

これが年寄りになると体の機能の劣化から来る。素早く自分の体を動かす筋力とバランス感覚がない。62歳の私でも時々よろめく事が有る。体が硬くなり変な姿勢で立ち上がる時だ。椅子から立ち上がる時、両足ではなく片足で立ち上がってみればその現象を体験できる。

60歳代、70歳代のシニアは椅子から片足で立ち上がろうとすると足の筋力不足でよろけて立ち上がれない。筋力とバランス感覚がある人ならば、難なくスッと立ち上がれる。

老人はこれに視野や難聴の問題が加わる。自分の周りの情報を素早く察知する機能が衰えて対応が遅くなるのだ。緑内障で右目上部の視野を失っている私は、下を向いて歩いている時、前方から歩いてくる人を察知するのに遅れる。そのため、行動が鈍くなる。

右耳も人の声が聞こえる音域で難聴になっている。視野と音で障害があると若い人以上に周りで起きている事に気を使わないと分からない。最終的には、体全体で感じるしかない。

膝で障害がある老人女性は、歩く事で精いっぱい。膝の痛みを堪えながら歩くので気が膝に行きっぱなしだ。何らかの体の障害がある老人は、気が分散されている。若い人たちは、老人の心情と体の変化を理解できていない。老人たちもわざわざ自分の体の状態を若者たちに話しはしない。

初老である私は、老人たちの心情を自分の体の変化から少しづつ分かるようになってきた。10年前の私ならば、なぜ、老人の行動が鈍いのか想像もつかなかったと思う。