今日は、横浜市立市民病院に行ってきた。大腸内視鏡検査の予約であるが、カプセル内視鏡検査に出来ないかという交渉をした。担当の医者は、なかなか良い返事をしてくれなかった。カプセル内視鏡検査を受けるには、胃カメラや通常の内視鏡検査をやっても分からない場合だけだそうだ。私の場合は、この対象にあたらないという。
大腸内視鏡検査を受けるための準備
担当医になぜ私がカプセル内視鏡検査を望んでいるかの説明をしたのだが、彼女は代案を用意してくれた。私の問題は、大腸内視鏡検査後の不快な体調だ。内視鏡検査中に腸内部を見るため空気を入れる。その空気が検査後のお腹のなかで悪さをするのだ。
空気がお腹から出て行ってしまうまで腹痛を何度も起こす。腹痛が起きたり、治ったり、起きたりの繰り返しで空気がおならとして出て行く。私の場合、6時間あまりかかった。その間中、苦痛との戦いであった。この不快な体験を担当医に話してカプセル内視鏡検査に代えてもらおうとした。
彼女の代案:空気の代りにCO2(二酸化炭素)を使う!
二酸化炭素を空気の代わりに腸内部に入れると時間とともに体が二酸化炭素を吸収していくという。私にとっては、腹痛を軽減できる方法であれば何でも良かった。二酸化炭素を空気の代りに腸内部に入れるやり方は最近の方法だという。担当医にカプセル内視鏡検査がなぜ条件無しで利用できないのかを聞いた。
答えは簡単であった。
リソースがない。カメラで撮影した映像データを分析するための時間が担当医に与えられていない。医者は忙しい。本当に患者の状況を精査しなければ分からないという状況で無いと医者の時間が取れないと言う事だ。特別な事情がない一般の患者からの申し込みを受けていたらとても対応が出来なくなる。担当医の時間のリソースがない。ただ、それだけだ。
その回答を聞いて無理にお願いしても無駄である事が分かった。それで、担当医が提案してくれた空気の代りに二酸化炭素を使うやり方に乗り換えた。
8年前に受けた大腸内視鏡検査と大分今は変わった!
初めて大腸内視鏡検査を受けたときは、朝9時頃に病院に行って2リットルの下剤水を飲み、腸内部を綺麗にする。下処理を病院内でするのだ。2リットルの下剤を飲みながら排出される液体の色が透明になるまで下剤を飲み続ける。2時間ぐらいかかる。排出された液体が透明に近くなったら浣腸をする。この時点で初めて大腸内視鏡検査の下準備が終わる。
今回は、自宅でこの下処理をすることになった。冒頭にある下剤液体キットを検査の当日午前8時から10時までに飲み干して排出される液体が透明になるまで飲む。午後14時頃に病院の内視鏡センターに行き、内視鏡検査を受ける。この時までは、水やお茶などを飲んでも良いという。 浣腸をするという最後の下処理が無くなった。
内視鏡検査は、1時間から1時間半ぐらいだそうだ。何か問題があるポリープなどが見つかったらポリープを検査のために切り取って良種か悪種かを判断する検査をする。検査が必要になった時点で何らかの内視鏡処理が必要な場合、2回目の内視鏡検査となり、内視鏡でポリープ切除作業が始まる。検査などが必要ない場合は、担当医との結果報告のみとなる。
結局、大腸内視鏡検査を終えるまで午前と午後が使われてしまう。
検査は1ヶ月先なので二酸化炭素を使った方法がどれだけ検査後の腹痛を軽減してくれるかを知るのが楽しみだ。