どんな時に孤独がシニアを襲うのか? - お金、筋トレ、健康、仕事

長生きをすればするほど世代の経験を共有する人が少なくなる。共通の話題で共有感を味わえなくなる。孤独は、同世代の友人・知人が居なくなり始めてから始まるのかもしれない。

孤独のピークは、長年の伴侶が他界した後だ。これも致し方ない運命だ。孤独は必ず誰にでも訪れる。

一方で孤独を愛する高齢者たちも存在する。何か一つに熱中、没頭するものがある高齢者たちだ。研究家と言われる人たちが典型的だ。孤独を蹴り飛ばすほど取りつかれるモノがある人は幸せだ。芸術家などはその事例ではないか。

私の家内は、ピアノを小さい頃からずっと学んでいる。今もピアノの先生に師事しながらピアノを学んでいる。ピアノは、彼女にとって別世界になる。音楽家も孤独を吹っ飛ばすぐらい没頭できる物を持っている。

何もやることが無くなった心の隙間に孤独はやってくる!

私の義母は、週4回介護施設のデイサービスを利用している。デイサービスセンターでは、老人学校と呼ばれて良いほど1日のカリキュラムが作られている。介護施設で生活をしている老人と一緒にデイサービス利用者は、1日のスケジュールをこなして行く。

老人に暇を作らせない!

裕福な環境で生活をしている老人ほど孤独が頻繁に訪れる。生きて行く上で心を悩ませることが経済的にないからだ。何もしなくても生きて行ける。何もしていない生活には、孤独が喜ぶ心の隙間が広まる。

孤独は、すべて自分が作り出す!

自分が置かれている状態をどう感じるかで孤独が生まれるか、生まれないかが分かる。私が毎日やっている仕事が無くなったら、孤独が自分の心に広まって行く。それを自覚している。私にとって自分の精神状態のバランスを取るために仕事がある。

昨日、私が参画している経営支援NPOクラブの総会に出席した。110名ぐらいの老人たちが総会に集まった。活発に活動しているメンバーほど経営支援NPOクラブに入り込んでいる。組織の中で協力しながら自分が出来る事を活かしている。私のように専業があるメンバーは、NPOクラブの活動に時間を割く事が出来ない。

平均年齢70歳代のメンバーのほとんどは、これといった専業を持っていないため、何かに没頭できる仕事を探している。NPOで活発に活動できているメンバーは、仕事に没頭することで孤独を吹き飛ばし、一緒に働くメンバーと親密になる。共通話題も生まれる。老人の孤独を忘れる場所を探し当てた感じだ。

老いて来るとマルチに物事を行えなくなる。並列に作業を処理する能力が衰える。若い頃は、会社でマルチで働かないと作業が終わらないという環境に落とし込まれる。自然とマルチで作業が出来るようになる。それを行える適応能力もある。

64歳の私は、残念ながら2つの事を同時にやれない。一つの事に集中しないと事を終わらせられない。老人の弱さは、そんなところに出る。ある意味では、何か一つの事に集中させる作業を与え続けられれば、孤独が入り込む隙間を生ませないという事だ。

60歳代の夫婦の間でも孤独が生まれていると聞く。定年退職後離婚する夫婦が多い。そんな夫婦ほど、今までの夫婦生活に孤独の世界が広まっていた。二人で生活をしても一人で生活をしているような感じが続いていたのだろう。会話も笑いもない生活はつまらない。

何かに没頭できる事を今から育てる事で孤独対策が成り立つ。

 


my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。