シニアがインターネットを使い始めるとオンラインショップで買い物をやり始める。多くのオンラインショップは、クレジットカードでの決済を求める。シニアの多くは、インターネットでお金を使うというリスクを知らない。
クレジットカード決済での買い物やインターネットバンキングサービスを使うリスク
年金生活をしているシニアが新規にクレジットカードを申請して受け付けてくれるかどうか分からないが、働いていた時に作ったクレジットカードがあればインターネットで直ぐに使える。
銀行はお客さんにインターネットバンキング機能を勧める。インターネットを使い始めた人は、その利便性を売り込まれて使い始める。
クレジットカードとインターネットバンキングは、シニアにとって思いがけないリスクを生む。
私の状況を実例として話したい。インターネットの世界でビジネスをしているのでインターネットのリスクを自分なりに理解している。私が使っているPCには、ウイルス対策ソフトで悪意あるソフトの侵入を防いでいる。それでも、知らないうちにPCにある金銭関連の情報が外部にインターネット通信で流れているかもしれない。
いつも、そんな不安を抱えて仕事をしている。
私が取ったアクションは、2つある。
- インターネットバンキングをしている全ての銀行に電話でインターネットバンキング機能を無効にしてくれるよう依頼した(一つの銀行だけ残して)
- インターネットだけでバンキングサービスをしている銀行の口座からお金を全て引き出した
このアクションだけでPCからもし銀行関連のIDやパスワード情報が漏れても大きな被害に遭わない。お金の出し入れは、現実の銀行に足を運んで行う事をルールにしている。
シニアは気軽にウエブで表示された見知らぬサイトの悪意ある仕掛けに引っかかる傾向がある。メールも同様である。添付されているファイルをむやみに開封する。知らないうちに悪意あるウイルスソフトが自分のPCに入り込む。
PCでインターネットに接続している間にウイルスソフトが外部に情報を垂れ流し始める。その中に銀行関連の情報があれば、危ない。PCには、インターネットで使える銀行関連の情報を入れておかない事だ。
クレジットカードをインターネットで極力使わない事である。使うとするならば、信用度があるオンラインショップだけにする。実際に実在する店舗があるオンラインショップに限定する。メールで届いた有名オンライショップのURLをクリックしない。そのオンライショップのURLを手打ちで記載してサイトに行くか、検索で表示させてサイトに行く。届いたメールが偽物であるかの生が高い。シニアは本物か、偽物かを識別できない。
オンラインで使うクレジットカードは、一つだけに限定する。そのカードで引き落とされる銀行口座には数万円以上のお金を入れておかない。常に少額だけにする。オンラインショップで使っているクレジットカードが不正利用されても被害額が少なく済む。