マンションを購入して22年がたった。子供たちは、巣立ちした。隣人たちは、この数年の間にリフォームを始めた。大がかりなリフォームからプチリフォームまで。大がかりなリフォームでは1000万円以上もかけたという。我が家は、予算的にプチリフォームになるだろう。
20年以上経過したマンションは、壁紙にカビが生えている。カビが見えている部分と隠れている部分がある。床のカーペットもすり切れて見苦しくなっている。浴室なんかは、水回りであるためカビの主が住んでいるだろう。家内は叫ぶ、「今がチャンス、リフォームをしよう!」
リフォームでは大きなお金が動く、それが老後の生活で一番の悩み!
毎日、郵便箱にはリフォーム会社からリフォームのチラシが入っている。20年以上たっている大規模マンションは彼らのビジネスターゲットになる。潜在的なお客は見えている。如何にしてお客を取り込むかだけだ。
チラシだけでなく、直接押し売り電話もかかってくる。家内は奥さん方のネットワークで実際のリフォーム業者の評判を聞いている。リフォームをした奥さんの声が一番貴重な情報源だ。旦那さんよりも奥さんの評価が一番。口コミはリフォーム業者にとって怖い。良い仕事をしないと奥様方から仕事は降ってこない。
リフォームは、マンション購入と同じで一生に一度だろう。プチリフォームにしても数百万円ぐらいは費用が発生する。家電を買うような感じで買えない。シニアのお金の使い方で一番悩むのは自宅のリフォームではないだろうか。
老後の生活が、少しでも快適にするためにはタイミング良くリフォームする必要がある。まだ、寿命があるうちに22年間の垢を取り除くためだ。壁紙が一番優先される。カビ退治である。これは健康に影響するから優先順位が高い。カビは、壁紙で使われるノリを餌にしているのでノリにカビ防止剤が入っていないと駄目なようだ。
次に床のジュウタンと浴室だ。ジュウタンはマンションの部屋全部に及ぶので大がかりだ。まだ、どれぐらい費用が発生するか調べていないが大きな金額になるのではと思っている。浴室も水回りであるので100万円ぐらいかかるかもしれない。この2つは、費用が大きいので時間をかけて吟味する必要がある。
リフォームの4点セットは、(1)浴室、(2)トイレ、(3)キッチン、(4)洗面所である。この4点セットでリフォーム会社がチラシでアピールしている。我が家は、トイレとキッチンは部分的なリフォームになる。4点セットの売り込みは、我が家には適さない。
プチリフォームをするにしても予算を決めなければ始まらない。今年は、長男の結婚式でお金の負担が大きい。老後の資金が枯渇するかもしれない。その分、私が稼がなければ駄目なのだが。稼ぎ続ければ、お金のことは何とかなる。これから子供にかかっていた費用は段々と少なくなる。リフォームで減少する金融資産をそれで一寸づつ増やして行ける。
今年が一番出費が大きい年になるだろう。
来年から減少した金融資産を増やしていける。稼ぎ続けて利益を出し続けるだけで良い。夫婦二人の衣食住で発生する費用は、増えない。贅沢をする必要も無いので普通の生活を維持できれば幸せであると私たち夫婦は思っている。
老後の生活は、お金を稼げるかどうかにかかっている。稼げないと金融資産を取り崩すだけだ。先が見えている。自分でビジネスを展開することで死ぬまで稼ぎ続ける事が可能だ。稼げれば、もっと生活に余裕が出てくる。お金の量よりも精神的な安心感に意味がある。
シニアがお金を使う物は、歳と共に限定される。物を増やすというお金の使い方はしないだろう。
お金は、健康寿命を延ばす活動に使う。自宅のリフォームも対象になる。私は、健康寿命が延ばせれば延ばせるほど働き続けられる。健康食品を食べると言うことではない。健康食品では健康寿命を延ばせないと思っている。体を鍛える事で健康寿命を延ばす。贅沢な生活をして体を怠けさせると健康寿命は縮む。
今年のプチリフォームが終われば、健康寿命を延ばすために何をどうすれば良いかを考えることになる。体を動かして働き続けるのが一番なのではと思っている。