SF小説を読むと将来に起こり得る社会現象や製品などを垣間見える。今、私達が日常的に使っているスマートフォーン端末は私がソニーの新規プロジェクト事業で参画したプロジェクト目標であるディバイスであった。1997年頃である。ソニーとGeneral Magic社、そしてApple。さらに、パナソニック、NTT、モトローラなどがアライアンスを作り同じ目標に向かってディバイスとインテリジェンスネットワークの構築を米国市場で目指した。

私達が今使っているスマホがその当時ソニー、パナソニック、モトローラーが作ろうとした理想のディバイスであったが、コンセプトだけが先に走り技術が追いついて行けなかった為作れず。でも、そんな未来的なディバイスは全てSF小説の中で登場していた。人間の想像力と欲望がそのような端末を構想させる。そして、時間をかけて作り上げていく。

この71年間の間に文明の利器が沢山登場した。私が米国に留学中、パーソナルコンピューターが登場した。日本に帰国した1980年代には東芝がワードプロセサーを販売し始めた。時間の経過でワードプロセサーはパソコンに取って代わり、インターネットと繋がるようになる。有線接続から無線接続に代わり、携帯電話が登場する。携帯電話はiPhoneの登場で類似のスマートフォーンが市場に広まる。

スマートフォーンは進化してパソコンを食い始めた。スマートフォーンだけでパソコン以上の機能を提供し始め、若い人たちはパソコンからスマホ文化に移動した。現在、スマホがないと日常生活を送る上で不都合が生じ始める。私の年齢以上の老人もスマホを持ちはじめ使っている。

SF小説の中には既に予測された現実の世界が描かれている。その意味で私は学生時代からSF小説を好んで読んでいた。特に印象的であったSF小説はアイザック・アシモフの銀河の興亡(Foundationシリーズ)であった。

 

foundation

このSF小説がApple TVプラスでドラマ化されたと聞いてこの1週間の間毎日見ていた。1週間無料視聴サービスをApple TVプラスが展開している。Apple TVプラスのサブスクリプションはPrime Videoのメニューの中にあるサブスクリプション選択でApple TVプラスを見れるようになる。

Foundationのドラマ作品は既に3シーズンになって完了している。1シーズン10話。1話1時間ぐらいのボリュームである。

appletvfoundation

当然、小説の内容をそのまま映像化したのではないが大筋のストーリー展開は同じである。見ていて人生を考えさせられる。心理歴史学で未来の人類を予測できるという。現在の教育機関で心理歴史学を教えている機関は存在しない。

ただ、

アシモフの「心理歴史学」で完璧な未来予測をするのはSFのフィクションである。しかし、「個人の意思はバラバラでも、大衆の動きには統計的な法則がある」という本質は、現代のAIやデータサイエンス、社会物理学の基礎として現実のものになっている。

3 / 208