体が不自由になる年齢になると旅行に行きたくても行けない。自分でもう旅は出来ないと思い込んでしまう。多くの高齢者は、足が不自由になると外に出なくなる。心の中は、自由に外に出て新鮮な空気を吸いたいと思っている。

NHK | 世界ふれあい街歩き 私は、世界ふれあい街歩きの番組を定期的に録画して見ている。まだ、訪問したことがない国の街を紹介してくれる。足が不自由でなければ、こんな国に行ってみたいと思っている人が大勢いるはずだ。そんな人たちのための旅行パッケージがクラブツーリズムから提供されている。

3人に1人が高齢者になる時代がもうやってきている。80歳を過ぎても体力と健康を維持できれば旅行に行ける。自分の足で歩く自由を失ったからもう旅行に行けないと嘆いているシニアが多い。そんなシニアのための旅行支援サービスがある。

杖、車椅子で楽しむバリアフリー旅行

クラブツーリズムが提供するバリアフリー旅行は、自分たちで出来ないことを可能にしてくれる旅行パッケージである。例えば、こんなサービス内容だ。

クラブツーリズムのバリアフリー旅行

国内、海外共通

  • 少人数制の旅行(国内20名、海外15名)
  • バリアフリーツアーに精通した添乗員と共に、バリアフリー対応に慣れたドライバー、バスガイドの3名サポート
  • エレベーター付きのバス
  • 歩く距離を極力短く、バスへ乗り込む踏み台も用意
  • トイレ休憩も1時間から1.5時間に一度用意
  • 重い荷物は全て添乗員が対応

足が不自由でも旅行が出来る仕組みやサービスが探せばある。

介護旅行・障がい者旅行の専門サイト バリアフリー旅行.com

自宅で両親を介護しているシニアが多い。そんなシニア家庭のために介護旅行サービスを提供しているT-LIFEホールディングス株式会社がある。個々のサービス対象者は介護旅行・障がい者である。個人から介護施設までを網羅している。

バリアフリー旅行サイトにはこんな役に立つ情報が掲載されているので参考にしてほしい。

  1. 東京・厳選バリアフリー対応ホテル15選
  2. 関西のおすすめバリアフリー対応ホテル15選
  3. 介護旅行を快適に!要介護者・高齢者向「介護旅行」

HISのユニバーサルツーリズムデスクを利用した旅行

この旅行サービスでは旅行介助ボランティアがある。家族の方を支援する形で一緒に旅行をする。

バリアフリーたびのわのサービスポイント

  1. 専任添乗員が同行
  2. お手洗いの不安は無用
  3. 食事にこだわっております
  4. 杖利用のお客様もご参加いただいております
  5. 同行者が不在の一人旅でも参加ができる「旅行介助ボランティア」制度
  6. 海外旅行限定!自宅⇔空港間のスーツケース宅配サービス
  7. 大好評!イヤホンガイド利用!

NPO法人ジャパン・トラベルボランティア・ネットワーク

NPO法人ジャパン・トラベルボランティア・ネットワークでは、身体の不自由な旅人で、車いすを押して欲しい、手引き介助してほしいなどの旅先介助を必要とする人とトラベルボランティア(TV)のマッチング(引き合わせ)をする。お金をあまりかけられない高齢者は、このNPO法人に一度問い合わせてみてはどうか。

全国バリアフリー旅行情報センター

このサイトはこんな方針でバリアフリー情報を発信している。

「車いす対応のホテル・温泉宿、公共交通機関・観光施設のバリアフリー情報、観光地のバリアフリーマップ等の情報発信で、要介護高齢者及び車いすユーザーの旅行計画をもっと気軽に!」

介護を必要とする両親を旅行に連れ出すときの計画で役に立つ情報が見つかる。

 

結論

何歳になっても旅は良い物である。私は年2回ほど家内のご両親を自家用車で一泊二日のドライブ旅行に連れて行っていた。春と秋である。もう、二人とも90歳を越えているため足が不自由になり始めた。普通のパッケージ旅行では行きたい場所に行けないのでその思いを私たち夫婦が足となって叶えていた。今は老人ホームでの生活が中心で旅行に耐えられない体になってしまっている。

シニアは体力があるうちに、そして、歩くことで不自由しないうちにまだ見ぬ世界を旅で体験すべきではないか。68歳の私でも健康寿命を延ばして普通の生活が出来るための対策を取っている。自宅で普通の生活が出来る健康と体力を維持できれば、旅行は楽しめる。高齢者の楽しみに旅行がナンバーワンになっている。