基礎代謝を刺激する足の筋トレを毎日行うことで体全体の健康を維持する。 老いてくると体を動かすことが面倒に感じ始めるため自宅にこもりがちになる。体の体力と筋力は生活習慣に適応するため筋肉を使わない生活は老人の筋力を衰えさせる。
1週間に1回の筋トレよりも毎日少しづつ行う筋トレのほうが効果が出やすい。若者と高齢者の体は違う。若者の体は週2回のきつい筋トレで筋肉増強を期待できるが、高齢者の体は回復力が遅いので無理をしないで毎日少しづつ鍛え続けたほうが継続しやすい。
私は筋トレ歴が長いのでスポーツジムでの週2回ジムに行く。スポーツジムに行かない日には足の筋トレを行っている。これから足の筋トレを始めるシニアは毎日負担が少ない回数で行うほうが長続きする。まずは大きな筋肉がある足を鍛えることから始める。
老いて来ると座って立つという事が大変になる。手を使わないで足だけで立ち上がれるか試してもらいたい。座ってあぐらをする。上半身を前に倒しながらクロスしている足で立ち上がる。足を鍛えていないシニアは手を使わないで立ち上がれないはず。
シニアの脚力は想像している以上に衰えていっている。
結婚をする時に美貌を優先する男性は、奥さんが40歳を越えた頃に間違いに気がつく。美貌は年齢とともに衰えて変貌していく。ますます美しくなると言うことはなく、むしろ醜くなる。肉体美は老化と同調する。顔は特に嘘をつかない。シニアの顔ほどその人の人生を映し出す。老いても美貌を維持できているシニアはそれを仕事にしているモデル業の人ではないか。
老後の生活は夫婦二人の生活に戻る。それを楽しみにしている夫婦ならば、問題がない。問題は美貌で結婚した夫婦である。若い頃は肉体美でお互いが結びついたが、老いてきて定年退職後に離婚するというケースがある。子供が自立する前まではと我慢していた奥さんが夫の退職で爆発する。
楽しくない夫婦生活を子供のために我慢し続けてきた結果が定年退職後の離婚である。
毎年、健康診断を受けている。横浜市では70歳から通常の健康診断とがん検査がすべて無料になった。2025年1月に有効になる。いつも、12月か翌年の2月に健康診断を受けていた。血液検査で多くの健康状態がわかる。それにがん検査が来年から加わる。
70歳になったら、健康に気をつけろと言われている。体の機能低下が顕著になる年齢だからである。体の調子が悪くなる前に改善できることはするという姿勢と考え方が重要になる。ここに日本生命が調査したシニアの自立度データがある。男性の自立度と健康に関するパターンがある。
男性に3つのパターンが見られる(高齢者約6,000人を約30年間追跡したデータから:日本生命)
75歳過ぎから自立した生活が健康障害で難しくなる。通常の生活は出来るが身体的に不便を感じ始める。生活習慣病から来る病気が免疫力低下で表に出始める。自立した生活が維持できれば、老人ホーム費用もいらない。普通の生活を楽しめる。80歳以降も自立した生活を送られるシニアは1割しかいない。その割合を増やすには自分なりに自立できる健康を維持する対策を取らねばならない。
70歳になる人間が100歳以上生きたいと思うだろうか。70歳の声を聞くと「もう、あなたは立派な老人ですよ!」と世間から見られる。孫たちからは「爺(じいじ)」という声が聞こえる。80歳、90歳、100歳になってもそれは変わらない。今の生活を続けたいという欲求が誰にでもある。気が付けば、90歳になっていた。ふと、周りを見たら友人、知人、伴侶が消えていた。他界してしまったのだ。
私を知っている人たちは子供や孫しかいなくなる。子供がいなければ、誰もいなくなる。自分の存在は社会から見てNobody!になる。日本は65歳以上の単独世帯率が約32%ぐらいになる(2020年統計)。長生きすれば幸せになるとは限らない。
私達は運命として「死ぬために生きている」。でも、肉体の寿命で生きて楽しめる時間が制限される。
日本の健康寿命2019年(令和元年)のデータでは、
健康な状態で生活ができる年齢が長ければ、孤独が続く。介護される状態で老人ホームで生活するならば、他界する時期が迫ってくる。ピンピンコロリで他界することを誰もが願うのはこんな理由かもしれない。
1970年から1980年代までの音楽は、私の青春時代の音楽であった。67歳になってYoutubeにある「洋楽70'sメロディー」を聞くと青春時代の映像が瞼に映画のように映されて来る。例えば、Earth Wind & Fireの"Fantasy"などだ。米国の大学のルームメイトが良く聴いていたことを覚えている。
私の青春時代は、米国の州立大学に留学していた4年間。その当時に流行していた音楽を聴く度に私がその音楽を聴いた「場所」と「年」が浮かんでくる。
音楽は、頭の奥底にアーカイブされていた記憶を立体的に呼び起こしてくれる。懐かしい気分になる。音楽は不思議なパワーがある。気分を一瞬に若返らせる力である。介護施設で生活をしているシニアたちに青春時代の流行音楽を聞かせると顔色がパッと明るくなる。
1 / 190
このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。