横浜ビジネスパークにある野外のテーブルでちょっと早いランチをしていたら、どこから一人の老人男性が近くのテーブルに座った。手には、缶ビールとつまみのビスタチオを持っていた。しばらくするとビールを飲みだした。そして、ピスタチオも食べ始めた。
その老人(75歳ぐらい)の椅子の下を見たら、ピスタチオの殻が沢山落ちていた。ビールを飲んでピスタチオの殻をむいて食べてという事を繰り返していた。ランチ時間に缶ビールとピスタチオだ。ビスタチアの殻はテーブルの下に落ちたまま何も掃除をしない。
私の感覚であれば、ピスタチオの殻をビニール袋に入れてテーブルの下に落とさない。このシニア男性はそんなマナーを身に着けていないで育ったのか、それてともゴミを拾って掃除すること自体を面倒だと思って知らんぷりでいたのか。
人間のマナーはその人のマナー教育に依存する。家庭内での教育が強く出て着やすい。しつけが厳しい家庭で育った人はマナーについて気を使う。今のビジネスパークには公共のためのゴミ箱が撤去されている。ゴミ箱がないという理由でゴミをそのままにしていく人もいる。
年金生活を始めている高齢者(シニア)
団塊の世代の高齢者は、会社組織の制約から逃れて自由自適の生活をしていると思っている人達が多いだろう。実際は、こんな感じだ。
最初の半年は、自宅でゆっくりと好きなことをやりはじめる。本を読む。映画を見る。夫婦で海外旅行に行く。思いつくこと、やりたい事を行う。
徐々に今までやりたかったことが満たされ、時間をもて遊ぶようになる。この頃から、奥さんから「家にいないで昼間は外に行って!」というリクエストが多くなる。
60歳、65歳で会社を卒業しても暇な年金生活を始めるシニアは少ない。なんとか働ける場所を探し始める。すぐに見つかる仕事は自分が求める職種でない。自分の職歴や経験を考慮されない人の手を満たすだけの仕事が多い。お金を生活のために稼ぎたいという理由ならば、清掃、マンション管理、交通誘導、飲食業界などでアルバイトやパートの仕事を見つけやすい。
老後の生活は年金が支給される年齢65歳以降が出発点になる。残りの人生を自分の好みで作り出す。最終目的は「死」である。「死」に向かって与えられた時間を有意義に使い切る。あとは運命に任せるのみ。こんな感じ方が70歳の声を聞くと味わい始める。
65歳で会社組織から離れると新しい生活リズムを作り出せるまで戸惑う。やっと落ち着くと年齢が70歳になる。今度は体の老化現象が気に出し始める。肥満からくる生活習慣病が老化で悪化する場合がある。基礎代謝が落ちて免疫力も低下する。年齢とともに体はどんどん弱体化する。
そんな現実を定年退職時に気がついていない!いつまでも今の体で老後を送れると思っている。現実は違う。
世の中は「お金がすべて!」と思って生活をしている人達が多い。生活に困ると「お金」が無いからということになる。「お金」がたくさんあれば、こんなに苦労しないのに!「お金」があれば、食べたい料理が価格を気にせずに食べられるのに!「お金」が有ればで続く言葉がたくさん出てくる。生活の不都合が全てお金がないからという説明で解決しようとする。
確かに「お金」は無いよりも有るほうが良い。「お金」に対する欲求が強すぎるとお金第一主義に陥る。他人の目から見て十分お金を稼いでいるのにまだお金が足りないと思い続けている人たちである。
ある米国人はお金持ちかどうかを聞かれた時にこう答えている。”I am NOT rich, but comfortable in living.” 金持ちではないが生活をする上で快適だ。
お金が十分あれば幸せだと言えるだろうか。お金がどれだけあれば幸せなんだろうか。本当にお金が幸せを与えるのだろうか。テレビのニュースで中小企業の社長さんがこんな事を言っていた。「食べていければそれだけで幸せだ!」
この感覚は還暦を過ぎたシニアであれあば、共感するのではないかと思う。食べられなければ生きていけないという現実がある。生きていければ何とかなるという世界に私達は住んでいる。お金は社会で生活していくための道具である。必要以上のお金はいらない。現在の生活を維持できて生きていけるお金があればそれでOKと思う人が多いのではないか。
お金と幸せはイコールではない。
今感じていることはこんなこと。70歳だからという理由ではないが、若い頃と比較して逆になった感じである。
70歳になって一つ行動面でやらなくなったことがある。
2025年大阪万博、東京ディズニーランド、USJ、花火大会、野外音楽イベント、長時間並ぶ場所などは意識して行かないようにしている。過去の経験から気分が乗らない。人が大勢集まる場所を極力避けるのは、疲れるからだ。肉体だけでなく気分的に疲れる。
老いからくる体力の衰えである。
先日、横浜駅前西口で魅力的なシニア女性を見かけた・・・と言っても後ろ姿だけだが。ブルージーンで足下から腰までフィットしたタイトなジーンズをはいていたシニア女性である。細身の女性であった。背筋が伸び姿勢が良かった。
シニア女性が若く見えるときがある。背筋が伸びて姿勢がよく派手な色で着飾った洋服に素朴なジーンズをはいたシニア女性。肥満体でないシニア女性はタイトで体にフィットしたジーンズファッションが良く似合う。その上若さを演出することが出来る。
若さを感じるシニア女性は後ろ姿のシニア女性が多い。女性の姿勢とファッションは老いをカモフラージュする。体にフィットしたタイトなジーンズはその目的にあっている。
65歳になって年金をもらい始めた。年金をもらい始めたら残りの人生を働かなくても良いよと政府から言われているような感じがする。今、仕事をやめたら暇で暇で仕方がなくなる。自分で始めたビジネスだから仕事が嫌ではない。むしろ、仕事が趣味になっている。自分の専門分野を深めているので現役として社会に貢献しているという感じがある。
戸惑いと諦めを感じるときは何度もある。このまま今の生活を続けていけるだろうかとか、これから何を目標に行きていくべきか、この生活を私が求めた生活なのかとか、もうどうでも良いやとか、諦めを感じ色々考える。年齢とともに健康に目が行く。朝起きたら左手の中指がばね指になって曲がっている。右手の人差指もばね指になって固まっている。理由はわかっているし、時間の経過で自然治癒していくのもわかっている。
老いと共に残りの人生をどのように過ごしていくべきかいつも考える。1日過ぎるたびに体は精神とともに弱くなっていく感じがする。自問自答をしながら人生の迷いと諦めをなんとかしようとする。
年金を受給し始めて5年が経過している。年金収入がある、無いでは老後の生活は相当変わる。働かなくてもお金が国から銀行口座に振り込まれる。その金額が多ければ多いほど生活の自由度が増す。現在も自営業は続いているので経済的に食べて行く上で何も問題はない。
仕事への戸惑いと諦めは70歳になった今消えている。価値観がシフトした。70歳の声を聞いて人生の終焉が近づいて来ていると感じたからだ。自営業の仕事はいつ辞めても問題がない。生活のリズムを少しづつ変えていっている。仕事は趣味の領域になり、健康維持のための筋トレが生きがいになっている。どんなにお金を稼いでも健康でなければお金を使う楽しみが生まれない。
私の頭の中には健康寿命を伸ばすにはどうしたら良いかで自問自答している。70歳から80歳にかけて肉体に急激な変化が起きることを知っている。普通の生活が80歳まで維持できる体力と筋力、そして、健康があれば90歳まで自活できる肉体になるかもしれない。長生きをしても自活できない体では人生の楽しみを味わえない。お金がたくさんあっても使う楽しみも味わえない。
70歳は人生において大きなシフトポイントである。
老人になると今まで気にしなかった事が気になる。自分たちの子供の老後は今よりも劣悪になると予想される。それ故に、今子供に親が出来ることは何かを考える。
子供にお金を残す事が本当に良いか疑問が残る。子供は親がいなくなっても今までの親からの教育で自分の生活が出来るように育てられてきたはずだ。就職で実家から独立して一人生活を始めれば、その時点で親から離れて自分の人生が始まる。
だが、親はいつまでたっても子供の事を心配する。親として最後に出来る事は何なんだろうか。
老化に伴い肉体も精神面でも弱くなって行く。働きたくても年齢で働き口がないシニア。あるのは自分のスキルや職歴で身につけた経験が全然生きない3Kの単純労働のみ。まだ元気で自由に動き回れるうちに自分の子供に生き方を教えたいと思うのは私だけであろうか。
ウエブサーフィングをしていると自分の目を奪う女性たちの写真に出会う。そんなときはその写真をダンロードコピーすることにしている。その写真を自分のパソコンの壁紙にしたり、ブラウザーの背景画にしたりして楽しんでいる。
どこでそのような写真と出会ったかは忘れたので手元にある写真だけが自分の目を楽しませてくれる。色々な女性の魅力を写真が映し出している。私の目を奪った女性たちの殆どがモデルたちである。プロの写真家がモデルの魅力を写真に映し出している。
シニア男性は若い魅力的な女性を眺めるだけで何かを感じる。本能的な感じから知性的な感じ方まで色々ある。私が何かを感じた魅力的な女性たちを紹介したい。
ユニクロで見つけた女性用のパンツ、エアリズムソフトリブフレアレギンス。男性用ウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツを物色していた時になぜ男性用レギンズがないのだろうかと思った。レギンズは女性用というイメージがあるが、股引をタイトにしたパンツと同じである。男性用レギンズがあっても不思議ではない。
エアリズムソフトリブフレアレギンスは男女兼用の製品と言って良い。ウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツの延長上にある。機能も同じ。ドライ機能と接触冷感機能付きの「エアリズム」である。スタイルも女性をイメージするものでもない。
試しに試着をしてみた。XXLが私のサイズだが、店舗にはXLしかないのでXLサイズで試着した。ウエストはきつかったが履けた。ヒップも問題がなかった。リブ素材で伸縮力が強いので一つサイズが小さくても足の部位は問題なかった。試着の感想は思ったよりもすごく良かった。
ウルトラストレッチエアリズムジョガーパンツをタイトにした感じである。その上、SPF50のプロテクションがあるから暑い夏の日差しをブロックしてくれる。肌触りもジョガーパンツ以上になめらか。
エアリズムソフトリブフレアレギンスの特徴
素材
シニアの価値観は定年退職後の生活の中で変わって行く。会社員の生活の中では、仕事を中心に人生の価値観が形成されていた。コアの価値を生み出す仕事を失う生活に入ると今までの人生の価値観も失われる。同じ価値観で生活が続かない。再就職しても65歳まで。その後は新しい価値観を作らざるを得ない。
多くのシニアが新しい人生の価値観の作り方で戸惑う。老後の生活は、人生の価値観の戸惑いから始まる。先に退職をして引退生活をしている先輩と会っても参考になる老後の暮らし方を学べない。暇で苦しんでいる。妻から夜の7時までに帰宅しないでねと強く言われる。
仕事中心の生活から自分が満足する生活に移れない。仕事以外で満足する時間の使い方を見つけていないためだ。では、どうすればその価値観を変えられるのか!
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。