60歳を過ぎると離婚する夫婦が多い。定年退職離婚である。健康寿命が伸びるとシングルのシニアが増えてくる。これは避けられない。人間の運命はわからないからだ。伴侶が不幸にも先に他界したとき、一人で生きていかねばならない。男性、女性ともに抱える問題は孤独である。
定年退職離婚と伴侶の他界で元気なシニアがシングルライフを始めるが、孤独とどう戦うか。1日に会話をする機会が激減する。会話のない生活は、寂しい。何か心に隙間風が吹いているような感じになる。
孤独を和らげるには、新しい人生のパートナーを見つけること。現実はそう簡単ではない。社会との接点を失い始めるシニアが新シパートナーと出会える機会は少ない。待っているだけでは見つからない。新しいパートナーとの出会いを探すアクションが必須になる。
66歳のシニア男性が70歳以降の生活を想像している。来年は67歳だ。実質、70歳になるまで4年ぐらいしかない。70歳になるまで生きているという大前提でどんな生活したいのか自分に問うてみる。
会社で働き続けているシニアが65歳を過ぎると雇用から解かれる事になる。年金をもらいながらアルバイトやパートをしながら小遣い稼ぎして空いた時間を今までやりたかった事に使っている。70歳まで働き続けるシニア男性は少ないかもしれない。
70歳という年齢は第二の人生の節目になると思っている。仕事をやめて誰にも束縛されない時間が増える。白いキャンパスに自分が描く絵を描ける。やりたいことが出来る自由を得る。私の知人たちは好きなことをやっている。私のように自営業者として年金プラスの収入を得ながら趣味にお金を使っている。
70歳は健康という言葉が重要な意味を持つ年齢である。2つのことが体に起きる。免疫力低下で今まで発症したことがない病気にかかる。筋肉量の損失で体力が衰える。体を活発に動かしていないシニアは贅肉で肥満体になったり、成人病予備軍に入ったりする。
80歳まで健康でいられるかどうかは70歳からの生活習慣で決まるかもしれない。私は80歳まで生き延びたいので筋トレを中心にした生活習慣を70歳になるまでに定着させたい。筋トレをしないシニアの身体は毎年1%づつ筋肉量が減少していく。筋肉量があるポイントまで減少すると自分の体を自由に動かせなくなる。それを防ぐためである。
70歳代が一番健康障害が起きやすくなる。免疫力と筋力が急激に落ち始めて日常生活で支障が出始める。同時に元気なうちに楽しめることをやるという意識が強まる。
私の生活は平日と週末で楽しみ方が違う。平日は横浜駅近くにあるカフェでインターネットの仕事をする。 平日5日間のうち2日間は自宅近くのスポーツジムで筋トレをする。仕事と筋トレが日々のコアな時間になる。週末は土日のどちらかを夫婦で公園巡りをする。目的は公園で歩き回ること。土曜日に公園に行けば日曜日はその日の気分で好きなことをする。殆どの場合、自宅近くのカフェでネットサーフィンをしている。
こんな生活ルーティンがあるが、1日に1度楽しむ時間を意識して作っている。この時間があると明日になることを楽しめる。無職で毎日が日曜日のシニアは明日何をしようかと悩む。明日、楽しい事があると分かっていれば、心がワクワクし始める。そんな精神状態が健康にプラスになる。
1日に1度楽しい時間を持つにはどうしたら良いのか。
横浜市保土ケ谷区星川駅近くにある公園で横浜市が水道施設の建築をしている。2,3年にわたる建設工事である。この1ヶ月前までは囲いの塀に何も無かったのだが、最近になって写真のような花壇がつり下がっていた。あまりにも面白いので写真に収めた。(2018年9月時点)
いつの頃か定かでないが、妻の言動を強く感じている。言葉に優しさを感じることが少なくなった。女性としてのしおらしさが言葉に出てこなくなったような感じである。段々と男性言葉が多く出る。何十年も一緒に生活をしてくると細かい事に気をかけなくなるためか。
還暦を過ぎた妻に新婚時代の優しい言葉を期待するのは夢かもしれない。多分、同じことを妻は私に求めているかもしれない。私から優しい言葉をかけ続ければ、妻の言葉も変わってくるかもしれない。ただ、現実の世界では難しい。もう、馴れ合いで生活が続いている。
もし、妻に優しい言葉を使い始めたら、妻はこう思うだろう。「あなた、どうしたの?」これが落ちである。老いたら妻に従えなのか!
トイレは男子用と女子用に分かれているのが常識だが、最近は男女共用トイレを導入する施設が世界的に増えている。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)が話題になっている。男女の性別を区別するファッションもユニセックスに向かう傾向がある。
女性用のショーツを愛用する男性がいるが、必ずしも変態的な精神異常者ではない。LGBTかもしれない。単純に男性用インナーにない魅力で女性用のショーツを愛用しているのかもしれない。もっと実利的に女性用インナーショーツを活用している男性もいる。
男性用と女性用ではインナーショーツの作りが違う。作りが違うから履けないという訳でもない。私はスポーツジムで筋トレやワークアウトをする時に女性用インナーをスポーツショーツとして活用している。その用途とニーズに合うスポーツショーツが男性用パンツにないからである。オススメの女性用ショーツがある。
私はユニクロのエアリズムウルトラシームレスショーツ(ヒップハンガー)をスポーツインナーとして使用している。一度履いてみるとそのメリットがすぐに分かる。スポーツジムでワークアウトするとパンツが汗で濡れる。すぐに乾かないので着替えの下着にせざるを得ない。
エアリズムウルトラシームレスショーツはワークアウト後に下着のショーツを着替える必要がない。直ぐに汗が乾くからだ。当然着替えの下着もいらない。
世の中は「お金がすべて!」と思って生活をしている人達が多い。生活に困ると「お金」が無いからということになる。「お金」がたくさんあれば、こんなに苦労しないのに!「お金」があれば、食べたい料理が価格を気にせずに食べられるのに!「お金」が有ればで続く言葉がたくさん出てくる。生活の不都合が全てお金がないからという説明で解決しようとする。
確かに「お金」は無いよりも有るほうが良い。「お金」に対する欲求が強すぎるとお金第一主義に陥る。他人の目から見て十分お金を稼いでいるのにまだお金が足りないと思い続けている人たちである。
ある米国人はお金持ちかどうかを聞かれた時にこう答えている。”I am NOT rich, but comfortable in living.” 金持ちではないが生活をする上で快適だ。
お金が十分あれば幸せだと言えるだろうか。お金がどれだけあれば幸せなんだろうか。本当にお金が幸せを与えるのだろうか。テレビのニュースで中小企業の社長さんがこんな事を言っていた。「食べていければそれだけで幸せだ!」
この感覚は還暦を過ぎたシニアであれあば、共感するのではないかと思う。食べられなければ生きていけないという現実がある。生きていければ何とかなるという世界に私達は住んでいる。お金は社会で生活していくための道具である。必要以上のお金はいらない。現在の生活を維持できて生きていけるお金があればそれでOKと思う人が多いのではないか。
お金と幸せはイコールではない。
老人が集まるといつもこんな言葉であふれる。「きょういく? きょうよう?」。
きょういく > 今日行く所があるかい?
きょうよう > 今日行う用事があるかい?
つまり、老人は暇で暇で仕方がないのだ。個人差はあるが、毎日やることがある老人は幸せだ。特に自分の仕事がある高齢者はそれで暇から逃れる。
結婚をしない人、結婚できなかった人の老後はどうなるのだろうか。人生100年になる現代、長生きをすると知人や親せきが先に消えていく。結婚して子供がいて、孫がいれば、自分の最期を看取ってくれる家族がいる。結婚しないで年寄りになって行く人は、自分の老後をどうしようとしているのだろうか。
そんな疑問が義母が入居している老人ホームで面会している時に頭に浮かんでくる。義母は、恵まれている。子供、孫、ひ孫までいる。彼女の最期を看取ってくれる家族が大勢いる。
若い人たちは自分の老後のことを考えることがない。今を楽しみたいと思って遠い未来を見ていない。彼らは今の生活がずっと続くと思い込んでいる。現実はその逆であることを認識していないというか、考えようとしていない。
結婚しない、出来ない理由は色々あるし、個人差が大きい。自分にあった伴侶を見つけるのは誰にとっても難しい。運命の赤い糸で結ばれるしか無い。結婚したくても相手が見つからない。そんな若者も多い。ただ、意識して結婚をしないと思っている若者は自分の老後のことを良く考えて今から準備をしたほうが良い。老いて来るとその理由が周りから自然と伝わってくる。その時になって対策を取ろうとしても時すでに遅き!
孫は結婚して自分の子供がいないと生まれない。自分の子供が結婚して子どもを産めば孫を持てる。現実は、子どもを産めない夫婦が増えている。孫を持つには2つの壁を乗り越えないと持てない。子どもの結婚と孫を産むという壁である。この2つは誰もわからない。「運」である。
幸運にも私たち夫婦は二人の子供に恵まれ、長男夫婦に3人の子どもが生まれた。次男はまだ独身でいつ結婚するのか分からない。できれば、結婚してほしいと願っている。相手がある話であるので「運を天に任せる」しかない。
自分のお財布を出して、今、いくら現金が入っているかを確認して見てください。
10万円以上現金が入っている人は少ないのでは。私の財布には、1万円ぐらいしか入っていません。1日に使うお金が1000円ぐらいだから。大金は持ち歩いていない。
クレジットカードはどうか。
複数枚のクレジットカードを持っているが、1か月に1度使うか使わないかの頻度。基本、私の生活は現金払いの生活。だから、クレジットカードには用はない。クレジットカードは万が一のための道具である。
最近は現金やクレジットカード以外に電子キャッシュ(Paypay、イオンPay、Suicaなど多種多様)がカードやスマホアプリで使える時代になってきた。若者ほど電子マネーを使っている。シニアは電子マネーを理解して上手く使えるまで時間がかかる。一度、使い方に慣れるとクレジットカードと同じ感覚で使い始める。
老後の生活でお金を節約したい方は現金払いか、そうでない支払い方かで節約ができる、出来ないになる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。