私には仕事がある。仕事が無いシニアの生活を体験していないので分からないのだが、自分の週末の生活から想像が出来るのではと思う。多くのシニアは、65歳を境に仕事をやらなくなるというか、雇止めにあって仕事が出来なくなる。そんな65歳以上のシニア男性の1日の生活に興味がある。私も仕事を辞めれば同じ体験をすることになるからだ。
私の仕事は、いつも、一人だ。その意味合いでは、仕事をしていないシニアと似ている。仕事があるか、無いかの違いだけだ。週末は、土曜日の午前中をスポーツセンターのジムで筋トレをする。午後は、スタバでコーヒーを飲みながらインターネットで遊んでいる。日曜日は、妻と一緒に外出し、歩き回る。
仕事をしていないシニアには、平日も週末もないだろう。毎日が日曜日になる。
シニアの余生を楽しませる自分だけの「ご褒美システム」を考える。「ご褒美システム」とは、何かの目標を決めて、それが達成されたら自分にご褒美をあげる仕組みである。ご褒美は事前に自分で決めておく。目標を決めて、ご褒美を決めて、Go!達成できれば、自分で自分のご褒美を頂く。単純な「ご褒美システム」である。
今、欲しいノートパソコンがある。エイサーが今年の夏に米国で販売を開始したAcer Chromebook Spin 714と言うノートパソコンである。$700(10万円ほど)する。米国アマゾンで販売されているのだが、今年のBlack FridayやCyber Mondayでも割引セールをしなかった。Acerというメーカーはこの製品に相当自信がある。それ程良い製品であるという証拠かもしれない。
主な仕様
米国のアマゾンで購入することになる。Windows OSではないノートパソコン。AppleのMacに乗っているiOSでもない。GoogleのChrome OSである。ChromebookのOSはマルウエアを寄せつかせないのでウイルスソフトが要らない。OSのバージョンアップで長時間の待ち時間もなく毎回再起動をさせない。電源を入れてから10秒以内にパソコンが使えるようになる。
Acer Chromebook Spin 714を「ご褒美システム」の餌にしてこれから達成したい目標に挑戦したい。
いつも思っている事はいつか現実のものとなる。そんな感じがしている。「こんな生活をしたいなあ!」といつも思いながら仕事をしている。その結果、私の仕事は「こんな生活をしたいなあ!」を実現させるためになる。
私が会社員であった40歳代の頃、カフェでコーヒーを飲みながら好きな場所、時間に仕事をしている自分の姿をイメージしていた。この数年、このイメージが現実のものになってきた。51歳で起業して仕事場をカフェのスタバにしていたが、絶えず、顧客の法人を意識して打ち合わせを持ったり、営業したりしていた。そのワークスタイルは、決して私がイメージしていたワークスタイルではなかった。近いが、違っていた。
還暦を迎えた時にビジネスモデルをシフトした。法人の顧客相手のビジネスはもうこれ以上追求しないで自分が作り出す市場で完結するビジネスモデルにビジネスを集中させる事にした。インターネットのビジネスは、収益を得るための大前提がある。サイトを集客サイトに育てることだ。アクセスが少ないホームページでは、ビジネスが生まれない。多くのユーザーがやってくるホームページを作り出さないと現実の社会の中で足でお客さんを捕まえるしかない。
自分のホームページを集客サイトにできれば、後はビジネスモデルを考えて売上を得る方法を仕組むだけになる。いちばん簡単なやり方は広告ビジネスである。アフィリエイト広告やクリック広告などがある。自分の製品を作れる人は物品販売ができる。
問題はホームページを集客サイトにするのには知恵、時間、試行錯誤が求められる。簡単ではないということだ。多くの人が参入するが1年も経たないうちに辞めてしまう現実がある。それを続けられる強い動機がないと駄目である。
旅行はシニアにとって一番の老後の楽しみである。私たち夫婦も機会があれば旅行に出かけている。先日、西伊豆に一泊二日のドライブ旅行に出かけた。横浜から西伊豆の旅館「今宵」https://www.nishiizukoyoi.com/ まで東名高速を使って出かけた。途中、修善寺に゙立ち寄りで観光もした。
60歳代のシニアは健康と体力があり、時間を自由に使える。平日のドライブ旅行であったので観光地の修善寺は混んでいなかった。幸運にも年に一回公開される修善寺庭園を見学できた。紅葉が綺麗な庭園であった。
今回宿泊した温泉旅館は周辺の温泉旅館と比較してコストパフォマンスが良い旅館であった。ちょうど、こんな宿泊プランをじゃらんで見つけたおかげである。
会社を離れて組織の中から離れた生活を続けていると気楽に話ができる友人や知人が減ってくる。毎日顔を合わすことがなくなるからである。仕事をしているシニアならば、一人や二人ぐらい新しい知人を作れるかもしれない。何も活動をしていないで暇をつぶしているシニアは人とのつながりが時間とともに消えて行く。
寂しさと孤独を強く感じ始める年代が70歳代である。働くことから身を引くシニアが70歳の声を聞くと増加する。経済的に働かないと苦しいという方を除いて残り少ない人生の時間をもっと楽しみたいと思い仕事を辞めるのだが、日中の時間を埋めることが見つからないことに気がつく。
自宅で好きなことをするのだが、時間の経過とともにやることが減っていく。趣味に没頭できると思っていたが、趣味だけでは日中の時間を潰せない。次第に一人でいることに寂しさと孤独を強く感じ始める。昔の仲間にコンタクトを取ったりして会うのだが、頻繁に会う理由がない。気楽に話せる人が近くにいない。
老いたシニア男性は一人でいる。女性と違っておしゃべり相手をすぐに作れない。気楽に話ができて時間を共有する仲間がほしいという願望が強まる。精神的な欲求を満たすにはどうしたら良いのか。
50歳代の時は、新しい事をやる気力が体中に湧き出ていた。60歳代になったら、そのやる気が減少してきている。そんな感じがある。これが、70歳代、80歳代になったら今よりも新しい事をやる気力が少なくなると想像できる。
体力が落ちて静けさを自然に求め、人混みを避けた生活を送り始める。これは典型的な老人の生活だろうか。
自宅にじっとしていられない高齢者が外に出てくる。通勤時間帯を避けて電車に乗って街中にやってくる。そんなシニアが昼間の街中で目立つ。子供は学校。若者たちは会社で働いている。昼間のお店は年配の女性たちがウインドウショッピングをしている。その中に混じってシニア男性がうろつく。
横浜の街中でさまよい歩く高齢者が大勢いる。そんなシニアたちをいつも見かける。観察しているとあてども無くゆっくりと何かを捜しながら歩いている様子がうかがえる。今日の自分の居場所を探しているようだ。一人寂しく自宅にいるのは耐えられない。そんな老人が外の世界に自分の居場所を探す。
今の社会が求めているシニア人材は偏っている。
シニア人材を求めている会社がある。99%以上が大手企業で管理職をしていたOBを中小企業に派遣する顧問サービスである。シニア人材と業務委託契約をして顧問を求める中小企業に送り出す。または、中小企業が求めている経験と知識があるシニア人材を人材斡旋会社が紹介して直接中小企業と顧問契約を行う形式である。
このニーズを満たすシニア人材は限られたシニアになる。そのため、60歳で定年退職した多くのシニアの再就職ニーズを満たせない。なぜなんだろうか。
人手不足と新聞では報道されているが、働きたいシニアが多いのに仕事が見つからない現実がある。
マンションを購入して30年がたった。子供たちは巣立ちした。隣人たちはこの数年の間にリフォームを始めた。大がかりなリフォームからプチリフォームまで。大がかりなリフォームでは1000万円以上もかけたという。我が家は予算的にプチリフォームになった。
30年以上経過したマンションは壁紙にカビが生えている。カビが見えている部分と隠れている部分がある。床のカーペットもすり切れて見苦しくなっている。浴室なんかは水回りであるためカビの主が住んでいる。家内は叫ぶ、「今がチャンス、リフォームをしよう!」
昨年の春にプチリフォームをした。洗面所の壁紙とカーペット、トイレの取替・壁紙とカーペット、キッチンの壁紙とカーペットのみのプチリフォームである。半日ですべてが完了。費用は35万円前後。本当ならば、すべての部屋の壁紙と絨毯の張替えをやりたかったのだが、一度にやるのは負担が多い。そこで直ぐに出来て金銭的負担が少ないプチリフォームにした。
夫婦二人の生活になっている。新婚の時と同じ。もう、子供は作れない。他界するまで2人だけの老後の生活が続く。人生を旅に例える小説や言葉が多い。子供を育て上げて独立させた後は親としての義務を終える。後は、独立した子供が次の世代を作り育っていくことを見守る立場になる。
終着駅がある列車の旅(老後の生活)が今から始まる。途中でどちらかが列車の旅を終えるだろう。最終的には二人共旅を終えて列車を降りることになる。社会は少子高齢化に向かっている。高齢の夫婦が社会で目立ち始める。老後の生活は個人差があるので当事者しか分からない。
分かるのは老後の生活は弱者の生活になる事。60歳、70歳、80歳になるにしたがって老後の生活に大きな変化がある。最終の生活は老人ホームになる人が多くなるか、人知れず孤独死を迎えるかもしれない。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。