老化現象は目と耳の機能劣化に来る。最近、耳が遠くなり始めている。テレビの音量を上げてしまう。そうすると妻が音量が大き過ぎると怒り出す。多分、この現象は多くのシニア夫婦や家族で発生している現象であると思う。我が家のテレビは購入して8年以上経過している。画面の下部に白い線が出始めた。テレビを楽しむうえでは問題がないが、時間の経過で現象がひどくなるかもしれない。時間の問題で買い替えになる。
夫婦でテレビを見る時は私がテレビの近くまで行ってみることになる。テレビの近くに行けば音量をあげないで聞けるからである。一人でテレビを見ている時はこんな不自由なことをせずに音量を上げるだけで済む。私はリビングの絨毯の上で、妻はソファーに座ってテレビを見る。
出来るならば、二人で一緒にソファーに座りながらテレビを見たい。そこでBluetoothトランスミッターとワイヤレスヘッドホンを購入した。最近のテレビにはBluetooth機能が付いているのでワイヤレスヘッドホンだけを購入すれば問題は解決する。
私は老人ホームに入居出来るだろうか。時代のタイミングでお金次第となるかもしれない。介護スタッフと介護施設不足がひどくなると第三者に頼るすべが無くなる。そんな心配事と不安が年齢を増やすたびに強まる。ピンピンコロリで他界するならば、老人ホームを当てにする必要はない。
希望するような死に方は出来ないので最悪の状況を考えておく必要がある。まず、老人ホームに入居する事を前提に生活をするならば、老人ホームに入居して数年以内に他界する年齢まで健康寿命を伸ばす。例えば、90歳まで自活をしてから残りの余命数年を老人ホームの世話になるというプランである。
老化で体が少し不自由になり始めると仕事をしてお金を稼ぐ生活が出来なくなる。そうなったら、仕事で使っていた時間を何かで埋めなければならなくなる。このタイミングから暇で苦しくなる。1日中テレビを見るのも飽きるし、本を読むにしても飽きる。何かもっと違うことをしたいと思い始める。
あと10年から20年、生きられる可能性がある。運が良ければ30年ぐらい生きられる。70歳を過ぎてからの人生は神様次第になる。わたしたちは「死ぬために生きる」人生を送っている。そのため、いつ死が訪れても宿命になる。
カフェを仕事場にしている私である。仕事をする環境として都合が良いのはスターバックスである。スターバックスにはあまりシニアが来ない。若い男女のお客さんが多い。ドトールコーヒーショップに行くと客層がガラリと変わる。中高年で席が埋まっている。シニアのお客が目立つ。
カフェはお店によってシニアの居場所になることは確かである。シニアはどんなカフェを居場所にしているのだろうか?
私が横浜駅周辺にあるカフェを観察してみるとこんな発見がある。
毎年、秋に夫婦でドライブ旅行に出かける。今年は八ヶ岳でのんびりリゾートホテルライフを楽しもうと思い、メルキュール八ヶ岳リゾート&スパに2泊連泊した。八ヶ岳は過去に数回旅行している。
八ヶ岳の魅力は高原で空気と水が美味しく森林の中にある。ドライブ旅行であるので行きたい場所に自動車ですぐに行ける。メルキュール八ヶ岳リゾート&スパは朝夕食付きバフェット形式で食べ放題。ユニークなのはアルコール類も飲み放題である。私はアルコール類はあまり飲まないのでビールやワインだけを少し味わった。
このリゾートホテルの第一印象は広々としたフロントやラウンジである。子どもたちが走り回りたくなる。広々とゆったりという印象が強い。ただ、注意する点が2つある。チェックインする時間帯と朝夕の食事時間帯である。時間帯を間違えると長蛇の列で30分以上待たされる。
シニア夫婦が驚くのは幼児を連れた家族連れの宿泊客が90%以上であること。私達のようなシニア夫婦客は数えるぐらいしか見当たらない。海外からの観光客もほとんど居ない。若い家族連れ中心の客層になる。
2泊3日の朝夕食事付き宿泊料金は二人で5万3000円ぐらいで済んだ。一人1泊1万3000円前後である。朝夕食付きで温泉があり、30平米以上のツインの部屋でゆったりしている。だた、2ヶ月前に予約して、じゃらんの3000円割引クーポンを利用している。
古希を迎え、新たな章を迎えるあなたへ。
ずっと挑戦してみたかったことを始めてみる。絵画教室に通ったり、楽器を習ったり、新しい趣味を見つけるのもおすすめ。健康のためにウォーキングやヨガを習慣化し、心身ともにリフレッシュするのも良い。
何より大切なのは、やりたいことを楽しみ、自分らしい毎日を送ることである。古希を機に、新たな目標に向かって進んで行く。命はいつ途切れるか分からない。70歳を過ぎれば、今まで以上に身体的リスクが生まれる。免疫力の低下から来る大病。筋力の衰えから来る不自由。良い事よりも悪い事のほうが増えてくる。老いれば老いるほど身体の自由が失われていく。
70歳は80歳よりも若い。若いうちにやりたいことをやる。後でやろうとしても肉体はそれを可能にしない状態にしている。古希という節目はやりたいことをやる最後のチャンスである。
幸運にも80歳、90歳まで生き延びてもポンコツの車のようになっている。故障だらけで動くにも動けなくなっている。長生きが本当に幸せかどうか疑問が残る。まだ若いと感じているときにやりたいと思っていたことをやるしかない。
私はあと数ヶ月で古希を迎える。70歳の声を聞くともう完全に「おじいさん」という感覚が生まれてくる。
土曜日の朝早く起きてコーヒーを飲むときが、一番雑念を頭から取り払うことが簡単である。静けさと鳥の声だけが聞こえてくる。丘の上にある大規模集合住宅で3つの公園に囲まれ、自動車が多く走る道路から離れ、自然に囲まれている。
緑が多いと目にも優しい。誰も活動をしていない朝早い時間帯は、自然との対話ができる。コーヒーは自然との対話で役に立つ。ゆっくりコーヒーを味わいながら耳を自然の声に傾けられる。人間が活動している日中は自然との接点を見つけ難い。
なぜ、朝早く起きてコーヒーを飲むのか?
誰もがまだ活動していない朝に一人でリビングのダイニングテーブルでコーヒーを飲むと落ち着く。昨日の疲れは取れ、頭がスッキリしているので自分の人生を考えるのに丁度良い。静けさの中でじっくりと自分の人生を見つめることが今までなかった。コーヒーを飲みながらボーッとしていると自分の人生を振り返られる。
過去の自分の姿を思い出しながら、65歳以降の人生をどの様に過ごすべきか、過ごしたいのかを考える。コーヒーはそんな時間を一緒に過ごす友になる。
60歳代、70歳代で元気に働いている高齢者は「現状の生活を維持するにはどうすべきか?」を考えておく必要がある。体の衰えは確実にやってくる。余生を楽しむ時間は少なくなっている。余生を出来るだけ長く楽しみたければ、3つの駄目を克服する必要がある。
健康でないと駄目、体力が無いと駄目、お金が無いと駄目。この3つである。今の状態をチェックして改善することである。生活習慣病になりかけているならば、生活習慣を改善する。体力が落ちたと感じ始めたら、スポーツジムに通って筋トレを始める。貯蓄で不安を感じているならば、今からこずかい稼ぎのアルバイトをして全額貯蓄する。
普通の生活を送っていられるうちにこの3つの駄目対策をする。これをやらないとこれからの老後は楽しくなくなる。
70歳を越えると仕事をやめて年金生活に移る人がほとんどのようだ。この時までにある程度の貯蓄をして置かないと経済的に困ることになる。収入が止まり、年金と貯蓄の取り崩しが始まる。健康であれば、遊びや趣味に没頭できるかもしれないが、多くは医者とのデートに忙しくなる場合が多い。60歳代と70歳代では、ライフスタイルが変わる。
働かなくても食べていけるシニアならば、他界するまでの自由な時間をどう使うかで頭を悩ます。仕事を辞めてからの人生設計は、70歳になる前までに計画しておく必要がある。やりたいことリストを作り、一つずつやって行く。それを一人でやる場合と夫婦でやる場合を分けて暇な時間を出来るだけ無くす工夫をする。
老いが風貌に現れやすくなるのが70歳代である。身綺麗にしておくと周りに良い印象を与える。先程、電車の中で見かけた75歳過ぎの御婦人は綺麗なショートカットで眉毛と目の化粧を目立つようにしていた。マスク美人のメリットをうまく利用している。
人生の大きな区切りとして65才がある。年金の支給が始まる年齢だ。同時に前期高齢者というラベルが貼られる。ぶら下がって働いていた会社から「これまで働いていただいてご苦労さん!」を言われて職場を後にする年齢である。生活に必要な年金が入っても十分な額ではない。65歳以降の老後の生活プランを作らねばならない。出来るだけ楽しめる老後生活プランである。
ワクワクする生活は自分で作っていかねばならない。自分の欲求を1枚の紙に書き出してみる。すぐに実現できるものから夢のように感じるものまで何でも良い。書きながらワクワク感を感じ始めれば、それを実現するために何をすれば良いかを考える。
新型コロナ感染で今までの生活様式や常識が急激に変わった。マスクはもう必須ファッションアイテムになった。コロナ禍が落ち着いてきてもインフルエンザと同様に自分たちの生活で共存することになる。シニアにとって新型コロナ感染は怖い。最悪死ぬことになる。
旅行に行くことが今まで以上にワクワクするかもしれない。普通にできたことがコロナ災いで出来なくなるとそこに価値が生まれる。自分の体を自由に使える年齢は75歳ぐらいかもしれない。70歳から80歳の10年間は免疫力低下で襲ってくる病魔との戦いになる。運が良ければ80歳まで生き延びれる。元気でいるうちにワクワクする事を先に味わっておかないと損をする。
夢に出てくる映像がある。こんな場面に現実の世界で出くわしたい。男性の目を楽しませる。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。