65歳になってから初めての年金(基礎年金と厚生年金)が支給された。来月には2回目の年金を受け取る。受け取った年金は公共料金、マンション管理費、固定資産税、自動車税、国民健康保険、住民税などの支払いに使われている。それら以外の用途には使われていないため、残った年金は少しづつ積み立てられて行く。
実生活の費用は自営業の売上がカバーしている。そのため、65歳からの生活は経済的に余裕が出てきている。コロナ禍の悪影響で売上が減少しても生活をする上で問題がない。年金収入は万が一の事態で役に立つ保険になる。
65歳からは精神的に余裕が生まれる。最低でも食べて行く上で心配する必要がなくなるからだ。その精神的、経済的な余裕を新しい第二の人生に費やしたい。65歳から70歳になるまでの5年間は老後の人生で最も価値ある時間になる。70歳を過ぎると健康障害が多くのシニアで発症する。体の免疫力が急激に低下するからだ。
60歳代までは体力、気力、好奇心、免疫力などの面で若さを維持できている。子供も独立して見守るだけになり、世話をやく必要がない。夫婦二人の生活を存分に楽しむ時間になる。
70歳現在
年金の使い方は現在も変わらない。自分の小遣いで年金を使うことはない。引き続き積み立てられているので少しづつ銀行口座の残金が増えていっている。ただ、72歳頃に自営業を辞める予定でいるので収入が減るため、貯金からお小遣いを引き出すことになる。
1日に使うお金はランチ代、コーヒー代が主な出費になる。それ以外は特別なことがない限りお金は使っていない。これからは夫婦で旅行する機会が増えてくる。5月中に予定している四国松山への旅行がある。6月には墓参りで静岡県に戻り、その足で岐阜県までドライブする。「ハレとケ」でお金の使い方が変わる。ケチる時はケチり、使う時は使う。お金は使わないと意味がない。
ある程度の金融資産があれば、70歳から80歳までの生活はお金で悩まない。この10年間は健康寿命に個人差が出やすい。免疫力が急落して病気にかかりやすくなる。身体の筋力も低下して足腰が不自由になるシニアも増える。70歳代のシニアは意識して筋トレを始める人が増えている。
65歳の時に思った挑戦項目はことごとく達成できていない。現実はこんなもの。頭で思ったこと、考えたことはなかなか現実化出来ない。やれることやる。それしかない。
どんな事に挑戦をするべきか?
65歳は、前期高齢者という行政的なラベルが付く。体も高齢者の入り口に立ち老化を強く感じ始める。70歳になるまでの5年間を楽しく過ごすには何らかの目標が必要になる。
70歳以降に健康障害を発症させない生活習慣を作る
急激な体力の低下は、70歳以降にやってくる。そのための対策として週2回の筋トレを行っている。「普通の生活」が続けられる体力を何歳まで維持できるかで老後生活は変わってくる。65歳からの5年間は体力向上の生活習慣を今以上に身につける時間にしたい。
コロナ禍の悪影響でスポーツジムでの筋トレができなくなり自宅で筋トレをする生活を1ヶ月間続けた。基礎的な筋トレとして(1)懸垂で上半身の筋肉を鍛える、(2)スクワット運動で下半身の筋肉を鍛える、(3)50メートルダッシュやジョギングで新肺機能を鍛えている。
スポーツジムが使えるようになれば、以前の生活のリズムに戻れる。筋トレは免疫力を強化して体全体の筋肉を増やすことができる。足腰の筋肉は「普通の生活」を維持する上で重要で鍛え続けなければならない。年寄りは自然の流れで体を動かすことが少なくなる。新陳代謝が落ちて余分な脂肪が体についてくる。成人病は新陳代謝の低下、免疫力の衰え、筋肉の損失などの土壌が生まれる。
健康な体を維持する運動習慣とバランスの取れた食事は70歳以降の健康を助ける。そんな意識を日常生活の中に埋め込む必要がある。それが老後の生活を楽しむ基盤になる。それは確かだ。健康増進の時間として65歳からの5年間は大切な時間となる。老化現象は、気が付かないうちに突然現れるから怖い。それに備える必要がある。
70歳になる前までにやりたい事(この挑戦は失敗に終わる)
老後の生活で刺激が無いと体は刺激が無い体に適応してしまう。一度、体が刺激が少ない生活環境に慣れてしまうと活発に動き回る体に戻すことが非常に難しくなる。刺激が無い生活は、認知症を発症させるからだ。認知症対策として刺激がある老後の生活を目指したい。
生活に変化をもたらすには、新しい事に挑戦するしかない。お金稼ぎ以外に自分の時間を投入できる経済的な余裕と時間が65歳から持てる。今からどんな挑戦をしようか構想を練っている。
私の挑戦
- 筋トレ週2回を週3回に増やして、自宅筋トレとゴールドジム筋トレで体を鍛える
- 月に1回、展示会、セミナー、勉強会などのオンライン会議やウエブイベントに顔を出して知らない世界の情報を入手する
- 自分で作れる料理(おかず)を5つぐらいマスターする(好物な料理を優先)
- 65歳でも始められる新しいビジネスを試行錯誤でスタートアップ
- NHKドキュメント72時間で紹介された場所を訪問する
- 欲しい文明の利器を買って楽しむ(新しいChromebookやスマホなど)
今の所、こんな事しか頭に浮かんでこない。今の仕事を続けながら新しい事に挑戦できればOK。ポイントは、65歳を記念して何か新しい事に挑戦するという事。
65歳は社会からご苦労様でしたという年齢。70歳までの5年間を心残りが無い生活で楽しむことに意義がある。自分で何が出来るかを考えて、自分の心を楽しませる事をやりたい。
70歳の今
筋トレは週2回スポーツジムで行っている。65歳からの5年間、この習慣は定着している。なにか新しい事をやったかどうか?記憶に残っている挑戦は東京ビックサイトで開催されている展示会に3回ぐらい見学に行ったが、得る物が少なかったので交通費に対するコストパフォーマンスが悪かった。それで行くのをやめた経緯がある。
1年ほど前に自動車を買い替えた。名義を私から妻に変更して新しい自動車に乗っている。私の緑内障は確実に悪化しているので妻の名義にして自動車関連の手続きを学ばせた。あと2年もしたら自動車免許証を返納するかもしれない。それまでに夫婦でドライブ旅行に出かける機会を多く持ちたいと思っている。
私の生活のリズムは週2回の筋トレが中心になっている。筋トレ以外は横浜のカフェで仕事をする。週末は夫婦で公園巡り。この3つで私の生活が形作られている。今年の夏は孫が自宅にお泊まりに来る。孫とのお付き合いの時間が増えてくる。孫に教えられることを教えたい。
今年は自宅マンションのリフォームを予定しているのだが、職人さんたちが忙しいためかスケジュールが立てられないという連絡がリフォーム会社が来た。リフォームは急ぐことではないので今は待ちの状態になっている。30年以上も住み続けているので床のジュータン・カーペットや壁紙が古くなってきている。
70歳から80歳までは健康寿命を伸ばすという目標で生活をする。そう私は思っている。健康でいられる時間がながければ、お金も有効に使える。余生を楽しむには健康な体が基本。お金を子どもたちに残すために節約した生活をするのは間違い。自分で稼いだお金は自分たちのために使うのが当たり前。ただ、メリハリをはっきりさせて使うだけである。
結論
- 65歳の時に思ったことは実現できなかった。強い動機付けがないと何も実現しない。
- 70歳の今は筋トレ中心の生活習慣が軸になっている。
- 「ハレとケ」でお金を使うことに徹する。お金は使わないと意味がない。貯めて子どもに残すのは考えもの。使いきれなかったお金だけを残せば良い。