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「60歳代、仕事なし、生きがいなし、一人で孤独」な人たちがこのサイトにやって来る。これは何を意味しているのだろうか。

定年退職で仕事を探しているが見つからない人が多い。仕事が生きがいで生活してきた会社員は生きがいを失う。孤独は、夫婦であっても独身であっても社会とのつながりが切れた時点で生まれてくる。人生の節目が定年退職後の60歳と再雇用終了の65歳にやってくる。

60歳にしても65歳にしても仕事を失うことで社会とのつながりが切れてしまう。社会とのつながりを維持することを考える必要が60歳、65歳のシニアにある。シニア男性にとって仕事は人生のコアである。そのコアな要素が定年退職とともに消えるのはすごい損失になる。

仕事が生きがいになっていたシニアほど精神的な損失が多くなる。それは同時に自分の存在自体を否定し始める。名刺を持たないシニアが自分の存在価値を何で示すことが出来るだろうか。

老人になると、仕事なし、生きがいなし、一人孤独の現実をどう泳ぐのか?

「60歳代、仕事なし、生きがいなし、一人で孤独」な人たちは、色々な事情でそのような状態になったのだろう。人によっては、いずれか一つや二つが欠けている人もいるだろう。

仕事がなくても生きて行ける経済状況の人は、時間を持て余しているのかもしれない。そのため、遊んでいる時間を生きがいの時間にしたいと考える。

一人でずっと生活をしてきた人、伴侶を無くした人などは、一人生活で孤独を余儀なくされる。ペットを飼ってペットが心のよりどころになっている人もいる。でも、ペットは、人間の言葉で会話をしてくれない。話はいつも一方通行である。孤独は消え去らない。

誰もが老いたら直面する問題

最終的には、生きがいを見つける事で解決するのではと私は思っている。自分の時間を生きがいに投入すると生活にリズムと社会とのつながりが再構築される。生きがいから共通の生きがいを持った人との出会いが増える。出会いが増えれば、孤独感は消えていく。

60歳代でまだ普通の生活ができ、仕事を見つけ働ける人は何でも良いからアルバイトやパートで働くと良い。働く事で社会とのつながりが新しく生まれる。人との触れ合いが増える。

外に出て新しい経験をする、60歳代はまだ若い!

過去の経歴や学歴を忘れて一人のシニアとして第一歩を踏み出す事(新しいことを経験する)で突破口が生まれる。仕事を見つける事が出来ない人は、行政サービスをうまく活用して定期的に顔を出すイベントを探す。行政サービスは税金で企画されたイベントが多いので積極的に活用すると良い。

一人でいない時間を多くする。人混みの中で一人ポツーンと立っているのではなく、活動が伴うイベントに参加する。よくデパートの休憩場所のイスに1日中座っている老人たちを見かける。これは孤独を解決することにはならないだろう。時間を無駄に費やしている。その時間を何か生産的なことに使う事が出来ないかを考えることで第一歩が始まる。

年老いてくると新しいことを学ぶのが面倒に感じてくる。一寸した好奇心が生まれれば、新しいことに挑戦してみたいと思い始める。新しいことを体験し始めると自然と知らなかったことを学べる。その学びからヒントを得て自分の存在が何かに役に立つのではないかと考え始める。

どっち道、年老いて死ぬことは分かっている。生きている間に困っている人のために出来る事を自発的にすることで自分の存在を確認できる。私は無駄に生まれて生きてきたのではないと!

私は今70歳以降に体が不自由になった時、如何にしたらお金を稼げるか、その方法を試行錯誤している。これが面白いし、私の生きがいなのかもしれない。無から有を作り出す。これほど挑戦的で達成感を与えてくれる物はない。

仕事が無いならば自分で仕事を作る、小遣い稼ぎの起業をする!

「60歳代、仕事なし、生きがいなし、一人で孤独」な人たちは、考える前に何かの行動を起こしてみると自分の生活に変化が生まれる。頭で先に考えて結論づけてしまうと何もアクションが起こらない。現実の状況に変化をもたらすには、自分が行動することである。

仕事が無いならば、近くのスーパーでアルバイトスタッフを募集しているはずなので応募してみる。時間単価などは気にしないでもう一度社会にネットに自分を繋げてみることだ。アルバイトで働き始めれば、新しい仕事仲間と出会う。気の合う人と出会うかもしれない。

アルバイトをしながら、次に何をしたいかを模索する。アルバイトをしている間は、仕事がある。孤独に成らない。毎日アルバイトをすれば、必ず、同僚とお客さんに会える。仕事と孤独の問題は、アルバイトを見つけて働き始めれば直ぐに解決する。

70歳代のシニアは年齢制限で仕事なし、暇で生きがいなし、一人暮らしの老人が増える

70歳の私は自然消滅していく自分の仕事を続けている。生活のコアは週2回のスポーツセンターでの筋トレである。自分で始めた仕事はニーズがなくなれば自然と消えて行く。70歳から80歳の間はこの世を他界する人が増える。思いがけない病気で亡くなる。そのリスクが年齢とともに増加する。

私は万が一のためにクライアントを増やす営業を止めている。クライアントが自然減で減っていって仕事が終わるようにしている。法人向けのサービスは私が他界することで迷惑をかける。そのリスクを減らすために仕事の自然消滅コースに舵を取っている。

70歳の声を聞くとアルバイトやパートで雇用してくれる会社が急減する。残るのは3Kの職場である。私の仕事がなくなっても生きがいを感じる事があれば、暇な時間は有効に使われる。伴侶も健在ならば、夫婦二人で旅行に出かけたり、孫たちと時間を過ごしたり、終活に励んだり出来る。

老後の人生は最終的に一人の人生になる。自分の人生をどのようにして終えるか、終えたいかを考える。私の希望は出来るだけ長く自宅で普通の生活が出来る健康と体力を維持したい。筋トレの目標はそこにある。筋トレは趣味であり、生きがいであり、社会とのつながりのポイントでもある。

私の体は80歳になるまでに壊れていく。持病は視野欠損で目が見えなくなる緑内障である。これ以外は何も問題がない健康体である。でも、老化は少しづつ進んでいく。それに従って今までと同じ生活スタイルは維持できない。

今日、本屋で立ち読みをした。腎臓についての本である。腎臓が悪くなると確実に死ぬ。腎不全は死の病気である。機能低下の腎臓を治すことができない。立ち読みの本では定期的な筋トレや運動が腎臓の状態を改善すると書いてあった。本当かどうかは定かでないが、筋トレは体を若くする効果があることは確かである。自分がそれを体感しているからだ。

70歳を過ぎたら、自分の健康と体力維持を目標にして生きるべきではないかと思う。自宅で1人テレビを1日中見て暇をつぶすシニアにはなりたくない。

 

残る課題は、生きがいだ!これは人ぞれぞれ違う。他人から見たら、なぜ、それが生きがいなの?と思うことに出くわす。生きがいは、探し求めれば必ず見つかる。諦めないことである。

 

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結論

  • 「60歳代、仕事なし、生きがいなし、一人で孤独」。これが現実。65歳になるともっとひどくなる。
  • 自分の時間を生きがいに投入すると生活にリズムと社会とのつながりが再構築される。生きがいから共通の生きがいを持った人との出会いが増える。出会いが増えれば、孤独感は消えていく。
  • 何をして良いか分からないシニアは近場でアルバイトやパートの仕事を始めると良い。社会との新しいつながりが再構築される。