70歳を越えると仕事をやめて年金生活に移る人がほとんどのようだ。この時までにある程度の貯蓄をして置かないと経済的に困ることになる。収入が止まり、年金と貯蓄の取り崩しが始まる。健康であれば、遊びや趣味に没頭できるかもしれないが、多くは医者とのデートに忙しくなる場合が多い。60歳代と70歳代では、ライフスタイルが変わる。
働かなくても食べていけるシニアならば、他界するまでの自由な時間をどう使うかで頭を悩ます。仕事を辞めてからの人生設計は、70歳になる前までに計画しておく必要がある。やりたいことリストを作り、一つずつやって行く。それを一人でやる場合と夫婦でやる場合を分けて暇な時間を出来るだけ無くす工夫をする。
老いが風貌に現れやすくなるのが70歳代である。身綺麗にしておくと周りに良い印象を与える。先程、電車の中で見かけた75歳過ぎの御婦人は綺麗なショートカットで眉毛と目の化粧を目立つようにしていた。マスク美人のメリットをうまく利用している。
人生の大きな区切りとして65才がある。年金の支給が始まる年齢だ。同時に前期高齢者というラベルが貼られる。ぶら下がって働いていた会社から「これまで働いていただいてご苦労さん!」を言われて職場を後にする年齢である。生活に必要な年金が入っても十分な額ではない。65歳以降の老後の生活プランを作らねばならない。出来るだけ楽しめる老後生活プランである。
ワクワクする生活は自分で作っていかねばならない。自分の欲求を1枚の紙に書き出してみる。すぐに実現できるものから夢のように感じるものまで何でも良い。書きながらワクワク感を感じ始めれば、それを実現するために何をすれば良いかを考える。
新型コロナ感染で今までの生活様式や常識が急激に変わった。マスクはもう必須ファッションアイテムになった。コロナ禍が落ち着いてきてもインフルエンザと同様に自分たちの生活で共存することになる。シニアにとって新型コロナ感染は怖い。最悪死ぬことになる。
旅行に行くことが今まで以上にワクワクするかもしれない。普通にできたことがコロナ災いで出来なくなるとそこに価値が生まれる。自分の体を自由に使える年齢は75歳ぐらいかもしれない。70歳から80歳の10年間は免疫力低下で襲ってくる病魔との戦いになる。運が良ければ80歳まで生き延びれる。元気でいるうちにワクワクする事を先に味わっておかないと損をする。
夢に出てくる映像がある。こんな場面に現実の世界で出くわしたい。男性の目を楽しませる。
幸せの感じ方は人それぞれ。その人の感じ方で幸せを感じたり、不幸せを感じたりする。他人は、あの人は資産家だからお金で困らない生活をしている。いいなあ!と勝手に思い込む。他人はそう感じても本人は不幸せであると思っているかもしれない。
私の住まいの近くに大規模な高級有料介護付き老人ホームがある。そこに入居できる老人たちは資産家である。月額の生活費だけで100万円以上支払う事になる。そんな老人ホームで生活するシニアたちはさぞかし幸せなんだろうなと私は思う。
私の老後は、老人ホームにも入れないかもしれない。老人ホームに入居出来る、出来ないで幸福の基準が勝手に私の心の中で作られる。入居している老人たちにしてみれば、こんな老人ホームよりも自宅で暮らしたいと思っているはず。幸せはこの老人ホームの生活の中にはないと。
どんな境遇にいようと自分の思い方、感じ方次第で幸福感が変わる。シニアの老後は、老いてくれば来るほど以前の生活よりも悪くなっていく自分の姿を直視する事になる。幸福を感じる機会が多い老人とそうでない老人に分かれる。
横浜の駅を歩いて帰宅しようとしていたら、目の前に若い美人が通り過ぎた。私の目が点になってその後を追った。こんなことが時々ある。その度に横浜には美人が大勢いるなあ!と思う。顔だけでなく髪形や後ろ姿も美を感じる。美しい女性を見ると心が弾む。
60歳代、70歳代のシニア男性が若い女性をナンパできないのだが、美人であれば眺めて楽しむ。美女に迷惑をかけない方法としてはこれぐらいしか無い。男性は何歳に成っても若い、美しい女性に興味を持つ。見るだけで楽しませてくれる。
生きる気力を失いかけているシニアは若い美人女性を眺めるべきだ。生きる欲が出てくる。一般的に美しい人や物は理由なく私達の目を奪う。見ているだけで心が躍るからだ。「美人を探して眺めること」が老人の生きがいになれば残り少ない人生も楽しくなる。
マイボトル、マイマグカップをカフェで使うと数十円の割引をしてくれる。私はタリーズコーヒーでいつもドリップコーヒー(sサイズ)を購入している。タリーズコーヒーではマイボトル持ち込みで30円の割引になる。マイボトルはリュックがないと手荷物になる。そのため、マイボトルを利用しない人が多い。特にシニアはそうである。
私はマイボトルを常用している。単純に節約のためである。マイボトルは割引というメリットがあるが、こんなディメリットも生まれる。
私は今までサーモス製ステンレスボトルを使用していたのだが、1年ぐらいでボトルの内側がコーヒーの汚れや匂いがひどくなってしまった。コーヒーの汚れは普通の洗浄では取り難い。洗浄の面倒くささと取れない汚れと匂いが嫌になったのでボトルの内側に汚れと匂いがつかない、洗浄がしやすいマイボトルを探した。
カフェにマイボトルを持ち込んでコーヒーを飲んでいる人は私と同じ経験をする。私が購入した磁器製マイボトルはSwanz 磁器製 NEST CUP 450ml フラスク ボトルで5,796円(税込み)と高い。高いけれど私の問題を解決してくれる。そこに価値を見出した。下記の画像が実際に届いた磁器製マイボトル(マグカップボトル)である。
タリーズコーヒー店でドリップコーヒー(ショートサイズ)でもあまり余る容量。Lサイズで丁度良いかもしれない。リュックの中に入れて持ち歩きようになる。ドリップコーヒーを飲んだあとは水で濯いで直ぐに綺麗になる。自宅に帰ってから食器用洗剤で洗えばそれで除菌と見えない汚れが完全に取れる。
毎朝、横浜駅に向かう電車に乗るためにプラットホームで待っていると若い女性が何人も歩いてやってくる。彼女たちの服装は小綺麗である。ついつい、じーと見とれてしまう。出勤するための服装を考えて決めているに違いない。若い女性が会社に出勤するような気持ちの服装がシニアには必要と私は思う。良い印象を周りに与える。
服装はTPO(Time, Place, Occasion)で決める。自分の服装や見え方を意識するシニアはTPOを考えた服装で外出する。家着と外着の違いでもある。私の服装は自分の体を若く見せる服装になる。筋トレ効果を肉体で見えるようにする服装にしている。高齢者の体は老化で枯れてくる。体の若さは筋肉量で変わってくる。
夏は猛暑であるのでスポーツウエアのTシャツと汗が出てもすぐに乾燥するジョガーズパンツにしている。上はネイビーブルー、下は白。シンプルで爽やかさを体と服装で表現する。それが私の夏の服装イメージである。
なぜ、私がシニアの服装に拘るのか。ランチ時間帯に横浜駅近くを歩くと多くのシニア男性を見かける。彼らの服装がパットしない。外着でなく、家着そのままの姿で外出して暇つぶし徘徊している。どうせ、暇つぶしでブラブラするならば、その姿を見られても良い印象を与える服装が良い。
横浜駅周辺は自宅近所ではないので家着と感じられる服装はその人の生活意識に疑問を持つ。会社を卒業して年金生活になっても家着と外着の違いだけは意識したシニアであってほしい。
年金生活を始めている高齢者(シニア)
団塊の世代の高齢者は、会社組織の制約から逃れて自由自適の生活をしていると思っている人達が多いだろう。実際は、こんな感じだ。
最初の半年は、自宅でゆっくりと好きなことをやりはじめる。本を読む。映画を見る。夫婦で海外旅行に行く。思いつくこと、やりたい事を行う。
徐々に今までやりたかったことが満たされ、時間をもて遊ぶようになる。この頃から、奥さんから「家にいないで昼間は外に行って!」というリクエストが多くなる。
60歳、65歳で会社を卒業しても暇な年金生活を始めるシニアは少ない。なんとか働ける場所を探し始める。すぐに見つかる仕事は自分が求める職種でない。自分の職歴や経験を考慮されない人の手を満たすだけの仕事が多い。お金を生活のために稼ぎたいという理由ならば、清掃、マンション管理、交通誘導、飲食業界などでアルバイトやパートの仕事を見つけやすい。
老後の生活は年金が支給される年齢65歳以降が出発点になる。残りの人生を自分の好みで作り出す。最終目的は「死」である。「死」に向かって与えられた時間を有意義に使い切る。あとは運命に任せるのみ。
年金生活になるとテレビを見る時間が増える。そんな事をいうシニアが大半だ。日本の民放テレビ番組は、低俗そのものが多い。一言でいってつまらない。そんな中で下記に紹介する6つのTV番組は素晴らしい。シニアに好奇心を生ませる。当然、個人差はあるし、趣味趣向が違うので一つのお勧めTV番組リストとして参考にしてもらいたい。
私達はNHKに受信料金を支払っている。どうせ支払っているならば、NHKの番組で楽しめる番組を見ないと損である。民放のテレビ番組と比較するとNHKのテレビ番組は相当マシである。その中の一つにNHKスペシャルがある。民放の特集番組と違って制作費を多く使っているのが分かる。
民放の番組で見る価値がある番組は映画。時々、見落としていた過去の名作映画が放映される。いつも、録画している。CMを飛ばして見ることが出来るからである。
私の妻は、NHK教育番組で英会話を学んでいる。民放の番組ではNHK教育番組のような番組がない。私は時々こんな番組を見ている。
NHK BS 毎週月曜~木曜 午後0時~0時30分
世界の空港・駅・街角に置かれた“自由に弾けるピアノ”。人々が思い思いに音楽を紡ぎ、行き交う人が耳を傾ける。一台のピアノから生まれる“一期一会”の感動・・・ノーナレーションと定点カメラで見つめる。
人々の生の声が聞ける。色々な世界の生き方が見えてくる。
横浜駅から海に向かって徒歩15分の場所に臨海パークがある。今日のランチは、OKストアで野菜天丼とソース焼きそばを買って臨海パークの公園内にあるベンチで海を眺めながら食べた。天気が良く気温が上がっていたので近くに住んでいる若い家族(母親と子供連れ)たちがピクニックに来ていた。
公園のベンチには、ホームレスらしき老人が荷物と一緒に寝ていた。彼を見ていると孤独と孤立が見えた。社会の中で目撃できる孤独と孤立ならば、問題を意識できる。これが、一人住まいのアパートに住んでいる高齢者であるならば、誰も気がつかない!孤立と孤独は隣り合わせだ。
一人暮らしの高齢者は増えている。長生きをすればするほど一人暮らしの生活になる。そんな時が必ずやってくる。今からどのような生活を送りたいかを考える必要がある。
自分がシニアの年齢になると自然と同年代以上のシニアに目が行く。共通点は、皆さん、デイパック(リュック)を背負って歩いていること(男性に限り)。定年退職をするとスーツ姿で出歩くことが激減する。そのため、自分の服装をどうしたら良いか迷い出す。
年金生活を送っているシニアは健康のために日中は自宅を出て街中を歩き回る。その時の服装をどうするかで奥さんから色々と指図が飛んでくる。変な格好で外出しないでねと私が困るからと。外出する時は奥さんの洋服チェックが入る。私の奥さんも私の外出時に厳しい目で服装をチェックする。
今日などはこんな感じで言われた。「あなたは帽子が似合わないからかぶらないでね。スラックスに運動靴は駄目だから革靴にして!」
2 / 40
このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。