結婚をしない人、結婚できなかった人の老後はどうなるのだろうか。人生100年になる現代、長生きをすると知人や親せきが先に消えていく。結婚して子供がいて、孫がいれば、自分の最期を看取ってくれる家族がいる。結婚しないで年寄りになって行く人は、自分の老後をどうしようとしているのだろうか。
そんな疑問が義母が入居している老人ホームで面会している時に頭に浮かんでくる。義母は、恵まれている。子供、孫、ひ孫までいる。彼女の最期を看取ってくれる家族が大勢いる。
若い人たちは自分の老後のことを考えることがない。今を楽しみたいと思って遠い未来を見ていない。彼らは今の生活がずっと続くと思い込んでいる。現実はその逆であることを認識していないというか、考えようとしていない。
結婚しない、出来ない理由は色々あるし、個人差が大きい。自分にあった伴侶を見つけるのは誰にとっても難しい。運命の赤い糸で結ばれるしか無い。結婚したくても相手が見つからない。そんな若者も多い。ただ、意識して結婚をしないと思っている若者は自分の老後のことを良く考えて今から準備をしたほうが良い。老いて来るとその理由が周りから自然と伝わってくる。その時になって対策を取ろうとしても時すでに遅き!
孫は結婚して自分の子供がいないと生まれない。自分の子供が結婚して子どもを産めば孫を持てる。現実は、子どもを産めない夫婦が増えている。孫を持つには2つの壁を乗り越えないと持てない。子どもの結婚と孫を産むという壁である。この2つは誰もわからない。「運」である。
幸運にも私たち夫婦は二人の子供に恵まれ、長男夫婦に3人の子どもが生まれた。次男はまだ独身でいつ結婚するのか分からない。できれば、結婚してほしいと願っている。相手がある話であるので「運を天に任せる」しかない。
自分のお財布を出して、今、いくら現金が入っているかを確認して見てください。
10万円以上現金が入っている人は少ないのでは。私の財布には、1万円ぐらいしか入っていません。1日に使うお金が1000円ぐらいだから。大金は持ち歩いていない。
クレジットカードはどうか。
複数枚のクレジットカードを持っているが、1か月に1度使うか使わないかの頻度。基本、私の生活は現金払いの生活。だから、クレジットカードには用はない。クレジットカードは万が一のための道具である。
最近は現金やクレジットカード以外に電子キャッシュ(Paypay、イオンPay、Suicaなど多種多様)がカードやスマホアプリで使える時代になってきた。若者ほど電子マネーを使っている。シニアは電子マネーを理解して上手く使えるまで時間がかかる。一度、使い方に慣れるとクレジットカードと同じ感覚で使い始める。
老後の生活でお金を節約したい方は現金払いか、そうでない支払い方かで節約ができる、出来ないになる。
老後一人の生活になった時、自分の世話が出来れば自由快適な老後の生活が送れる。誰もが最後は一人の生活に直面する。そして、自分の家で一人生活が出来なくなる時がやってくる。
認知症になる。転倒して骨折し、介護ベッド生活になる。足の衰えで身の回りの世話が出来なくなる。こんな理由で一人で自分の世話が出来なくなる時が来る。
そうなる前にどうするかを決めて準備をしておけば、老後の心配事は消えていく。今、何も問題なく幸せな年金生活を送っているならば、これから起きる人生最後の選択と決断を考えるべきである。私には3つの選択肢がある。
良くこんな事を聞く。老いてくると指の指紋が薄れてくる。本当かどうかは分からないが、シニアの指でスマホの画面をタッチすると上手く反応しないことが多い。スマホのタッチセンサーは静電気で反応する。指が乾燥していると電気通電が悪くなる。スマホの機能にタッチ画面の電気通電を良くする機能があるが、それでも改善されない時がある。
一般的な対策:
この中で一番効果がある方法は・・・これだ!
年末はテレビ番組が面白くない。いつも、この時期になるとネット配信のストリーミングビデオの契約をしてしまう。昨年はディズニープラス、今回はプライムビデオ(1ヶ月間600円)と再契約をした。これでつまらないテレビ番組があるときにプライムビデオに゙変えて見逃していた映画を楽しめる。
12月24日のクリスマスイブ、25日のクリスマス、31日の大晦日、2025年1月1日元旦と時は流れる。イベント日を利用して食べる物や過ごし方が変わって行く。24日にはデパートの惣菜フロアーで照り焼きローストチキンとケーキを買う。25日のクリスマスの日は何もしない。この日から31日まで自宅の大掃除が始まる。
窓拭き、浴室、トイレなどを念入りに掃除するのは私の役割。70歳はまだ体力があり、体の動きで不自由を感じない年齢である。これが80歳代になると同じことは出来なくなるかもしれない。今の調子で週2回筋トレを続けていれば、多分、同じことが出来ると思っている。
自宅の仕事を終えれば、後は好きなことが出来る。仕事納めは29日にしている。筋トレ納めも29日である。「師走」はあっという間に過ぎて行く。過ぎて行く前にやるべきことをやろう!
69歳である私は、いつも、70歳過ぎになった時の自分を想像する。今と同じ感じでビジネスを継続できているかどうか。大きな変化が社会に起きている。インターネットビジネスもダイナミックに変化してきている。変化を味方に出来るよう自分のビジネスを変えていく必要がある。
今の自分が何をやるべきかを考えている。自分の生きがいとして始めたビジネス、60歳代のときは加齢から来るリスクを感じていなかった。70歳代になると体の免疫力の衰えで体調不良や病気に成りやすい。加齢によるリスクである。
65歳定年退職で起業するシニアは加齢によるリスク対策をビジネスモデルの中に入れておく必要がある。体がいつも資本であるので自分の健康次第でビジネスが終わる。70歳代から老化現象が今よりも顕著に出始める。老化によるリスクをどう考えるてビジネスをするかが命題になる。
70歳になる人間が100歳以上生きたいと思うだろうか。70歳の声を聞くと「もう、あなたは立派な老人ですよ!」と世間から見られる。孫たちからは「爺(じいじ)」という声が聞こえる。80歳、90歳、100歳になってもそれは変わらない。今の生活を続けたいという欲求が誰にでもある。気が付けば、90歳になっていた。ふと、周りを見たら友人、知人、伴侶が消えていた。他界してしまったのだ。
私を知っている人たちは子供や孫しかいなくなる。子供がいなければ、誰もいなくなる。自分の存在は社会から見てNobody!になる。日本は65歳以上の単独世帯率が約32%ぐらいになる(2020年統計)。長生きすれば幸せになるとは限らない。
私達は運命として「死ぬために生きている」。でも、肉体の寿命で生きて楽しめる時間が制限される。
日本の健康寿命2019年(令和元年)のデータでは、
健康な状態で生活ができる年齢が長ければ、孤独が続く。介護される状態で老人ホームで生活するならば、他界する時期が迫ってくる。ピンピンコロリで他界することを誰もが願うのはこんな理由かもしれない。
1970年から1980年代までの音楽は、私の青春時代の音楽であった。67歳になってYoutubeにある「洋楽70'sメロディー」を聞くと青春時代の映像が瞼に映画のように映されて来る。例えば、Earth Wind & Fireの"Fantasy"などだ。米国の大学のルームメイトが良く聴いていたことを覚えている。
私の青春時代は、米国の州立大学に留学していた4年間。その当時に流行していた音楽を聴く度に私がその音楽を聴いた「場所」と「年」が浮かんでくる。
音楽は、頭の奥底にアーカイブされていた記憶を立体的に呼び起こしてくれる。懐かしい気分になる。音楽は不思議なパワーがある。気分を一瞬に若返らせる力である。介護施設で生活をしているシニアたちに青春時代の流行音楽を聞かせると顔色がパッと明るくなる。
夢の中でお金を汗水たらして稼ぐ必要がなくなった自分を見る。生きて行く上で必要なお金を稼ぐ必要がない状態になった自分である。働く必要もない。お金、お金といつも考える必要もない。お金を稼ぐという欲求、尻に火がついた精神状態、そんなストレスから開放された自分の姿を夢の中で見た。
お金が十分あれば、幸せなのか?答えは、私の夢の中にあった。現実の世界で高齢者は本当にお金で困っているのだろうか。下記に令和4年高齢社会白書のデータがある。68.5%の65歳以上が経済的な暮らしで心配していないという。これは令和6年高齢社会白書のデータでも同様である。
(引用先:内閣府、令和4年高齢社会白書)
65歳以降のシニアの生活は暇な時間が悩みのタネになる。働きたいが自分の得意を活かせる雇用先が見つからない。体も元気で普通に働ける健康があるが、雇用主は若い人を求める。年齢という差別が今の社会にある。
年金をもらいながら自由時的な生活が出来るかと思っても経済的に余裕がない。年金プラスあと10万円以上あれば、窮屈な生活を送る必要がなくなる。そう感じているシニアが多い。私はそんな65歳過ぎのシニアに個人事業主になることを勧める。
大きなビジネスを考えるのではなく、小遣い稼ぎ程度のビジネスを始める。小遣い稼ぎ程度のビジネスの種は探せば見つかりやすい。見つけてやるか、やらないかの世界である。こんな事例がある。
ある大学生が近所に住む老人に声をかけられた。私に代わって近くのスーパーマーケットでこのメモに書いた食品を買って来てくれないかと頼まれた。お駄賃として1000円あげるからお願いと。買い物してその老人に届けるのに30分もかからない。30分で1000円は悪くないと思ってその依頼を受けた。
これがきっかけになって週に2回ほど同じような依頼が続いた。1ヶ月が過ぎる頃にその老人から別の老人を紹介された。同じような買い物代行をやってくれないかということだ。一人が二人、二人が三人となり近所の老人の買い物代行サービスが成り立っていった。大学生の彼にとってちょっとした小遣い稼ぎになった。
困っている老人は多い。ただ、それが見えていないだけ。それを探せば良いだけである。
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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida
Profile
Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.
シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。