横浜駅から海に向かって徒歩15分の場所に臨海パークがある。今日のランチは、OKストアで野菜天丼とソース焼きそばを買って臨海パークの公園内にあるベンチで海を眺めながら食べた。天気が良く気温が上がっていたので近くに住んでいる若い家族(母親と子供連れ)たちがピクニックに来ていた。
公園のベンチには、ホームレスらしき老人が荷物と一緒に寝ていた。彼を見ていると孤独と孤立が見えた。社会の中で目撃できる孤独と孤立ならば、問題を意識できる。これが、一人住まいのアパートに住んでいる高齢者であるならば、誰も気がつかない!孤立と孤独は隣り合わせだ。
一人暮らしの高齢者は増えている。長生きをすればするほど一人暮らしの生活になる。そんな時が必ずやってくる。今からどのような生活を送りたいかを考える必要がある。
孤独と孤立を避けるには
私の生活はほとんど一日中ノートパソコンの画面を見ながらインターネットの世界で仕事をしている。周りに同僚も友達も知人もいない。いるのは、スターバックスの店員とお客たちだけである。店員とはコーヒーを買う時に一言、二言無駄話をするぐらい。それ以外は人間との会話がない。
今は仕事があるから仕事に集中していれば孤独や孤立をあまり感じない。それに一緒にいると楽しくなる妻がいる。一緒にいると楽しくなる伴侶がいなければ、楽しくなる新しい知人を見つけることである。
仕事はいづれなくなる。その時、暇な時間をどのように使うかが問題になる。老いれば老いるほど、自分と向き合う時間が増えてくる。最終的に誰もが一人になり、その状態を受け入れざるを得なくなる。孤独も孤立も感じ方次第かもしれない。
一緒にいて楽しくなる人を見つける
仕事に夢中になると孤独の世界に自分が入っていても気にならないし、意識しない。孤独は、仕事を離れた時に訪れるのだが、自宅にはいつも笑わせてくれる福の神である奥さんがいる。福の神は、日本人のように見えて西洋人のような性格を持っている女性。ユーモアとウイットがある。感受性が高く、性格が普通でなく面白く楽しい。隣にいれば、直ぐに笑いが飛び出す。
福の神である家内は、いつも、地域の友達グループに囲まれ、色々なお誘いでスケジュールが一杯。そんな福の神を妻に持つ私はその恩恵を受けている。自宅以外の場所では、孤独な世界で生活をしているが自宅に帰ればいつも顔を合わせて笑える生活がある。笑いがある生活には孤独も孤立も生まれない。
福の神の家内がいなくなったら、私の生活に孤立と孤独の両人が住み始める。私が出来る事は、新しい福の神を探して一緒に生活をするか、定期的に時間を過ごす仕組みを作るしかない。
つまり、こうだ。
孤立と孤独が自分の生活内に住み始めたら、新しい友達や知人を作るしかない。新しい友達と知人の性格は、一緒にいると楽しくなる性格の人たち。明るい人達である。孤独な人は孤独な人を引きつけるので気をつける。明るい性格の人はどこで見つけるのか?
見つけ方は人によって違う。私ならば、色々な場所に顔を出しながら探す。色々な団体に顔を出して自分の肌似合いそうな団体でしばらく活動をしてみる。歩くことが好きならば、歩く団体に定期的に参加する。地区のスポーツセンターで体を鍛えたいならば、健康体操教室に参加する。
明るい性格な人は自然と光って見える。そんな人の近くに行って挨拶から始める。会う度に一言、二言の短い会話をする。それを定期的に行うことで顔見知りになる。積極的にアクションを起こせる高齢者は、必ず、救われる。
経済的に問題なくただ孤立して孤独を味わっている高齢者ならば、介護施設で老人たちの話し相手になるボランティア活動をしてみる。介護施設にいる老人の中には、明るい性格な人が一人や二人ぐらい必ずいる。自分よりも恵まれていない老人がいるという現実を認識して何が出来るかを考え、行動を起こす。行動を起こすことが出来れば、孤立と孤独は自分の生活から離れていく。
居心地の良いカフェを見つける
自宅から一歩外に出て新鮮な空気を吸う。外に出たら、居心地良さそうなカフェを散歩しながら探す。私は若い女性たちが好むカフェ、スタバやタリーズのお店を外出時の居場所にしている。いつも仕事場がスタバか、タリーズであるからだ。ポイントは自分にとって居心地の良い空間と時間を提供してくれる場所であればどこでも良い。
平日の朝8時から10時頃まで、マクドナルドはシニアたちが新聞を持ってやってくる。社会人は会社で働き、学生は学校で授業を受けている。店内は静かである。一杯120円のコーヒーを注文し、ゆっくりしている高齢者が多い。
カフェで何をするのか。オススメは図書館から借りてきた本を読むこと。本の世界に没入すると現実から一時的に離れた生活ができる。時々、息抜きに店内の若い女性客や店員を観察してみる。お客は出たり入ったりして変わるので人間観察をすると面白い。
カフェの常連客になれば、いつも注文を取る女性店員とも仲良しになる。ちょっとしたお喋りもできる。一人暮らしのシニアにとって若い女性との触れ合いは新鮮に感じるはずである。カフェの窓から外を見ると魅力的な女性が歩いているのを見かける。目はその女性のファッションやスタイルに釘付けになる。
地域の運動教室に通う
孤独や孤立は体を積極的に動かすことで回避することができる。近くにあるスポーツセンターや地域運営のスポーツ教室に参加してみることである。週3回程度開催される運動教室や体操教室などがおすすめ。体を動かしながら教室に参加している人たちとのお喋りができる。
私は筋トレが趣味であるので週2回近くのスポーツセンターにあるジムで筋トレをしている。火曜日と金曜日の午前9時頃に行くのでその時間帯で筋トレをしている人たちと顔見知りになる。会話ができる方と顔だけで会釈する方など触れ合いの程度は様々であるが、見慣れた顔を見ると心が落ち着く。
自発的に体を動かす活動は精神的に目に見えないプラスエネルギーを脳に与えている。体を積極的に動かすことで孤独感を消え去ってくれる。運動した後の気分も良い。孤独や孤立を少しでも感じ始めたら、運動教室に参加することである。
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結論:
誰もが最終的に孤独と孤立を受け入れることになるが、そうなる前までは考え方次第で孤独と孤立を遠ざけることが出来る。孤独は感じ方次第で変わる。孤立は現実の生活環境を楽しく変化させることで他の人達との触れ合いが増える。
全ては自分次第である。