今感じていることはこんなこと。70歳だからという理由ではないが、若い頃と比較して逆になった感じである。
- 面倒なことはやりたくないという気持ちになることが多い
- 海外旅行への魅力を感じなくなった
- 夜は自宅でゆっくりしたい
- お金で縛られたくない
- 時間に追われる生活をしたくない
- お酒を飲みたいとは思わなくなった
- 子供連れ家族から遠ざかる
- ファストフード店のハンバーガーやフレンチフライ、ドリンクなどを食べなくなった
70歳になって一つ行動面でやらなくなったことがある。
2025年大阪万博、東京ディズニーランド、USJ、花火大会、野外音楽イベント、長時間並ぶ場所などは意識して行かないようにしている。過去の経験から気分が乗らない。人が大勢集まる場所を極力避けるのは、疲れるからだ。肉体だけでなく気分的に疲れる。
老いからくる体力の衰えである。
「嫌だな」と感じてしまうこと
70歳と聞くと、多くの人が「もう高齢者」というイメージを持つかもしれない。実際、自分自身もそう感じることが増えた。年を重ねることは自然なことであるが、それでも「嫌だな」と感じてしまうことがいくつかある。今日は、そんな正直な気持ちを話したい。
体力の衰え
まず、一番に感じるのは体力の衰え。若い頃は平気だった階段の上り下りも、今では息が上がる。重い荷物を持つのが億劫になり、ちょっとした散歩でもすぐに疲れてしまう。以前のように自由に体を動かせないことに、もどかしさを感じずにはいられない。つい先日も、孫と公園で遊んでいたら、あっという間にへとへとになってしまい、改めて歳を感じた。
記憶力の低下
次に気になるのが、記憶力の低下。人の名前がなかなか思い出せなかったり、買い物のリストを忘れてしまったり、ひどい時には何をしようとしたのかさえ、すぐに忘れてしまうことがある。もちろん、すぐに思い出せることもあるが、この「あれ?」となる瞬間が増えるたびに、少しだけ不安な気持ちになる。新しいことを覚えるのも、若い頃に比べて時間がかかるようになった。
周囲の目が気になる
そして、周囲の目が気になること。転ばないようにゆっくり歩いていると、後ろから来る人に気を使わせてしまったり、お店で商品の説明を聞いていると、店員さんに「この人は理解できるかな」と思われているような気がしたり。実際はそんなことはないのかもしれないが、自分自身が「高齢者として見られている」と感じてしまう。これは、社会とのつながりの中で感じる、少し寂しい側面かもしれない。
できないことが増える寂しさ
若い頃は当たり前にできていたことが、少しずつできなくなる寂しさも感じる。例えば、細かい字が見えにくくなったり、以前は楽しめた趣味に集中できなくなったり。新しい挑戦をしようと思っても、体力や気力の面でためらってしまうことがある。こうした「できないこと」が増えていく現実に直面すると、少しだけ気持ちが沈んでしまう。
人混みが嫌になる
人混みの中を歩くと疲れる。ぶつからないように歩くのは神経を使う。自分のペースで歩くのが難しくなる。ややもすると前の人のかかとを踏んでしまう。特に金曜日の夜は横浜駅周辺に人がたくさん集まる。そんな時間帯をできるだけ避けて自宅に帰ることにしている。
平日横浜の(仕事場として使っている)カフェに出勤する時間帯は朝のラッシュアワーを過ぎた9時過ぎ頃である。電車の中で座っていける。少ない乗客で見渡せる空間がある。
蒸し暑い環境が嫌になる
熱帯夜ほど嫌なものはない。どうしても冷房を入れて寝ることになるのだが、体が冷えすぎる場合がある。暑くても湿度が低く乾燥しているならば、暑くても快適に感じる。カルフォルニアの気候である。冷房が効いた空間から外に出るとムッとする空気を感じる。日本も気候も亜熱帯化し始めている。
シニアは熱中症になりやすい。暑い外を歩き回る老人は暑さで疲れやすい。今、タリーズのお店にいるが、先程、80歳代の老人男性が暑さと疲れを癒やすために店内に入って寝ている。タリーズやスタバは冷房が効きすぎる傾向があるので気をつける必要がある。
老人だらけの場所は避けたい
老人が集まりやすいカフェや飲食店はなぜか行きたくない。むしろ、若さを感じる、新しい価値を見出す場所に行きたくなる。老いを感じている自分自身を忘れたいからだ。ドトールコーヒーやモリバコーヒーは安いコーヒーを求めて老人客がやってくる。コーヒー1杯500円以上の高いカフェは若い女性たちが多く集まる。
病院と老人ホームは行きたくない。どちらも老人が集まりやすい。豪華客船で行くクルーズ旅行も魅力を感じない。裕福な老人だけが集まる。何を求めているかと自問自答すると、若さである。自分に若さを感じないから周りに若さを求めたくなる。
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結論:
老いてくると体が思うように動かなくなる。精神的にも忍耐力が落ちる。生活習慣が変わることで嫌なことがどうしても増える。人生の終盤を迎える70歳代は嫌なことを極力避けて人生を楽しむことに集中すべき年齢である。