3月から4月にかけてスタバで働くアルバイトスタッフが入れ替わる。毎年のイベントだ。今日、土曜日は大学生スタッフが働いている。いつもコーヒーを飲みに来るスタバだが、見慣れないフレッシュなスタッフたちだ。これが、平日の午前になるとベテランの主婦スタッフがパートで働いている。彼女たちは、昔ながらの面々だ。私の顔を見れば、何がほしいかが分かっている。
ベテランの主婦スタッフは、私がいつも持ってくるマイボトルを手渡すと忘れずに小さい紙カップも一緒に渡してくれる。今日の大学生スタッフは、なぜ、私が小さい紙カップが必要なのか理解していない。彼らにとって私はただの新しいお客でしか無い。私が常連客であるということを知らないだけだ。
スタバのアルバイト店員は代わり、お客は変わらない
私のようなスタバの常連客にとって毎年顔が代わる大学生アルバイト店員は、新鮮で良い。特に女の子は可愛いからだ。常連客にとって若い女の子と会話ができるだけで心が弾む。シニアは、20歳代の女子大学生とお喋りができるチャンスが殆ど無いからだ。スタバの女子大生店員は、気楽に会話に乗ってくれる。お客様とのコミュニケーションを重要視する教育がされているからだ。
新しいお客様に出会ったら、必ず、自分から進んで話しかけるという教育を店長からされている。
ドトールコーヒー、上島コーヒー、タリーズコーヒーなどの店員は、決して、進んで話しかけてくれない。注文を取りコーヒーを渡してくれるだけだ。私にしてみれば、なにか物足りない。お客様とのコミュニケーションを重視するスタバの方針は、私のような固定客を生み出す。
何回か新しい女子大生店員と顔を合わすことができれば、注文のたびに小さい紙カップを要求するおじいさんがいるという話が他の女子大生店員に口コミで伝わる。その口コミがベテランの主婦たちや店長に伝われば、私がなぜ小さい紙カップが必要かの理由を大先輩たちが説明してくれる。私がいつも利用するスタバのお店が3店ほどある。3店とも新しい女子大生店員になっている。
1店は、既に、私がなぜ小さい紙カップを注文する時に必要なのか分かっている女子大生店員がいる。コーヒーの注文をすると必ず小さい紙カップも一緒に出してくれるからだ。その店舗の店長は、顔なじみのスタバの店長であるからだ。その女子大生が店長に尋ねたのではないかと思う。
スタバでコーヒーを飲む時、マイボトルを持ってくると280円(税込み)になる。通常は、302円(税込み)だ。私がマイボトルを持ってきている理由は、割引の魅力だけではなく、コーヒーを冷めないで飲みたいからだ。その時に小さい紙カップが必要になる。マグカップや紙カップで飲むコーヒーは、短時間で冷めてしまう。覚めたコーヒーは美味しくない。
マイボトルから小さい紙カップに温かいコーヒーを注ぎ、温かいコーヒーを飲む。それがアルバイト店員には分かっていない。そんなことを考えてコーヒーを頼むお客が少ないからだ。私は、アルバイト店員に聞かれたそんな説明をしている。
3月から4月は、そんな説明を新しい女子大生店員に何度もする儀式が多い。店長も常連客が誰でどのような好みがあるのかを分かる限り女子大生店員に教えている。3月末から4月初めは、入学・卒業、入社・移動が多い時期だ。残念ながら私の仕事にはそんな変化はない。私は年を取るだけで周りの環境が変化していっている。
毎年同じことの繰り返しのように見えるが、時代の変化は物価に現れている。スタバで販売しているケーキ類の価格が値上がっている。新しいケーキが販売されるたびに類似のケーキが無くなり、値上った価格で登場する。常連客には、それが肌身で感じ取れる。
この記事「スタバの面々:平日と週末で顔が代わる」のポイントは、
- 3月から4月にかけてスタバで働くアルバイトスタッフが入れ替わる。
- 私のようなスタバの常連客にとって毎年顔が代わる大学生アルバイト店員は、新鮮で良い。
- 私がマイボトルを持ってきている理由は、割引の魅力だけではなく、コーヒーを冷めないで飲みたいからだ