朝起きて朝食をとったあと、体の調子が思わしくない時がある。特に胃の調子や腸の調子が悪いと体全体の調子がおかしくなる。胃や腸は栄養を取り入れる場所なので体への影響が強いのかもしれない。そんな状態の時、何かをやろうとしようとしてもやる気が強まらない。 

なぜ、シニアは元気を失いやすいのか?

60歳を過ぎると老化現象が体の至る場所に出てくる。何か一つでも持病を持つと持病を気にしながら生活が回る。お金と健康の心配が頭の片隅から前面に出てくる。シニアが元気を失う理由はたくさん生まれてくる。その兆候が体に出始めるのは70歳の声を聞き始めたときである。

70歳を過ぎると体の筋肉が衰えて身動きで不自由を感じるレベルまで弱まる。体が弱まると気も心も弱まってくる。そんなシニアたちに元気を出させるには問題になっている弱まる体力を強化させることで解決できる。

老化に勝つには体を鍛えるしか無い

60歳と70歳では体と気力の面で大きな変化がある。体は年齢とともに衰えてくる。肺の機能が劣化して酸素を吸収できる量が少なくなり、階段の上がり下りで息切れがするようになる。筋トレを長年続けているが持久力を維持するのが難しい。筋肉は鍛えられるが臓器の機能は若返らせることは出来ない。

体全体の体力が老化現象で自然と落ちてくると精神面でもマイナスの影響が出てくる。面倒で時間がかかることに気力が付いて行けなくなる。新しい事を覚えようと思う気力が湧いてこない。多分、これは誰もが味わうことではないか。

体が弱くなるとは

疲れの回復に時間がかかったり、原因不明の体調不調が現れたり、疲労感が長引いたり、気持ちが悪い状態が続いたり、関節に痛みがあったり、今まで経験したことが無いような体の不調が突然表れる。

体の不調が続くと仕事への集中が出来なくなる。何かをやる予定が予定だけになってしまう。体は人生の基盤であることがわかる。若い頃は、1日、2日位で体調が元に戻るのが大半であったが、60歳を越えると何故か不調が続く。原因が分かれば良いが、わからない場合が多い。

更年期障害なのかもしれない。体が老いの調整段階に入っている時、原因不明の体の不調を過去に体験している。

60歳になる前に左人差し指がばね指になった。ばね指状態が、元に戻るまで半年以上時間がかかった。何回か整形外科で診察を受けて痛み止めの注射を受けたがしばらくするとまた同じようなばね指状態に戻ってしまう。治療することを諦めてありのままにしておいたら、気がついたら治っていた。自然治癒である。

50歳後半にも同じような自然治癒現象があった。両手のひらの指全部にこわばりが起きた。朝起きた時に何故かこわばりが指全部に起きていたのだ。指を動かし始めれば治るのだが、毎朝こわばりが続いた。半年後にこの現象が嘘のように消えた。

同じような体験をする50歳代や60歳代の人が多い。老化現象の一部なんだと今思っている。これが70歳を過ぎると老化現象がもっと顕著に体の至る部位に発症する。一番ショックな老化は足が重くなり歩行で不自由を感じ始めることである。

普通に歩けるはずと頭で思っているのだが、足は思うように力強く動いてくれない。これが精神的なショックとして気を弱くする。外に出て何かを積極的にするという意欲が薄れる。

気が弱くなるとは

今まで普通に体を使えていたのに突然不具合が生じると気が弱くなる。シニアがビジネスをしている時にそれが起きると将来のビジネス経営をどうすべきかと考え始める。普通の生活が何時までも続くと考えがちだが、年齢による体の老齢化は避けられない。いつ、自分の体が老齢化で不具合が生じ、通常の仕事が出来なくなるかは誰もわからない。

健康でいられなくなった時点で今やっているビジネススタイルを変える必要が出てくる。外回りの多い営業が主な仕事であれば、足や体力に障害が発生すれば外回りの仕事は出来なくなる。別のやり方でビジネスを維持する方法を見つけなければその時点で引退である。

体に自信がなくなると積極的に動きまわろうとする気力が失せる。積極的に物事を考えるよりも消極的な方向に目が行きやすくなる。何をやるにしても自分の健康寿命と健康維持が基本である。シニアがビジネスを始めるときは、自分の健康と相談して何歳まで体に自信を持ってやり続けるとという気力が必要だ。

元気なシニアは、積極的に動きまわる。体に不調を感じているシニアは、どうしても不安が先に出てしまい家に篭もる生活になってしまう。毎日何かの目的で外出して忙しく活動しているシニアの体は老いをあまり感じさせない。動き回るために必要な筋肉を維持できているからである。それが足腰の筋肉に出る。

健全なる精神は健全なる身体に宿る

シニアになってもこの言葉は真実を伝えている。積極的に体を鍛え始めると健康が改善される。健康の維持ができるようになると気力にエネルギーが生まれてくる。食事の量が増えて体が枯れてくるのを防げる。筋トレの疲れで熟睡できる。体の調子が良くなると自然と活発に動き始める自分を発見する。

失われて行く足の筋肉を強化する運動を生活のリズムに入れ込む

70歳代で足の動きに不自由を感じ始めたら、毎日朝食後と夕食後の2回スクワット運動をすることから始めれば良い。なぜ、シニアはスクワット運動を毎日行うべきなのか?

足の筋肉は定期的に負荷を与える運動をしないと筋肉を活発に増やしていかない。脚を使う運動量に比例して筋肉の量を体が調整する。毎日足の筋肉を鍛える運動をすれば、その負荷に答えられる筋肉を作り出す。ポイントは足の筋肉に毎日刺激を送る運動習慣である。

騙されたと思ってこんなスクワット運動をやってみてほしい。

  1. 朝と夕方に10回スクワット運動を行う
  2. 1回のスクワット:腰を下げる(5秒)、腰を上げる(5秒)、ポイントはゆっくりスクワット運動をすること
  3. 早くスクワットをするよりもゆっくりとスクワットをするほうが足に掛かる負荷が大きい
  4. 足に掛かる負荷が大きいほど足の筋肉に大きな刺激が行く
  5. 回数は体力に応じて増やしたり、減らしたりする

無理をせず、自分のペースで毎日続けることで足の筋肉は強化されて行く。3ヶ月間続けられれば、体でその効果が感じられるようになる。

結論

なぜ、シニアは元気がないのか?老化現象で体が弱くなり、弱くなった体が精神的に気力を弱くする。これを改善するには、衰えて逝く体を強くする筋トレを始めること。老いて行くと体を楽にしようとする。体を動かす好き機会が減り体の筋肉が失われていく。この悪循環を断つために筋トレ運動が効果を出す。

全身の筋肉を鍛えるスクワット運動を定期的に続けると体力がついてくる。今まで出来なかった動きが出来るようになるとプラス効果が精神面でも生まれてくる。やり続ければそれなりのプラス効果が生まれるという自信である。体を鍛えると精神面にも元気が生まれてくる。