freedom

60歳を越えて社会から高齢者と見られ始めると周りの環境が変っていく事に気がつく。普通の仕事をやりたくてもチャンスが見つからない。会社に勤務していた時のマインドで世間を見ていると自分にとって不都合な事だらけ。社会は、自分を阻害し始めていると感じさせる。

シニアは60歳を過ぎると社会の弱者になって行く。会社員として働いていた時代のマインドでは社会がすんなりと受け入れてくれない。60歳から70歳の10年間は、自分の足で新しい生活と仕事を作るための基盤になる。定年退職したシニアを社会はどう見ているか知り、それを前提条件に新しい社会生活に挑戦する必要がある。

過去の生活に精神的に縛られないで新しい生活を作り出す気構えが必須になる。会社に頼ってきたマインドから自分に頼るマインドにシフトする。簡単には出来ないので試行錯誤を繰り返す必要が出てくる。会社の名刺ではなく、自分の名刺を作る。その時、自分は何ができる人なのかが分かってくる。

仕事が見つからないならば、自分で仕事を作るほうが今後の人生を楽しむ上で意味がある。他人に頼って生活するのを一度諦めてみる。諦めたら、自分しか頼られなくなる。

定年退職後に仕事がないならば自分で行動して作る気構えが必要!

シニアは20歳代の若者とは違う。世間の冷たさと暖かさを経験している。人間を見る目もできている。長年培ってきたビジネスキャリアと知識がある。若者にはない物を持っている。それが分かっているシニアは、自分で行動して自分の生活に変化を作るべきである。

歩けば、自然と体が風を起こす。行動すれば、必ず、何らかの変化が発生する。動かないで悩んで何も行動しない定年退職者は、自分で変化を起こせない。頭では分かっているが、何をしたら良いか分からないと思っているはずだ。

60歳代はまだ若いので自分から事を起こす

定年退職で仕事を失った老兵(声を失ったカナリア)は、仕事がないと生き返られない。自分の経験と知識を今までのように使える仕事を探すのだが、ない!! 定年退職後の会社員は、そんな現実に直面しながら徐々に社会との接点を失い始める。

70歳の人から60歳の人を見ると、いつも、「若いねえ!」と言われる。まだまだ、体が動くし気力もあるからだ。やりたい事があれば、直ぐにでも行動に移せるのだが、会社の歯車として長年生活してきた60歳代シニアは、仕事が上から降ってくるのを待っている傾向が強い。自分で仕事を取って行こうとしない。自分で作って行こうともしない。

定年退職後に何をしたら良いか分からないシニアはこれから自分中心の仕事を考えて挑戦すべきである。会社組織を卒業したので自分に頼る人生を始めるステージに立つ。

自分で風を起こすにはこんな事から始める!

退職した友人、知人で仕事をしている人に会いに行く事だ。先に退職した先輩は、会社に職を得て働いているかもしれない。また、自分の趣味を仕事にしている先輩もいるかもしれない。共通していることは自主的に事を起こしていること。雇われる生活よりも自分を雇う起業家になるシニアが増えている。

老後の生活を仕事で過ごしたいシニアは既に風を起こして行動している知人、友人に会う事が、第一歩である。

結論

定年退職後に何をしたら良いか分からないシニアは次の事を認識すべき。(1)60歳を過ぎたシニアは社会でどの様に見られるのか、(2)他人に頼る生活から自分に頼る生活にマインドをシフトする、そして、(3)先に定年退職した先輩の身の振り方を調べて参考にする。

60歳から70歳の10年間は、自分の足で新しい生活と仕事を作るための基盤になる。気力と体力があるうちに新しい生活のリズムを作る。会社の名刺を失い、自分は誰なのか分からなくなる。そんな時は自分のアイデンティティーを見つけるために自分の名刺を作ってみる。自分は誰なのかが分かってくる。