現実を直視してみよう。定年退職後、どのような会社に転職しても必ず振り出しに戻る。そんな現実から逃げられない。最後は年齢制限で転職先がなくなる。会社と言う安全なカゴの中で生活するカナリヤは必ず危険な外に追い出される。自由な世界で自立する生活だけが残される。
カゴの外には自由がある。しばらくお金で不自由しない生活が待っている。今までやれなかった事をやれる。これは確かにそうだ。誰もが最初はそのような生活を送る。至って自然な流れである。問題は時間の経過とともに暇になってくることである。以前のように9am-to-5pmの通勤生活を求め始める。
世の中は自分が求めるようになっていない。雇用する側は自分たちのメリットを優先して雇用する。定年退職したシニアにどのようなメリットが有るのかをすぐに言える準備をしておかないと相手にされない。
会社から給与を頂いて生きて来た会社員。リストラや定年退職で会社員生活を終わるとどのような人生が待っているのだろうか。最終的に出来ることをするしかないのは分かっているのだが、頭の中は真っ白状態になる。
自営業の生活を続けている人たちにとって自活は当たり前の生活。給与が自動的に会社から銀行口座に振り込まれる生活をしてきた元会社員にとっては大変な変化になる。早く自活が出来るようマインドを前向きにする必要がある。
失業手当を当てにして遊んでしまうとビジネス感覚が薄れて行く。次の仕事に就くまでのブランク期間を出来るだけ短くすることが再就職の可能性を高める。多くの定年退職者は直ぐに仕事を探さないで1年間ぐらい好きなことをして遊ぶ。これはこれで意味があるのだが、再就職先を探す上ではマイナスである。
以前の会社での人脈やつながりが時間の経過とともに古くなっていくからだ。元同僚や部下の支援を頼み難くなる。再就職先探しでは「鉄は熱いうちに打て」が鉄則になる。
すき家でビビンバ定食を食べてきた。お店の入り口にスタッフ募集の張り紙があった。時給1100円以上。居酒屋とファストフード店は人手不足のようだ。シニアの仕事がここにあるのではないか。モスバーガーでは、60歳以上のシニアを雇っている。店頭でも見かけた。
マクドナルドの各店舗は人手不足でシニアに限定したスタッフ募集のポスターを張り出している。時給は、最低賃金に近い。その代わり、労働時間と日数と職種の麺で調整幅が広い。
探せば直ぐに見つかるシニア向けの仕事が近所にある。目的が年金プラス生活費を補助する収入であれば、アルバイトの仕事でなんとかなる。
悩ましい問題がある。足が弱くなりアルバイトやパートの仕事が出来なくなったシニアである。足の自由を奪われると誰も雇用してくれなくなる。多くのシニアが国民年金では食べていけないために生活保護に頼り始める。自分で生活費を稼ぎたくても稼げない現実があるからだ。肉体労働中心のシニア向け仕事は足を弱くしたシニアにとって意味がない。
年齢が70歳を越えれば肉体労働が体力的に苦しくなる。そんな状態になっても働いてお金を稼ぐ方法を見つけなければならない。誰でもが出来るという訳ではないが挑戦したい人がいればインターネットビジネスを考えるべきである。
多くのシニアはなぜか妻の後をついて回る傾向がある。妻ほど毎日やる事がないからだ。妻がどこかに行こうとすると、「おい、おまえ、何処かに行くのかい?」と聞く。そして、俺もいっしょ行くと言ってくる。
これが何度も続くと妻から付いてこないで!と言われ始める。
一方で、あるシニアはいつも外に出ていく。何処に行くか知らせていない。そのためか、妻は我が夫はいったい毎日何処に行っているのかと不思議がる。自宅にいられない旦那さんたちは目的も無く外出する。それが夫婦円満の第一歩になるからだ。
歩いて行けるカフェやファミレスがあればそこで本や雑誌などを読んでランチタイムまで暇をつぶす人もいる。外出先は人それぞれ。行き先が決まっていない人ほど一般的な場所に行く。
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