これから暑くなる季節。運動をする時に着るスポーツウエアも暑さに対応できるように素材が変わってきている。最近、筋トレ用に購入したパンツ、エアリズムソフトリブフレアレギンス、はユニクロのエアリズム素材にUVプロテクションSPF50+が追加されている。私が購入したフレアレギンスはパンタロンである。下記の写真はアマゾンで見つかるCRZ YOGAのフレアレギンス(定価4700円)である。

パンタロン、フレアレギンス

パンタロンが日本で流行したのは、主に1960年代末から1970年代にかけてである。当時、裾が広がったシルエットのパンツが「パンタロン」と呼ばれ、若者を中心に爆発的な人気を博した。この頃のパンタロンは、現在でいうベルボトムラッパズボンに近いシルエットを指す。

1990年代後半から2000年代前半にかけて、フレアパンツとして再びブームが起こり、そして近年、2020年代に入ってからもレトロファッションの流れで、フレアパンツやベルボトムが再注目される。このように、パンタロン(ベルボトム、フレアパンツ)は、時代によってシルエットや呼ばれ方は変化しつつも、ファッションのトレンドとして何度か流行を繰り返しているアイテムになる。

私が20歳の頃、米国の大学でパンタロンのジーンズが流行していた。帰国時に7枚ぐらいこのタイプのジーンズを持ち帰ったのだが妻が流行ではないと言って勝手に捨ててしまった。もう、40年以上前のことである。ユニクロでフレアレギンスを見つけた時にパンタロンを思い出して直ぐに購入した。

ただ、パンタロン=フレアレギンスは女性中心に流行になっているが、徐々に男性用ジーンズに移ってきている。既にGUではフレアジーンズが販売されている。私の年代ではフレアレギンスではなくパンタロンパンツであるという認識である。

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