ふくらはぎを鍛えると健康になると言われる。ふくらはぎは下半身の心臓だ。第二の心臓とも言われている。重力で血液が下半身に溜まりやすい。溜まった血液を上半身に上げるポンプの役割をふくらはぎがしている。体の健康は、新鮮な血液が支障なく循環しているか、していないかで変わる。高齢者は特に血液の流れが悪くなる。運動不足になるからだ。

60歳を過ぎると誰もが身体の老化を感じ始める。体の調子が以前よりも悪くなったり、疲れやすくなったりする。駅の階段の上がり下りで息が切れる。健康に気が行き始める。私は場所を取らずにいつでも、どこでもやれる「つま先立ち運動」をやっている。この運動をやると足のふくらはぎを鍛えられる。

老いてくると筋肉が毎年1%づつ失われて行く。ふくらはぎの筋肉も例外ではない。ふくらはぎが細くなってきていると感じるシニアは第二の心臓が小さくなって来ていると自覚すべき。

133 / 187