近くのマンションビルを修繕している作業員を見ていたら、結構歳を食っている作業員が働いていた。どう見ても70歳を越えているように見える

でも、

表情と動きは、輝いていて機敏な動きをしていた。体をいつも動かしているからだろう。

自分の仕事がある人とない人では若さに違いがある

横浜駅の地下街をランチ時間帯に歩いていると60歳から80歳ぐらいのシニアに出会う。仕事をしているシニアは、目や顔に張りがある。歩き方も違う。時間に追われているからだろう。

一方で、仕事ではなく、暇つぶしに街に出てきてウインドウショッピングをしているシニアたちの顔は、リラックスして緩んでいる。明らかに時間に追われていない歩き方をしている。引退した人生を送っているシニアである。後ろ姿を見てもあまり魅力を感じない。

シニアの歩く姿、足腰の動き

あのような後ろ姿をして歩きたくないなあ!と思わせる。仕事を持って働いているシニアは、やるべき事を意識して歩いている。それが体全体から出ている。それが私には感じ取れる。目的を持った生活をしていると時間を意識する。時間を効率的に使わないと仕事が終わらないからだ。

マンションの修繕で作業をしている70歳代のシニアは、力仕事をしているためか足腰の動きが力強い。ヨロヨロした足取りではない。歳を取ると歩き方に違いが出る。働いて体を常に動かしているシニアは、姿勢も良い。筋肉が衰えていない証拠だ。

働きたくて仕事をしているのか、生活のために仕事をしているのかは分からないが引退をしたシニアよりも健康的な顔をしていた。私は、いつもこう感じている。

仕事をしているシニアには話題と緊張感がある

仕事をやり続けているシニアは若さを維持していると。自分の時間を暇しているシニアは、老いを感じる。話をしていても話の内容に魅力を感じない。前向きな内容がないからだ。新しい情報も話題にならない。つまらない話ばかりだ。こうなると人間としての魅力を失う。何かに向かってアクションをとり続けているシニアは、話の中にそれが出てくる。

積極的に目標を持って行動しているシニアは、顔が緩んでいない。仕事をしているシニアは、遊びで仕事をしていない。そこには責任と緊張感がある。

自営業をしている私は、今の状態を喜んでいる。死ぬまで働こうと思えばできる可能性があるからだ。今のビジネスモデルで稼ぎ続ければだが。働くことで若さを維持できる。 若さを求めているシニアは仕事を探して体を動かすことから始めるべきだろう。

仕事を探すとき賃金で探さない

直ぐに働き始めたいならば、人不足の業界で仕事を探すことである。フルタイムではなくパートタイムの仕事ならば、自分の都合をある程度反映した勤務ができる。生活費を稼ぐという目的でなければ、半日勤務して残りの半日を趣味の時間に出来る。

毎日働くことで社会との接点が作られ、働いている環境から新しい情報や世の中の流れを知ることが出来る。他の人達との交流も増え、孤独感も減らせる。仕事で体を動かし、生活のリズムを維持することで生活に張りが生まれる。それが体に若さを与える。

今、暇で面白くない日常を送っているシニアは何でも良いから社会との接点を持てるパートやアルバイトの仕事をすることである。お金が目的とせず、社会につながって時代の流れを学ぶためである。働く環境から色々な刺激が伝わってくる。肉体と心に刺激が伝わり、感覚が徐々に鋭くなっていく。

若さは体と頭を使い続けないと生まれてこない。シニアは若さを得るために仕事をすると言っても言い過ぎではない。日まで何もしていない生活と仕事で忙しくしている状態では感覚が違うはずである。

結論

生活費を稼ぐ必要性があまりないシニアで暇で暇で仕方がない人は何でも良いからアルバイトやパートの仕事を見つけることである。暇な時間を持て余して生活しているシニアはどんどん老けていく。若さを得たいならば、体と頭を動かす仕事をすることである。活発に体と頭を動かす仕事であれば、その環境に体が適応していく。その過程で活力という若さが生まれてくる。