自分が今抱えている不満を解消する行動を取れば、今の人生に良い変化が起きる。当たり前のことであるが、それを真剣に考えて行動を起こし続けているシニアは少ない。不満を抱えながら生活する老後は楽しくない。解決できる問題であるならば、やるだけである。やれば良いのにやらないために問題を解決できないで引きずる。
私もそんなシニアである。やれば良いのにやらないで悩んでいる。過去を振り返ってみても前向きに行動を起こせないために改善されない生活を送っている。悩み事はたくさんある。いつも頭を悩ませていることは、「お金を稼ぐ」ことである。
個人事業主であるのでお金を稼げないと生きていけない。時代とビジネス環境は私を置いてどんどん変化して行っている。自分を成長させる変化を作る出せない自分に不満を覚える。
NHKテレビ放送受信料を毎年支払っている。NHKテレビ受信料は税金みたいだ。昔は、支払うのが嫌で拒んでいたが、この数十年支払い続けている。民放の番組と比較すると確かに広告がないだけ良い番組が多い。NHKスペシャルの番組、大河ドラマ、特集番組、ドキュメント72時間、鶴瓶の家族で一杯など見て価値を感じる番組がある。
ネットでこんな話を知った。
「NHKテレビ放送の受信契約を解約しないと契約者が死亡しても支払いが続く」ということだ。 確かに一人住まいで生活していた人が死亡するとNHKテレビ放送の受信契約解約が出来ない。家族が気が付かない限り、契約者が他界しても支払い契約は続く。
一人住まいの自宅に誰も住んでいなくても契約が解約されない限り、テレビを見ているとNHKは解釈する。一人住まいをしているシニアは、テレビ視聴が唯一の余暇になっているのでテレビを手放さないだろう。
もうすぐクリスマスだ。デパートは、お歳暮、年賀関連の贈答品受付作業で忙しい。年末は、社会全体が忙しくなり人手が足りなくなる。人手不足の今、シニアの労働力を活用しようとする企業が増えている。もし、年を越すお金が足りないと感じている元気なシニアがいるならば、今こそお金の稼ぎ時である!
アルバイトやパートの仕事は直ぐに見つかる。郵便局ではゆうパックが急増して配達員が足りない。配達だけならば、シニアでも出来る。私のような方向音痴な人はだめだが。飲食業界は今から年末にかけて稼ぎ時だ。先日、ワタミの居酒屋に行ったらお客が並んでいた。店員不足で十分な対応が出来ていない。やたらとネパール人の店員が多かったのが印象的だった。
突風が吹き荒れる1月の秋田港。その片隅に、古びた1台の自販機がある。お金を入れて待つこと25秒、出てくるのは熱々のそば、うどんだ。設置は40年前。元祖ファストフードとして大人気だったが、最近は老朽化で機械が故障し味は薄めに。しかし、そのぬくもりを求めて24時間客が絶えない。吹雪の中で麺をすする謎の親子。深夜に星空を見上げる運転代行業の男性。極寒の中で食べるうどんから、数々の人生が浮かび上がる。(引用先:NHK)
うどん・そばの古びた1台の自動販売機が私達人生を鏡のように映し出す!ドキュメント72時間の番組を見るたびにシニアの人生に参考になる人生模様を発見する。
人生模様はひとりひとり違う。ドキュメント72時間に登場する普通のシニアは自分を飾らないでありのままの自分の人生を言葉に出している。事前にシナリオがあり、打ち合わせされた民放の番組とは違う。嘘がない。登場人物はそこに済む人たちであるからだ。役者やお笑い芸人たちではない。それ故に真実味が肌に伝わってくる。
65歳になると嬉しい事がある。年金を受け取れることだ。65歳になったら、年金生活を送るか、仕事を継続してもっと豊かな生活を送るか、決断をする必要がある。問題は、65歳という年齢がまだ十分働ける体力と健康があり、老後の生活費を稼ぐタイミングにいるという事だ。
だが、会社が65最以上のシニアを活発的に雇用しない。働く機会が急激に減少することで以前と同様な会社員生活を送れなくなる。どうしても、新しい生活のリズムを自分中心に作り出す必要性が生まれる。
65歳になったら多くのシニアが悩む命題が生まれる。それが、「新しい生活を65歳から始めるにはどんな事をすれば良いのか?」である。
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