死の足音は、足の衰えからやってくる。70歳を過ぎる頃から足の衰えが気になり始める。

誰もが認識する老化である。動物も同じである。自分で動き回るには足の力が必須。脚力が衰えた時、普通の生活が出来なくなる。不自由な生活が始まる。こうなる前に賢いシニアは足を鍛え始める。

足を毎日使う生活が足を鍛えるための基本である。ちょっとした意識で足は鍛えられる。男性の健康寿命は73歳ぐらい。自分の足で自由に動ける事が健康寿命を表す。

もし年齢が70歳を過ぎているならば、足の筋肉や筋力が衰えて行っていることを認識すべきである。足の筋肉に普通以上の負荷を与える定期的な活動や運動をしていなかったならば、確実に足の筋肉量は減少して行っている。

足の筋肉量がある一定水準を超えると足の動きが鈍くなり、疲れやすくなる。散歩をしていても足が疲れて休みたくなる。いつもの散歩で疲れ方の変化に気が付く。このような状態になったら、健康寿命から滑り落ちる節目に来ていることを悟るべきである。

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