60歳代のシニアで健康を意識している人は、定期的な運動をしている。健康を頭の中で意識していても定期的な運動をしていないシニアは、70歳以降にその結果を体力の低下と脚力の衰えで体感する事になる。特に、足の筋力低下が酷くなる。60歳代と70歳代の体力の差は、歴然としてくる。定期的な運動をしている高齢者とそうでない高齢者では、体の動きに違いが生まれる。
高齢者の歩き方を見れば、その人の足の筋力がどれほど低下しているかが分かる。
義父がこんな事を言い出した。最初に私たち夫婦に横浜から引っ越して一緒に東京の実家で生活を出来ないかと。丁寧にそれは難しいと暗に匂わした。次に、東京で一人暮らしの私の次男におじいちゃんの実家で生活をすれば、マンション代金を節約できるが、どうかと。次男は、笑って答えず。お金よりも自由に価値があると若者は思うはずだ。
これを老人の都合を最優先にした老人のわがままではないか!
クレジットカードが溢れている。イオンスーパーに行けばイオンクレジットカードの勧誘があり、高島屋デパートに行けば高島屋クレジットカードの勧誘がある。三井のアウトレットパークに行けば、三井のクレジットカードの勧誘を受ける。いつも、なぜ、こんなにクレジットカードの勧誘がなされるのか悩む。既に、純粋なクレジットカード機能だけのカードを10枚近く持っている。銀行のキャッシュカードにクレジットカードがあるカードを含めると15枚ぐらいになる。
時代は電子マネーの時代である。スマホに決済アプリを入れて電子決済も出来る。シニアにとっては、理解できないお金の使い方だ。クレジットカードは、まだしもシニアにとって理解が及ぶ。良く聞くことは、定年退職する前にクレジットカードを作っておけと言うことだ。
定期収入と仕事がなくなるとクレジットカードが作れないと知らされていた。現実は、年金受給者でも簡単にクレジットカードを作ることが出来る。
平均年齢70歳のNPO団体のメンバーのほとんどは、いつも階段を使わずにエレベーターを使う。上がるのは大変な事は分かっているが降りていく階段ぐらいはと思うのだが・・・老人は言葉に出せない理由ある。
70歳を超えると普通のシニアは体が以前よりも衰えてきたという感覚を痛烈に感じ始める。足腰がしっかりしなくなり、バランス感覚が以前よりも悪くなる。階段を上がるぐらいは出来るが、降りる時に膝の関節痛で困る。多くの70歳代のシニアはエスカレーターやエレベーターを探して使い出す。
階段の上がり下りの動作は、健康に良いという理解はあるのだが、苦労よりも楽をしたいという欲求が勝ってしまう。
高齢者は年齢を追う毎に軽い靴に買い換えて行く。足の筋力、特に足を上げる筋力(腸腰筋)が衰えていく。この腸腰筋が衰えるとつまずき、転倒しやすくなる。それ故、高齢者は軽い履きやすい運動靴を常用し始める。
しかし、問題は解決しないで残る。脚力を鍛えることをやらない限り、歩行でつまずき易くなる。根本的な問題解決をやらない限り問題は大きくなる。私は2つの方法で意識的に足を上げる筋力を鍛えている。この方法を継続すると知らないうちに腸腰筋が刺激される。誰でも出来るのだが、辛抱して続けられるか、られないかで成果が違う。
歩き続ければ足腰の筋肉が強化されるが、徐々に脚を上げることが辛くなる。これを改善するには意識して脚を上げる筋肉を鍛えるしか方法がない。健康食品ロコモアなどを取れば改善するなんて夢にも思わないことである。筋肉は意識して鍛えないと強化されない。健康食品は筋肉を作るときの材料でしかない。理想は足の筋トレを継続し筋肉を作る材料を意識して取ることである。
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