sports gym

私が通っている区のスポーツセンターでは高齢者の利用が増加している。平日の午前中は体育館で100人以上の老人たちが健康体操をやっている。1時間の健康体操が終わるとランチ時間帯になる。男性よりも女性の高齢者が多く参加しているので自分たちのグループでランチ会がスポーツセンター内で開かれ、おしゃべりタイムが始まる。

私はスポーツジムで筋トレをやるために来ている。ジムの中にも多くの高齢者(65歳から80歳まで幅広い高齢者)が一生懸命に筋トレをしている。健康教室とは違って無駄話はあまりない。筋トレをしているシニアは筋トレに集中しているためジムを社交場として活用していないのだが、筋トレ後にジムで知り合った者同士で居酒屋に行く場合がある。

社交場は会話がないと生まれない。高齢者同士が気楽に出会い、おしゃべりが生まれないと社交場として交流が深まらない。女性の場合は男性以上におしゃべりが気楽にできる。同じ健康教室で運動をすれば一言、二言会話をするだけで仲良くなる。

シニア男性の場合は難しい。健康教室に参加する人は80%以上がシニア女性。男性の数が少ないので知人がいない限り会話は生まれ難い。何回か顔を合わせるうちに挨拶を交わすようになるシニア男性たち。この関係が何度もあると挨拶の延長線でおしゃべりが生まれる。シニア男性の社交は何度も顔を会わし挨拶を交わすことで始まる。

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