第2のキャリアは自分がやりたいと思った仕事で築くのが余生を充実させる。定年3年前から起業準備をしている人がいる。起業を選ぶシニアは今の仕事よりも自分の夢を実現したいという欲望がある人が多い。人生は一度限り。やれる時に挑戦するほうが後で後悔しない。それは確かである。

再就職で第2のキャリアを築くのは難しい。自分が滿足するキャリアは自分で作るしか無い。雇用する側は「あなたの第2のキャリア」という意識はない。単純に自社のビジネスにプラスになる人材であるか、ないかだけである。シニアの人材は若者よりも短命であり、使い捨て要員であると思ったほうが良い。再就職先に多くを望まないことである。

定年退職後の雇用不安は他人の会社に再就職する限り無くならない。年齢制限がどの会社にもある。60歳で定年退職をして他社で65歳まで勤める。5年間を65歳から起業するための準備期間になれば最高である。

76 / 187