自分の足が不自由になると自分が降りる駅で降りられなくなる。電車のドアが開いて優先席から身を起こし、杖を突いて立ち上がり、ドアまで歩いて行くのだが時間がかかりすぎるため電車のドアは閉まり発進してしまう。足が弱くなると動作が遅くなり周りのスピードについていけなくなる。

さらに悪くなると介護用ベッドで生活するようになる。もう、自分の足でカラダを支えきれなくなる。動物は、動けなくなったら死ぬ。人間も遅かれ早かれ同じ運命である。

人間は健康寿命を伸ばすことで人間らしい老後の生活ができる。その基本は自分で自由に動ける体力と脚力である。足の筋力が衰えて歩けなくと健康寿命が尽きるサインである。自分で動けない体は、足の筋肉の衰えから来る。定期的に運動をしないシニアの足の筋肉量は毎年1%づつ失われて行く。

脚力は老後の生活で一番重要である。自分の足で歩き回れる機能を失うと家族に頼ることになり、行きたい場所に行けなくなる。

109 / 201