若い人たちから「年寄り」と呼ばれ始める年齢になると今まで知らなかった、分からなかった高齢者だけが知る事実を体験し始める。この現象は、いったい何なんだろうかと戸惑いが始まる。一番最初に気が付いた事は、左手の人差し指にこわばりが生じたことだ。

高齢者になると理解できない体の変化に気が付き始める。良く言われる事は、「今まで出来ていた事が出来なくなる!」という言葉だ。自分自身がシニアと呼ばれる年齢になってその意味が肌で理解できるようになった。今までその言葉を言っている人の意味が良く理解できなかった。

肉体的な事だけでなく精神的な面でも出来なくなることが増える

64歳の時に出来なくなった事は

  1. 暗算や計算が早く出来なくなった。計算を頭でするよりもパソコンにさせていた年数が長いからかもしれない。
  2. 言いたい事が的を得た言葉で表現するのに時間がかかってきた。思ったことを的確な言葉で表せない。一人で仕事をしているため会話をする機会が少なくなっているからかもしれない。
  3. 今まで以上に気が短くなり、外からの刺激に過剰反応する。忍耐力が落ちてきているのが分かる。
  4. 新しい事に積極的になれない。習うのが面倒に感じ始めた。
  5. 加齢臭を意識した生活になった。毎朝、GATSBY (ギャツビー) バイオコア デオドラントボディペーパーで腰、背中、胸、首、耳の後ろなどを拭いている。特に腰と背中、そして、肩に近い胸のあたりは念入りに拭いている。今まで背中と腰から出る加齢臭に気が付かなかったのでいつも悩んでいた。
  6. 肩や腕の関節の筋が懸垂などの運動をすると痛くなり治るまで時間がかかる。
  7. 腰痛運動を寝る前にやらないと朝、腰痛で目が覚める。 
  8. 若い女性の肉体的な若さに美を感じる。
  9. 老後の過ごし方に不安を覚える。

66歳になって新しく出来なくなった事は

  1. ブリッジが出来なくなった(体が以前よりも硬くなってきている)
  2. 50メートルダッシュをすると太もも裏の筋肉が痛くなる
  3. 会話が少なくなったため言いたいことが上手く言えなくなる
  4. 自宅でのマナーが悪くなる(ゲップ、おなら)

まだ沢山あるのだが、今感じていることをリストしてみた。70歳になった時、80歳になった時にまた違った現象にお目にかかる事だろう。孤独と孤立かもしれない。五感機能の衰えで不自由な生活を強いられているかもしれない。失禁障害が発生しているかもしれない。肉体の衰えは、老人になればなるほど避けられない

現実を受け入れて改善できることをやる

肉体面で改善ができることがある。筋肉の衰えが原因で出来なくなることは筋肉を鍛えれば改善される。バランス感覚や体の硬さも時間をかければ改善する。言いたいことが的確に言えないという現象も会話する機会を増やして思いを言葉にする訓練を続ければ改善する。改善できないことは五感機能に関連する老化現象である。

出来ないことを知り、出来ることの範囲で余生を楽しむしか無いということを受け入れるしか無い。

結論

老化による身体の不調は誰にでも起きる。その現象が発症した時にどうするのかを考える必要がある。受け入れて不自由な状況下で生活を続けるしか無い。出来る範囲で老後の生活を楽しむ。改善できることは努力して改善する。筋力の衰えは努力すれば改善できることが証明されている。