新型コロナウイルスという感染症が2020年の世界を襲っている。中国、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、イラン、米国などの主要国は日本以上に新型コロナウイルスの感染者数が多い。日本は幸運にも現時点では爆発的な感染者数の増加がない。

どの国も感染者の急激な増加で医療崩壊になることを一番恐れている。イタリアは既に医療崩壊状態にある。イタリアの新型コロナウイルス感染状態ニュースを見ると日本もイタリアと同じ状態になるのではと不安に思う。イタリアの医療現場では、重症で人工呼吸器が必要な患者をトリアージで選択している。シニアよりも若者を優先しているためシニアの死傷者が自然に増加している。

65歳の私がイタリアで感染し重症になっていれば、助かる見込みはないかもしれない。自分の体力と免疫力と運で生き延びられるかどうかである。イタリアの状態はこれから日本にやってくると言われる医療崩壊の結果を見せつけている。 

60歳以上のシニアは新型コロナウイルス感染から自分の身を守らねばならない。まずは日頃の生活パターンから感染リスク分析をしてみることだ。

新型コロナウイルスへの感染リスク分析(私の場合)

65歳の私はインターネットで仕事をしている。スタバのカフェを仕事場として利用している。仕事をする場所や時間は普通の会社員よりも凄く自由であるので自分好みの仕事環境を選べる。スタバのカフェを仕事場として活用するのが一番都合が良い。もう10年ぐらいスタバで仕事を続けている。

一番の不安は、スタバのカフェが新型コロナウイルスの影響で一時的に閉店に追い込まれることである。既にNew York州は非常事態宣言で外出禁止令が出ているためスタバを含む全ての飲食店が閉店になっている。一部のNYのスタバはテイクアウトサービスだけをやっている。

不特定多数が出入りするカフェで仕事するリスク

私が利用している横浜のスタバ店はスペースが広い。お客との間も比較的距離が保てている。席によっては1メートル以上離れている。天井も高いので広い空間が確保され、空調も正常に動いている。お店の入り口にはアルコール消毒スプレーが置かれている。

午前中はお店がお客で混まないので必要十分なスペースが確保されている。問題は、不特定多数の若者たちが多く利用している点である。多くの若者たちは入り口に置いてあるアルコール消毒スプレーを使わない。使っている人はシニアのお客が多い。これは何を意味しているのか? 

若者たちは新型コロナウイルスの感染リスクを真剣に考えていないということである。重症になるリスクは若者よりもシニアのほうが高い。そんな安心感から来ているのだろうか。シニアのお客にとって見れば、とんでもないという気持ちになる。

私なりの対策

  1. 外から出入りするスペースが広いスタバ店を選ぶ:ビルの中、地下街にあるスタバ店は空気の流れが悪く換気の面でリスクがある
  2. ドアを開ける度に外気が入ってくる出入り口に近い席を探す
  3. 出入り口の置いてあるアルコール消毒スプレーを入店、出店時に必ず使う
  4. マスクや咳をしているお客から離れた場所の席を探す
  5. 咳をしている人が居たらすぐにマスクをする

 

ランチを飲食店・レストラン・カフェでするリスク

ランチはいつも飲食店・レストラン・カフェなどを利用している。午前11時30分頃から午後1時過ぎまでどの飲食店も人で混んでいる。新型コロナウイルスの影響で以前ほど混まないときもあるが席ががら空きということはない。人気のお店はいつもお客が並んでいる。

感染者数が急激に増え始めたら飲食店は一時的に閉店に追い込まれる。そうなったら、テイクアウトか弁当しかなくなる。 

私なりの対策

  1. ランチを取る時間帯をお客が少なくなる時間帯に変える:午前11時開店にするか、午後2時頃にする
  2. テイクアウトが出来るお店で弁当を買い、公園で食べる

 

通勤電車内でのリスク

私は電車での通勤時間が約10分ぐらいである。各駅停車であるので止まる回数が多く、その度にドアが開き空気の入れ替わりが起こる。その意味合いでは電車内で感染するリスクはだいぶ少なくなる。後は万が一近くに感染した人がいて突然咳をしたときどう対応するかのリスクがある。

出来ることは咳をした人からすぐに離れてマスクをして窓が開いている場所に移る。これぐらいしか出来ない。さらに、咳をしている人が触っている吊り輪や場所を覚えてそれらの場所を避ける。

電車に乗っている時間が短いので人との距離を意識して離れていればリスク対策になるのではないかと思う。

私なりの対策

  1. 時差通勤をする:午前9時、夜7時を過ぎると乗車するお客が少なくなる
  2. 電車の窓を開いて席に座るか、ドアの近くで立つ(釣り輪を使ったら除菌アルコールディッシュで必ず拭く)
  3. 咳をしている人がいたら、マスクをする

 

結論:

自分の生活パターンを分析して人との接触がどこで起きているのかを知ることである。一番良いことは極力一人で居られる場所にいることであるが、それが出来ないので自分なりの対策を考えて実行する。咳をしている人から離れて空気の流れがある場所に移る。人と会話をする時はマスクをしながら1メートル以上離れてする。そんな対策を強く意識する。

マスクをしないで咳をしている若い人を避けることが60歳過ぎのシニアにとって重要である。