シニア起業はやるべきか? - シニアの仕事、健康、筋トレ、暇

シニアが起業する時は、必ず、精神的な痛みと金銭的な苦痛を味わう。自分でビジネスをするという事は、リスクを取るという事だからだ。そのリスクとは、上手く行かなかったときに味わう精神的な痛みと金銭的な損失である。

思い描いたビジネスの状態を作り出すには、諦めないで苦痛を我慢してやり通すこと。私はそんな経験を過去にしたことがある。現状に甘んじると必ず落とし穴に出くわす。自分のビジネスの先にある夢を実現させるには、発生するかもしれない金銭的なリスクを我慢しながらやり通すしかない。

65歳定年で起業を考えているシニアは本当に起業すべきなのだろうか。起業すること自体年齢関係なく勇気がいる。

シニア起業は一生に一度しかチャンスがないからやるべきだ!

ビジネスを始めたシニアには、若者と違って元気に動き回れる体力が続かない。今、60歳ならば、あと15年ぐらいかもしれない。75歳になれば、体の至る箇所で不具合が生まれてくる。一度始めたビジネスを後戻りさせることは難しい。

若者たちは、初めての起業を楽観的にとらえられる。20歳代ならば、2回ほど失敗しても深傷を負わない限り再就職をして運転資金を貯められる。そして、また、起業に再挑戦する。

時間と健康という制約下で勇気がないと出来ないシニア起業

シニアは時間と健康という制約条件がある。時間と健康は、ビジネスを進める上で重要である。健康でないと気力と情熱が一体となって働けない。ある意味では、シニアの起業は崖っぷちに立って一歩足を進めるような状況になる。後戻りはできない。

組織にぶら下がっていた会社員時代と違って、自分で生活費を稼ぐ事に必死に成らざるを得ない。自分で生きるという事を体験する。勇気がないシニアは真似ができない。見つからない再就職先を夢見ながら毎日が日曜日の日々を過ごすシニアと比べると起業するシニアは挑戦者である。

人生は一度限り。起業経験も一度限り。それがシニアが始める起業である。やるか、やらないか。この機会を失うともうチャンスはない。体力がついて行けないシニアの身体がある。寿命も付いて行けない。65歳になっても年金だけで生活が出来ないという現実を認識しているシニアは、今、自分で生活費を稼ぐという経験をしないともう機会はない。

年齢に関係なく起業するには「リスクを取る勇気」がいる。起業してみたいというシニアならば、早いうちに起業とはという体験をしてみるべきである。

失敗することを前提にビジネスプランを作るのがシニア起業である

起業は博打ではない。シニアの起業は深い金銭的な傷を負わないビジネスモデルで始めるべきである。浅い金銭的な傷であれば、その失敗経験を肥にして再起が出来る。1年間テストマーケティングして浅い失敗経験をする地道なビジネスプランが求められる。

運転資金を2つに分ける。テストマーケティングの運転資金と本格的な起業の運転資金である。誰も最初から成功するという保証がない。失敗するのが当たり前と思ってそれをビジネスプランに含める。その準備があれば、精神的な不安を和らげることができる。

私のビジネスもお客が去って行く度に売り上げが落ちる。それがビジネスをする者誰もが味わう苦痛。後は新しいお客をたくさん見つければ良いだけ。自分にとって都合が悪い事が起きても、それをバネにして別な方法で売り上げを増やす事を考える。切羽詰まった状態に自分を追い込むと幸運の女神が微笑む。そんな体験を私はしている。

結論

60歳、65歳を迎える時、起業を考えるシニアがいる。シニア起業で成功する保証はないが、成功する機会はある。残りの余生を充実した余生にしたいと考えてシニア起業に挑戦するならば、60歳、65歳の節目が最後のチャンスになる。シニア起業の弱点は時間と健康である。

若者の起業には再挑戦できる十分な時間と健康でエネルギッシュな体力がある。シニアはそれに代わるものとして人生と社会経験がある。残りの人生にやり残しが無いようにするには一度起業という体験をしてみるのも良い。

 


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my profile pictureこのページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

Joomla CMSを使った法人・個人サイト構築で独立。51歳の時に会社を卒業。雇われる生活から自分を雇う生活になる。ソニー(株)、Yahoo!ジャパン(株)でインターネットビジネスの面白さを味わい、個人でも法人と競争が出来る隙間市場があるのに気が付いた。生涯現役でインターネットの世界で生きて行く。Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA.

シニアの生活は、体の老化に従って変わって行く。その体験記をこのブログで書いている。