定年退職を控えたシニアは自分の武器の棚卸をすべきである。自分の武器とは、お金を自分で稼ぐための道具である。道具は専門知識、特定分野のスキル、ビジネス経験、新規顧客開拓の人脈などである。これらの道具は無職になったときから鮮度が衰えてくる。何が自分の生計を立てる上で一番有効な武器になるかを定年退職する前に知っておくと良い。
会社にぶら下がる人生はそう長くは続かない。どんなにこの会社で働きたくても会社の都合が優先される。60歳を過ぎれば、世の中の動きが分かるはず。転職先は簡単には見つからない。現在の会社で再雇用されても時間の問題で今と同じ状況を迎える。最終的に自分で自分のビジネスを作り出すしか方法がない。
自分で自分を雇用する。ビジネスオナーになる。部長になるよりも社長になる方が簡単だったという事が直ぐに分かる。生計を立てる自分の武器が事前に準備できていれば良いがそうでないシニアが多い。私はそんな準備不足のシニアに助言をしたい。
会社から給与を頂いている間に棚卸した自分の武器で小遣い稼ぎをすること。インターネットのウエブサービスにはそんな小遣い稼ぎが出来る仕事がある。自分の得意をサービスにしてお客様からの依頼を待つ仕事である。知識とスキルのオンラインマーケットで自分が得意とするサービスを有償で提供する。下記の動画を見てほしい。
横浜市はコロナワクチン接種券の郵送が遅かった。その上、市内の集団接種会場の予約出来る数が少ないために接種券を持っているのに予約が出来ないシニアが溢れていた。予約対象の集団接種会場での受付は早い者勝ち競争でインターネットや電話で申しんでもつながらない。
そんな状況で東京と大阪で自衛隊による大規模集団接種会場の予約範囲が近隣の県まで広がった。ここでも早い者勝ち競争であった。横浜市から7230人ほどのシニアが大規模集団接種会場で予約した。その中の一人が私である。受付開始から30分で最初の受付枠が埋まった。
24~28日に予約した人の居住市区町村で最多は横浜市の7230人だった。東京都大田区が6250人、同板橋区が4505人で続いた。
インターネットを上手く使えないシニアや競争意識が強くないシニアは完全にこの競争に勝てない。まだ予約枠がある医療クリニックを素早く探すにはこのホームページで探す。
デパートの休憩場所が隠れたトイレの近くにある。そこには、いつも数人の老人たちが何をするのでもなくいる。年齢的に65歳は越えている高齢者たちだ。外に出始めている老人たちは、腰を下ろしてゆっくりする場所を探す。その場所には、トイレが有ることが必須条件になる。排泄コントロールが上手く出来なくなるシニアにとって近くにトイレが有るのが安心だからだ。
自分というリソースを上手く使えない65歳以上シニアが増えている。働きたくても仕事を見つけられない。ハローワークで仕事を探しても年齢で蹴られる。65歳を過ぎたシニアはどこで何をすれば良いのだろうか?シニアの居場所は定年退職後の生活にすごく影響する。
第一の居場所は「家庭」、第二は「会社、仕事場」、第三は「?」になっているシニアが社会での居場所を求めている。
シニアの自動車免許証返納は、危ない経験をした時に躊躇なく行うべきではないか。事故を起こしていないだけ幸運であると思う。これを無理して運転し続けると余生を台無しするのが見えている。交通事故による罪悪感が死ぬまで追いかけてくるからだ。
高齢者による自動車事故がテレビで頻繁に報道される。事故をニュースで取り上げるのは良いのだが、事故を起こした老人はその後どうなったかだ。どんな運命が待っているのだろうか。自分が運転した自動車で他人の命を奪ってしまったという罪の意識は一生消えない。
事故を起こした時点でその人の人生から生きがいが消えて行く。自動車は殺人マシンになるということを誰もが意識して運転すべきだろう。私はあと4年で70歳になる。70歳の誕生日に免許返納をするかどうかを決めることにしている。その理由は?
62歳の時に1年に1度の人間ドックを受診した。その中に検便検査があった。3週間後に人間ドックの結果が郵送されてきた。検査結果と精密検査依頼状が入っていた。一瞬、目を疑った。精密検査なんて今まで受けたことがない。なぜ、この歳の時なのだと。
精密検査依頼状には、大腸がんの疑いありと書いてあった。がん、がん、がん。私はがんにかかってしまったのか。すごいショックと不安が襲ってきた。予想もしていない病気の疑いだ。大腸がんについてネットで調べたが、精密検査で大腸内視鏡検査を受けてみないとはっきりしないとあった。
そうか、大腸内視鏡検査をすれば本当に大腸にがんがあるのかがわかるのだ。高齢者になるとがんになるリスクが高まる。60歳を過ぎると体の免疫力が下がる。私の免疫力も当然下がってきている。
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