66歳、起業歴15年のシニア男性である。もし私が就活生ならば、どんな人生を模索するか参考までに書いておきたい。もう、ここに書いたことを実行できない年齢になっているので夢でしか無いが読んだ若者に参考になるのではと思う。

私の人生は、「夢追い人」の人生である。最初から起業したいという気持ちはなかった。起業という言葉自体も頭になかった。さらに、起業できるという自信もなかった。

だが、人生は奇異なものである。51歳の時に起業して15年間が過ぎ、生涯現役でビジネスを続けようとしている自分がいる。健康で元気な体があれば、何歳になっても夢を追うことが出来る。若者とシニアの違いは夢を追うために与えられた時間である。

70歳のシニアが自分の夢を追うために起業しても試行錯誤が出来る年数は10年ぐらい。20歳代の若者ならば、30年以上時間的余裕がある。就活生は希望の会社に入社できれば安泰と考えるが、60歳を過ぎた頃の生活や仕事について何も考えていない。

本当の人生は会社生活から離れてから始まる。自分ひとりでどう自活して行くかである。他人の会社に頼れない年令になった時、本当の人生が始まる。私は起業という選択をとった。最終的に起業したければ、こんなキャリアを経験してみてはどうか。

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