ワッフルと言う言葉が今朝家内との会話の中で思い出せなかった。それと、チーズ食品のキリーという製品名もすぐに思い出せなかった。ワッフルもキリ-も家内からヒントをもらって思い出すという一寸した記憶障害かな?と・・・こんな事は誰にでも起きると思うのだが。
シニアになると会話の途中で言いたい言葉が出てこない場頻度が多くなる。
食事を義母の介護ベッドまで持って行って置いたら、義母から入れ歯を持ってきて下さいと頼まれた。ああ、入れ歯をしていたんだと気がつく。85歳の義母は歯が悪くて入れ歯になっていたという事実を初めて知った瞬間である。
確かに、入れ歯が無いと食事は出来ない。歯が悪いと普通の食事が出来ない。入れ歯をしていても硬い食べ物は食べられない。歯は大切なんだと再認識する。
老人ホームや老健施設では月に1回契約している歯科クリニックによる訪問口腔ケア検診がある。義母が自宅から老健施設に移ってから高齢者の口腔ケアについて学ぶ機会ができた。
年金だけに頼らないシニアの生活環境を作り上げれば、金銭的な問題で老後の生活を不安に思うことが減る。2つの方法がある。
今、60歳代であれば個人事業主になって自分独自のビジネスを展開できる。雇用主は自分であるのでビジネスの形態次第で80歳以降も働けるかもしれない。年金と自分のビジネスで金銭的な余裕を築ける。
起業は誰にでも出来るわけではない。出来ないシニアは自給自足の比率を高めるにはどうしたら良いかを考えるしか無い。生活費の節約は出費を減らすことで成り立つ。多くのシニアはこの方法を取ることになる。
ゴールドジムで筋トレをやっていると筋トレファッションらしき風景が見える。30歳代の男性で相当筋トレをやり込んでいる方はいつも蛍光色(黄色、オレンジ色)のスポーツシャツを着てくる。筋トレのトレーニング器具がたくさんある中で一際目立つ。ジムの中はちょっと薄暗いので明るい色のスポーツシャツは目に快く入ってくる。
私のようなシニアは比較的穏やかなスポーツシャツでトレーニングをしている方が多い。私のスポーツシャツの色はブルーとグレーである。無難で目立たない色になっている。蛍光色のスポーツシャツを着て筋トレをしている方を見ていると私も着てみたくなった。
アマゾンで手頃な価格のスポーツシャツを探した。こんなスポーツシャツが出てきた。ハンドボール選手向けのブランド「プロテッジ」デザインの蛍光色スポーツシャツである。早速、注文した。奥方は怒ると思う。昨年の夏にTシャツをたくさん買ってしまっているからだ。今回は筋トレ専用であるので見逃してくれるかも。
「毎日、どんなパンツをはいて家を出ますか?」という質問がある。救急救命の蘇生処置として下着は邪魔であるため、ハサミで切り刻む。そんな時、身に付けている下着が医者や看護婦に見られてしまう。
穴の空いたパンツ、汚れた下着、擦り切れたショーツ、女性用ショーツを履いた男性、男性用のパンツを身に着けた女性、色々なプライバシーが突然の出来事で公開されてしまう。老若男女、いつ死ぬか分からない。
「痛くない死に方」の著者 長尾和宏氏(医学博士、長尾クリニック医院長)は講演会の出だしてこんな冗談らしくない問いかけをする。実際の現場では患者のプライバシーはない。個人の趣味趣向が下着に出る。それ故、いつ死んでも恥ずかしくないパンツを毎日履いて出かけることだと彼は言っている。
「痛くない死に方」とはどんな死に方なのだろうか。好奇心で最寄りの図書館でこの本を探した。
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