高齢者は、肉を食べることから離れる。肉から魚、そして、野菜と粗食になっていく。食欲が若い時ほどなくなってきているからだ。そばやうどんを好む傾向が強い。私自身も最近肉から魚に移ってきている。若い頃は、ステーキが好きであった。健康を気遣って牛から豚、そして、鳥に移ってきている。

筋トレを週2回行っているため、食欲は旺盛である。筋肉を増やすには食べる量を増やす必要がある。同時に筋肉を刺激する定期的な運動も求められる。筋肉を増やしたいと思っているシニアが多い。70歳を過ぎた頃に体が枯れてきていることに気がつく。

体が枯れてくると足の筋肉の量と力が失われる。その結果、歩行障害が生まれたり、疲れやすくなったりする。そんなシニアの生活は体を活発に使う生活ではない。筋肉をあまり使わないライフスタイルが定着している。当然、消費カロリーが少ないので食べる量も減る。この時点で普通の生活を維持していくために必要な筋肉の量が減り続ける。

健康寿命を伸ばしたいシニアならば、生活習慣を変える必要がある。

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