65歳を越えた男性が仕事を探そうとする。大企業の役職経験者で人脈が有る方は、顧問サービスを提供しているところで登録をすると営業支援の顧問の仕事にありつける。問題は、大勢のシニアは顧問という仕事にありつけない場合が多い。特別な専門分野があり需要があれば、大丈夫なのだが誰もがそうではない。
誰もが挑戦できるシニア向けの仕事がある。自分の人生経験と知識をホームページで発信することでお金を稼げる仕組みである。
2020年の60歳代以上の高齢者が約77%スマホを使っている。スマホはシニア層に広まってきている。ドコモ、AU、ソフトバンク、その他モバイル通信会社は、シニア層のお客を増やそうと必死になっている。ラスト・ワンマイルの客層がシニア層だからだ。
残念ながら、スマホは60歳以上のシニアにとって操作が難しい。自動車を知らないで自動車を運転しろという感じだ。知らないカタカナ単語だらけで意味も理解できない。全てがゼロ、いや、マイナスから教えなければ使えない。どんなにスマホの初期画面を分かり易くしてもタッチして機能するという事が分かっていない。どうしてもテレビと同じようにスイッチを探す。
スマホを知らない老人にスマホを教えるのは、時間がかかる。テレビのCMだけでは、何も伝わらない。老人向けスマホCM広告を見ても理解できない。若い人は、好奇心で色々触りながら学んで行く。老人は、スマホを触って壊すのではないかと恐れる。
スマホを知らない老人にスマホを使わせるには、1+1=10になるという事を教える事である。例えば、スマホを使えば老後のお金が稼げるというメッセージを流せば、必死になってスマホについて勉強する。老人の欲を掻き立てる事だ。つまり、スマホを使えば得するよ!という事をうまく伝えることである。
定年離婚が増えている。悲しい事であるが、その原因の多くは離婚される旦那さん側にある。亭主関白も良いのだが奥さんの事を自分中心に考えていると予想外れの結果になる。退職金を頂いた時が離婚の始まりとなる。
老後の離婚は、ある意味で悲しい。夫の立場で考えると妻が離婚を考えているなんでちっとも分からない。妻の立場で考えれば、積もり積もった夫への不満が定年退職で退職金が入り、その分前をもらって夫から離れることで自分一人の生活を実現させる。
65歳までは何とかパートやアルバイトで働き続けられるシニアが多い。人生100年を考える時、与えられた時間をうまく使うには年齢にあった時間の使い方を自分で計画する必要がある。
時間を使う活動は大きく分けて4つある。(1)働く、(2)学ぶ、(3)遊ぶ、(4)休む。還暦を過ぎると体に老化現象が出てくる。社会もシニアを労働力として見なくなる。働きたくても仕事が見つからないシニアも多くなる。
自分の余生をどのような活動に使うか、年齢別に考える必要がある。65歳の私の生活はこんな時間構成になっている。
5年毎に自分の生活環境が変わって行く。それに適応するように各項目の%を変えて行く。年齢が増すごとに休む%が増えて行く。
横浜市では、65歳以上のシニアは2,300円でインフルエンザの予防接種を受けられる。通常価格は、3,000円である。700円の補助だ。私は65歳であるので該当する。昨年は、インフルエンザの予防接種を受けなかった。若い頃は、インフルエンザに5,6回ほどやられた。高熱で苦しめられた。40歳以降は、一度もインフルエンザにやられていない。今年のインフルエンザ予防接種をどうするかまだ決めていないが、コロナ感染とインフルエンザ感染があるのでインフルエンザワクチンは受けることにしている。
独立してから一度も風邪やインフルエンザで寝込んだことがない。
知人の高齢者(70歳以上の方)は、インフルエンザ予防接種を受け、肺炎の予防接種も受けたが肺炎になって病院に入院してしまった。60歳以降、私達の体は急激に免疫力を失う。何か特別に免疫力を強くすることをしていないと予防接種をしても体全体の免疫力が弱いために病魔にやらてしまう。
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