お金が欲しい人は大勢いる。子供も大人も老人もだ。お金は労働に対する対価である。年金受給者になった65歳の高齢者は、受け取る年金額では生活できないと感じたら、2つに1つのアクションを選択するしか無い。誰もが思い付く当たり前の選択だ。
多くの高齢者は、健康で元気ならば働き口を探すだろう。今の生活水準を下げて質素な生活にライフスタイルを変えられる人は、私から言えば、凄い。
年金を受給しているシニアは明日にでも生活に困るという経済状態ではない。多少の貯蓄と年金で最低限の生活は維持できる。時間的な猶予はあるので何をすれば足りないお金を稼げるかを考えるべきだ。
65歳を過ぎると自分に都合が良い仕事はほとんどない。その前提で何をすれば良いかを検討する。
家内の井戸端会議で睡眠時間が話題になったという。60歳代のご主人たちは睡眠時間が短くなって熟睡できないと言っている。私と違ってまだ定年退職前の旦那さんたちである。睡眠時間はその人の生活のリズムと体質に依存する。朝型、夜型の生活習慣がある。私はその中間型である。
私の熟睡感は、朝目が覚めた時にスッキリと疲れを感じない感覚である。起きるのが辛いときはまだ睡眠不足といった感じになる。夜トイレに2回以上行くときも熟睡感はあまり無い。人によっては、睡眠障害になるという。老いてくると自然に睡眠に変化が生まれる。熟睡する時間が減り、浅い睡眠時間が増える。
自分が生活する世界は、隣の人が生活する世界と違う。シニアは各自それぞれの世界で生きている。生活水準も違う。人生の価値観も違う。子供がいる、いないで人生も変わる。100人いれば100通りの世界があり、その人だけの老後の生活がある。老後の人生は、決してお隣さんと同じではない。
本屋に行けば著名人による老後の過ごし方、考え方について書かれた本がたくさん出版されている。自分が住む世界は、著名人が描く老後の世界と同じではない。他人の老後の世界を垣間見るという点では面白いが、決して自分の老後の生活では役に立たない。
65歳でノマド生活をしている自営業者の世界は、著名人が本で描くシニアの老後の生活スタイルとかけ離れている。
定年退職をして自宅でひっそりと過しているシニアの中には、生きがいがないと悩んでいる人がいるかもしれない。何もやることがないからだと。仕事に没頭していた人ほど、仕事以外に喜びを感じることが少ないのかもしれない。そんな人は、仕事を探せば直ぐに悩みは解決される。
しかし、生きがいがある仕事が見つからない!どうすれば良いのか?
気温の変化が激しくなると体調を崩して風邪を引く人が増える。特に若者は人生経験が浅いため風邪を引きやすい。体力があるため自宅で寝ていられない。どうしても外出してしまう。外出して風邪菌を無意識のうちにばら蒔く。
今は新型コロナウイルスで日本中の人たちが心配している。マスクも消毒スプレーもドラックストアで替えないほど心配の度合いが増している。大勢の人が集まるイベントや人が密集する公共交通機関を避け始めている。電車の中で咳がすると皆がその方向を見る。そして、咳をした人がマスクをしていなければ、距離を取る。
今日の午前中、横浜のスターバックスにいたら風邪を引いた若者がマスクなしやって来て私の隣りに座った。私はやばいと思って直ぐにマスクをした。風邪を引いて咳をしながら鼻水をズルズルしている人の近くに長くいると風邪に感染するリスクが高まるからだ。もしかしたら、新型コロナウイルスかもしれないと不安になり、直ぐにその若者から遠い席に場所を移した。
風邪を引いた若者は自分が新型コロナウイルスを含めたバイ菌を撒き散らしている事実をどう思っているのだろうか?
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