老後の生活で安心できる貯蓄金が6千万から1億円だという分からない金額が独り歩きしている。多くの高齢者は、こんな大金を用意できないだろう。極一部の裕福な老人たちだけだ。お金を貯めるだけでは、老後の安心を作れない。
一番安心なライフスタイルは、毎月定額の収入が銀行口座に振り込まれる生活スタイルだ。死ぬまでキャッシュが流れるように自分の銀行口座に振り込まれる仕組みができていれば、6000万円から1億円の貯蓄は必要ない!
シニアの弱みは年齢という社会の差別と老化による体力の衰えにある。他人の会社に頼った生活を続けてきたシニアは65歳以降、自分に頼る生活にシフトせざるを得ない。会社経営者は老人を雇用しない。体力を要求する仕事があっても自分の体がついていけない。
65歳以上のシニアは年金プラス小遣い稼ぎビジネスを作り出して毎月定期収入が生まれるビジネススキームを作らねばならない。私は暇という時間がある全てのシニアにインターネットを活用した小遣い稼ぎビジネスを試行錯誤で試すことをお勧めする。
お金は人生の保険である。お金が感謝されるときは、お金という保険が適用された時になる。通常の保険は、なにか予期せぬことで多額な費用が発生した時に保険金が支払われる。保険に入らなくてもたくさんのお金があれば保険はいらない。貧乏人は、お金が沢山ないので万が一のために保険に入るのだが、裕福な人は保険に入る必要はない。自分が持っているお金で対応ができる。
シニア向けの医療保険や生命保険がテレビで頻繁に宣伝している。月々の掛金が2000円から4000円と安い。当然、補償金額も多額でない。多くても200万円ぐらいである。それでも宣伝に騙されて保険に入るシニアが多い。
お金が人生の保険だからか。
老人たちは朝、自宅を出て公園に向かう。公園のベンチに陣取った老人たちがあちらこちらに見る。ある老人のグループ(女性が多い)は、いつものゲートボール試合をしている。老人の男性たちは、グループでいるよりも一人ベンチで公園の風景を眺めている。
人生の終焉を待つだけの老人たちの目には、如何にして残りの人生を楽しむかという命題だけが残っている!66歳の私も今 "After Retirement Life"を考えている。今の仕事がなくなったら、どうしようか。仕事と筋トレが大きな生活のリズムを作っている。
67歳はまだ若い。75歳を過ぎたときに「まだ若い」と感じられる体がほしい。筋トレはそのためにやっている。自由に自分の体を動かすためである。年齢とともに身体は衰えて行く。健康寿命を出来るだけ伸ばすには年齢とともに失われていく筋肉を維持、強化するしか無い。
後は、好奇心を持って刺激ある生活を作っていくしか無いと感じている。何故か、好奇心は年齢とともに失われていく感じがする。
横浜駅相鉄線到着階段を通勤で降りていく時、数人の若い男女がスマホを見ながら階段を降りているのを見かける。スマホを見ながら階段を降りている若い女性の後ろを降りる私は、憤りを感じていた。朝の通勤時間帯だ。誰もが早く改札口を出たい。階段も早く降りたい。そういった気持ちでいる時にスマホ歩きの人が前にいると朝から憤りを感じてしまう。
2006年に起業したときのビジネスモデルは2019年の時点で需要が薄れて新しいビジネスモデルに転換しなければならない状態になった。同じビジネスモデルで10年間維持できたのは幸運であったとしか言いようがない。新しいビジネスモデルがやっと目を出し始めてお金を稼ぎ始めている。毎月、売上は増えているのであと1年頑張れば、経営は安定する事を期待している。
政府と各都道府県では新規ビジネスを応援する起業セミナーを若者、主婦、シニア向けに無料で開催している。日本の企業数が年々減少していっているからだ。倒産や廃業の数が新規に生まれる法人の数よりも多い。法人数が少なくなると税収入が減る。それを政府は危惧している。
政府はベンチャー企業や中小企業を支援しないと自らの懐も寂しくなるという状況がある。暇な時間で悩んでいるシニアは時間を有効に使うことを考え、実行すべきである。シニア起業はその目的にあっている。
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