若い人たちは、自分たちがいずれ老人になると言うことを強く意識していない。私を含めて老いてくるとそれを意識し始める。多分、誰もがそうだろう。今、私が直面していることは、今の若者たちがいずれ直面することである。

老いは誰にでも訪れる。20歳代、30歳代の息子たち世代の若者は会社を卒業して社会に自分の居場所を失った65歳過ぎのシニアの生活を知らない。若いうちに60歳過ぎのシニアがどのような問題に直面するかを認識して対応策を考えるべきである。

65歳を過ぎると人生は下り坂。イノベーションで社会の仕組みがどんどん進んでいく。キャッシュレス決済が当たり前と思っている若者の世界にシニアは入っていけない。クレジットカードの使い方でもインターネットで使用明細情報を見ることになる。パソコンやスマホの使い方に熟していないとウエブ明細書なんて見れない。

時代に付いて行く事ができないシニアが増えている。そんな事実を若者たちは気にもしない。老人の世界に住んでいないからだ。でも、いづれ誰もが老人に成っていく。

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